トラック・運送・トラックドライバー情報

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ウイング車の運転に必要な免許を解説!

更新日:2023/10/25

ウイング車は幅広い車型を取り扱っており、さまざまな商品の運搬が可能です。

ウイング車を運転するためには特別な免許は必要なのでしょうか?今回はウイング車の運転に必要な免許について解説します。

 

 

ウイング車の種類

 

ウイング車は両側面のパネルが上下に大きく開閉する構造のトラックです。

小型・中型・大型があり、開閉したときの形状が独特ではありますが、走行しているときは通常のトラックと同様です。ウイングパネルが軽量なアルミ素材でできているものや幌で覆われたもの、冷蔵・冷凍機能を備えたものがあります。

小型のウイング車は手動で開閉する場合もありますが、大半は電動モーターなどで簡単にウイングを開閉できます。

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トラックサイズ大きさに応じた運転免許

トラックドライバーの求人を見ると、トラックのサイズや形状に応じて必要な免許があります。

運転免許は平成19年6月までは2種類だけでしたが現在は4種類。ウイング車は特別な免許が必要ではなく、トラックの大きさに応じた免許を取得すれば運転できます。

 

他のトラックと異なる点

 

ウイング車は両サイドのパネルが上下に開閉し、後方の扉を開ければ三方向から荷物の積み下ろしができるところ。

両サイドのパネルがアルミでできているウイング車や幌を用いたウイング車は車体が軽量化されており、同じ大きさのトラックよりも多くの荷物を積めます。作業効率もよく雨や風などの悪天候にも強いウイング車は、長距離輸送のコスト削減といったメリットもあるトラックなのです。

 

免許別の運転できる条件

普通免許だけでなく、準中型免許や中型免許、大型免許も取得時期で運転できる車両の範囲が異なります。

平成19年6月1日までに取得した各免許の運転区分

 

・普通免許

車両総重量 8トン未満

最大積載量 5トン未満

乗車定員 10人以下

 

・大型免許(大型自動車)

車両総重量 8トン〜11トン未満

最大積載量 5トン〜6.5トン未満

乗車定員 11人〜29人以下

 

・大型免許(特定大型自動車)

車両総重量 11トン以上

最大積載量 6.5トン以上

乗車定員 30人以上

平成19年6月2日から平成29年3月11日に取得した各免許の運転区分

 

・普通免許

車両総重量 5トン未満

最大積載量 3トン未満

乗車定員 10人以下

 

・中型免許

車両総重量 5トン〜11トン未満

最大積載量 3トン〜6.5トン未満

乗車定員 11人〜29人以下

 

・大型免許

車両総重量 11トン以上

最大積載量 6.5トン以上

乗車定員 30人以上

平成29年3月12日以降に取得した各免許の運転区分

 

・普通免許

車両総重量 3.5トン未満

最大積載量 2トン未満

乗車定員 10人以下

 

・準中型免許

車両総重量 3.5トン〜7.5トン未満

最大積載量 4.5トン未満

乗車定員 10人以下

 

・中型免許

車両総重量 7.5トン~11トン未満

最大積載量 6.5トン未満

乗車定員 29人以下

 

・大型免許

車両総重量 11トン以上

最大積載量 6.5トン以上

乗車定員 30人以上

 

まとめ

このように準中型免許や中型免許、大型免許を取得することで、普通免許では運転できない大きな規格のトラックが運転できます。

ただ、規格が大きくなるほど操作は難しく、技術や運転経験が必要になると言われています。今回の内容を基にして、ウイング車を運転してはいかがでしょうか?