多くのトラックの中でも小型で取り回しが利いて、さまざまな用途に利用されている2トントラック。
さまざまな形状がありますが、箱がない2トントラックは『平ボディ』と呼ばれて荷物運送に活躍しています。荷台部分の高さがないので搬入しやすく、高さ制限のある場所では平ボディでないといけない場合もあると思います。
免許でも『準中型免許』で運転できるので、運転できるドライバーの幅が広がるのも特徴。今回は、2トントラック平ボディの特徴や価格などを解説します。
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138万円
税込 1,518,000円 -
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税込 1,958,000円 -
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目次
2トントラック平ボディは箱がない
『平ボディ』タイプのトラックは、フラットな荷台と荷台周りのアオリで構成されています。トラックで最もベーシックタイプのボディ形状で、小型トラックから大型トラックまでさまざまな大きさがラインナップされています。積載する荷物の形状に左右されない、荷物の種類に影響されにくいなどさまざまな業務で活躍しています。
2トントラック平ボディのメリット
積荷の形状に左右されにくい
荷物の積み下ろしがスムーズになる
高さ制限のある現場に入りやすい
2トントラック平ボディのデメリット
雨天時に荷物が濡れたり汚れたりする
積荷を囲えないので荷崩れの恐れがある
防犯性が低い
積荷の形状に関わらず積載しやすい
平ボディタイプのトラックは積荷の形状に関わらず積載しやすいのもメリット。トラックの定番形状で、荷上げや荷降ろしがスムーズに行えます。小さな荷物や荷台から少しはみ出す大きな積荷でも積載できて業務の幅が広がります。フラットな荷台かつ屋根がないので、クレーンやフォークリフトを使って荷物が積み下ろしできます。他のボディ形状でも対応できますが、屋根がないので幅広い手段で積み下ろしできるので現場に影響されません。
高さ制限がある現場に入れる『低床』『超低床』タイプのトラックもラインナップされていて、用途に合わせて選びやすくなります。
雨天時の積荷の濡れや汚れに注意
フラットな荷台が使いやすい反面、屋根がないので積荷が濡れたり汚れたりしやすいことがデメリット。
天候が悪いと予測される場合は防水シートをかけて対処する必要があります。箱車なら突発的な雨も心配いりませんが、平ボディは防水シートをかける必要があります。
箱車なら荷崩れしないようラッシングベルトで荷物を縛りやすいのですが、平ボディは荷崩れしないように十分注意しましょう。また、箱車のように施錠できないのもデメリット。常に積荷が露出している状態なので、防犯性は低いです。
2トントラック平ボディの利用シーン
2トントラックは4ナンバー車の規格内に収まるサイズなので、街中での取り回しに優れていることもポイント。
建設資材の運搬や家電の搬送などの、近距離配送がメインです。建設資材などは長尺物を運ぶことが多いので、箱で囲われていない平ボディが利用しやすく小型でも幅広い業務で活躍しています。
平ボディの種類は2トン・4トン・増トン・10トン
平ボディは複数のサイズや積載量があります。
目安となる平ボディトラックのサイズや積載量
種類 | 全長 | 全幅 | 全高 | 最大積載量 |
2トン車 | 4,700mm | 1,700mm | 2,200mm | 2トン未満 |
4トン車 | 6,200mm | 2,130mm | 2,200mm | 4トン未満 |
増トン車 | 9,440mm | 2,290mm | 2,485mm | 6トン・8トンv |
10トン車 | 11,900mm | 2,300mm | 2,860mm | 11トン以上 |
2トン車のサイズや特徴
2トン車の荷台サイズは以下のとおりです。
種類 | 荷台長 | 荷台幅 | 荷台高 |
2トン車 | 3,120mm | 1,620mm | 380mm |
2トンロング車 | 4,300mm | 2,050mm | 380mm |
2トン車といっても標準ボディだけではなく、2トンロングと呼ばれるサイズもあります。同じ2トン平ボディのトラックでもメーカーや車種によって荷台サイズが異なります。
目安は標準ボディで約3.1m・2トンロング車は約4.3mほどの荷台長。車幅を左右する標準ボディだけではなく、ワイドボディも設定されています。2トンロング車はワイドボディになるため荷台幅も広くなります。
2トン平ボディは建設資材などの運搬に使われるので、頻繁に運ぶ資材の長さによって荷台サイズを検討できます。
4トン車のサイズや特徴
4トン車もメーカーによってサイズが異なりますが、目安の荷台寸法は以下のとおりです。
種類 | 荷台長 | 荷台幅 | 荷台高 |
4トン標準車 | 6,200mm | 2,120mm | 400mm |
増トン車 | 7,200mm | 2,170mm | 400mm |
4トン車は小型トラックよりも荷台寸法が大きくなるので、大型の積荷も積載しやすくなります。工業用の機械や大きな荷物の引越しにも多く利用されています。
4トン車は寝台をオプションで装備できますが、その分荷台が標準より小さくなります。近距離配送であれば寝台無しで荷台サイズを最大限大きくすることも多いです。
事業内容によって中距離から長距離の配送も考えられるため、寝台があるタイプがオススメです。
10トン車のサイズや特徴
10トン車の荷台サイズは以下のとおりです。
種類 | 荷台長 | 荷台幅 | 荷台高 |
10トン車 | 9,670mm | 2,490mm | 267mm |
10トン車は荷台サイズが大きくなるので、巨大な積荷を積載できるのが特徴。長距離運送もしやすくなるので、工業用機械や重機の回送に用いられることも。
重機は箱車には積載できないので、平ボディがあればさまざまな運送に対応できるので幅広い業務に使えます。
様々な場面で対応できる平ボディあります。
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138万円
税込 1,518,000円 -
178万円
税込 1,958,000円 -
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平ボディの荷台の高さは3タイプがある
2トントラックの平ボディは、荷台の高さもタイプが設定されています。ここでは、3タイプをそれぞれ解説します。
ここでは、3タイプをそれぞれ解説します。
全低床
全低床は小型タイヤが装備されており、荷台までの高さが抑えられているのが特徴です。
低い荷台高で手降ろしを行う時に作業の負担が軽減されます。ドライバーの負担が少なくなるので、近距離配送などに活用されています。
低床
荷台までの高さは全低床よりも高くなるものの、小型タイヤが装備されているので、積み下ろし作業効率は比較的高いです。小型タイヤが装着されているので、振動吸収の面では高い床タイプよりも劣ります。
高床
3タイプの中で最も荷台までの高さがあります。地上高が高いので手での積み下ろしは作業効率が悪くなりますが、大きなタイヤが振動を吸収してくれるので長距離運送に適しています.
国内メーカーの2トン平ボディ特徴
ここからは、国内メーカーの2トン平ボディの特徴を解説します。
日野 デュトロ
大型トラックを販売していた日野は1999年から小型トラックも製造しており、デュトロを販売しています。デュトロはコネクト化されていて、データに基づいてコンディションを判定する機能が搭載されています。
先進安全装備も搭載されていて、歩行者や車との衝突を回避してくれます。夜間の歩行者にも対応していて、万が一の被害を軽減してくれます。2トントラックの平ボディもさまざまなバリエーションが展開されていて、以下の3つから選べます。
標準幅キャブ:標準長/セミロング/ロング
ワイドキャブ:セミロング/ロング/超ロング/超超ロング
ダブルキャブ:標準長/セミロング/ロング/超ロング
搭載されているパワーユニットは、ハイブリッド以外にもディーゼルエンジンがあります。ハイブリッドならモーターによるアシストで低燃費走行できます。荷台のバリエーションもあり、アルミブロックや強化木製平ボデーがラインナップされていて業務に合わせて選べます。
いすゞ エルフ
長く小型トラックの販売台数でトップ(いすゞ調べ)を誇っているのがエルフ。
遠隔モニタリング機能『いすゞPREISM』が搭載されていて、トラックが不調や故障などを自己診断して修理や整備の必要性を通知してくれます。車のコンディションはスマートフォンで簡単に見られて、車検や点検もお知らせしてくれます。
オペレーターにもつなげられるなど、安心して業務に集中できる機能が搭載されています。いすゞのエルフの平ボディも複数のバリエーションがラインナップされていて、4ナンバー小型車と1ナンバー普通車があります。
■標準キャブ
4ナンバー車:標準ボディ
1ナンバー車:セミロングボディ・ロングボディ
■ハイキャブ
1ナンバー車:標準ボディ・セミロングボディ・ロングボディ
■ワイドキャブ
1ナンバー車:標準ボディ・ロングボディ・超ロングボディ
ボディ幅だけでなく高床タイプやフラットロー、フルフラットローなど床面地上高の違いからも選べます。
三菱ふそう キャンター
三菱ふそうのキャンターは50年以上ものロングセラーの小型トラック。
稼働中のトラック情報がリアルタイムでチェックできる機能も搭載されており、運行状況をどこでも把握できます。エンジンの信頼性向上に努めているので、特定の部品は8年/18万kmまで保証してくれるプランがあります。
アクティブ・サイドガード・アシストという、車両を検知した時にお知らせしてくれる機能も搭載。 三菱ふそうの独自機能でドライバーの安全運転をサポートします。
キャンターはバリエーションが豊富になっていて、標準キャブやワイドキャブ、標準ダブルキャブやワイドダブルキャブが設定されているのも特徴です。地上高が高い高床パートタイム4WDもあるので、悪路で使う場合も安心です。
様々な場面で対応できる平ボディあります。
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138万円
税込 1,518,000円 -
178万円
税込 1,958,000円 -
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2トン平ボディの購入価格とレンタル料金
2トン平ボディのトラックは小型トラックに分類されて、車両価格も抑えられるのが特徴です。
新車価格は200万円~
新車価格は200万円~400万円前後で、グレードや装備によって多少の上下があります。 中古を購入する場合でも90万円~300万円と大差はありません。
未使用車のような登録だけで使用されていない車両は、費用を抑えて購入できます。ボディ形状や2WDや4WDの違いなどもあるので、業務に合わせて適した車両を選ぶと安心です。
2トン平ボディのレンタル料金は1日約1.5万円
以下に2トン平ボディのレンタル料金をまとめました。
レンタカ-会社 | 種類 | 3時間 | 6時間 | 12時間 | 24時間 |
オリックスレンタカー | 2トン | – | 9,350円 | 12,650円 | 15,400円 |
2トンロング | – | 12,650円 | 15,950円 | 19,800円 | |
日産レンタカー | 2トン | 7,370円 | 9,020円 | 12,320円 | 14,520円 |
ニッポンレンタカー | 2トンショート | 7,590円 | 9,350円 | 12,650円 | 15,400円 |
2トン | 10,450円 | 12,650円 | 15,950円 | 19,800円 |
※参照元:『オリックスレンタカー』『日産レンタカー』『ニッポンレンタカー』
上記料金のほかに免責補償制度も設定されているので、必要に応じて加入しておくと安心です。
2トントラックは準中型免許で運転できる
2トントラックを運転するには準中型免許以上が必要です。 免許取得した時期で運転できる車両が異なります。
免許区分 | 車両総重量 | 最大積載量 | 乗車定員 |
準中型免許 | 7.5トン未満 | 4.5トン未満 |
10人以下 |
準中型免許で運転できる準中型自動車は、平成29年3月11日までに取得した普通免許でも運転できます。レンタカーを利用前に運転者の免許が2トン車を運転できるのかしっかり確認しておくと安心です。
トラック購入とレンタルは状況を比較して判断
2トントラック平ボディのレンタルを検討しているなら購入も選択です。
2日間だけの業務ならレンタルで問題ありませんが、業務が長期化するならリースや購入のほうがお得になる場合も。
購入するなら資産になる
トラックを購入すれば資産になります。
業務に必要な架装にカスタマイズしたり、車両保険を自分で選択できるのもメリット。会社のロゴやマークを取り付けて、自分だけのトラックにもできます。1台のトラックを長く乗り続ける予定なら購入がおすすめです。
リースやレンタルは費用計上しやすい
短期間だけの利用はレンタル、長期間に渡ってレンタルするならリースがおすすめです。
これらはトラック運用、を経費計上する項目が分かりやすくなるのがメリット。税金や自賠責費用なども含めてリース料金が設定されているため、経費形状する項目が分かりやすくなります。
契約内容によってメンテナンスも含まれているので、リース会社の負担で車検などのメンテナンスも行えます。リースは資産にならなかったり、長期間契約では総支払額が高くなるデメリットも。
費用計上しやすい方法を選ぶならリース、総支払額を抑えるなら購入など状況判断して決めましょう。
2トントラック平ボディはさまざまなメリットデメリットがある
今回は2トントラック平ボディの特徴やサイズ、購入とレンタル料金比較などを解説しました。
平ボディは積荷の形状や大きさに左右されないというメリットがある反面、雨天時にカバーする必要や防犯性も考慮しておきましょう。
また、標準ボディだけでなくワイドキャブのように幅の違い、荷台の長さの違いもトラック選びに影響します。
発売されている2トントラックはさまざまなバリエーションがあるので、使い方に合わせて選びやすいのです。短期間であればレンタル活用も視野に入れておくと業務の幅が広がります。
2トン平ボディは幅広い業務に使える
積荷に合わせて荷台長の確認が必要
レンタルなら1日約1.5万円~
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