トラックは車検に通していないと、公道を走ることができません。トラックの車検には「継続車検」と「予備検査」の2種類があります。多くの方が経験する車検は継続車検ですが、それでは、予備車検とはどういったものなのでしょうか。
予備検査とは
車検がきれてナンバープレートがない状態で、車検を受けることを「予備検査」といいます。予備検査は、一般的に車検場で受ける検査と似ている。ナンバー返却を行った自動車を再度ナンバーを付けて使用するために、予備検査を受ける必要があります。
ただ、通常の車検と異なるのは、検査に合格しても車検証は交付されず、かわりに「自動車予備検査証」が交付されます。「予備検査付き」「予備検査渡し」の車を手に入れるということは、“購入後に面倒な車検を受けることがなく、登録後は車検が1年間ついた状態になる”ということです。
車検の予備検査を受けるメリットは、車検を円滑に進めることができるメリットがあります。車検前に予備検査を受けておくことで「車検の検査時に不具合が見つかり再度検査を受け直す」といった不足事態を未然に防ぐことができ、時間と手間を節約するメリットがあります。
また、個人で車をネットオークションや譲渡する際に、あらかじめ予備検査証を取得しておくことで、「車検を通せる車」と認知され、譲渡後のトラブル回避に繋がります。
上記手続きを行うことで、ナンバーが無かった自動車を再び使用することが可能となります。車検切れの自動車を譲り受ける場合は「予備検査付き」もしくは「予備検査渡し」と記載されている自動車を選ぶことがポイントです。