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トラックリースのメリットって?1日・月額あたりの利用料金もご紹介

更新日:2023/06/06
トラックリースのメリットって?1日・月額あたりの利用料金もご紹介

物流を支える要ともいえるトラック。事業を開始するにあたって、リースと購入のどちらにしようか迷う方もいるでしょう。そこでこの記事では、トラックリースのメリットやデメリット、利用料金などを解説します。

リースがおすすめな人と購入がおすすめな人をそれぞれ紹介するので、トラック選びの参考にしてくださいね。

 

トラックのリースとは

トラックのリースとは、毎月定額を払ってトラックを借りるシステムのことです。借りられるトラックの種類はアルミバンやダンプ、平ボディ、冷凍車やパッカー車など用途に応じて幅広く、サイズに関しても2t、4t、大型10tクラスと豊富にあります。

リースの種類は、ファイナンスリースとメンテナンスリース(オペレーティングリース)の2通りがあります。

ファイナンスリースはユーザーが選んだ車種をリース会社が購入し、長期のリース契約をします。契約終了後は、トラックをリース会社から購入することも可能です。

一方、メンテナンスリースは契約期間を事前に決めてその分の利用料を支払います。また、リースとよく似た意味で「レンタル」がありますが、リースは中・長期契約であるのに対し、レンタルは1日など短期間での利用が可能という違いがあります。

 

トラックリースのメリット

必要な期間だけ利用し、その間の費用を払う仕組みのトラックリースはコストパフォーマンスに優れています。主なメリットは以下の3つです。

  • 初期費用が抑えられる・メンテナンス費用が不要
  • 節税効果が期待できる
  • 必要なときすぐに利用できる

事業計画が立てやすく、経済的なトラックリースのメリットを詳しく見ていきましょう。

初期費用を抑えられてメンテナンス費用もかからない

大きな初期費用が発生せず、コストをなるべく抑えられるのはトラックリースの大きな魅力といってよいでしょう。トラックを購入するための頭金などを用意する必要がないので、その他に予算を回すこともできます。

事前の一括支払い、または月々定額のリース料金を支払っていくだけなので、予算が組みやすく大変便利です。 車検代や自動車税、自動車保険の費用なども毎月のリース料金に含まれているので、メンテナンス費用が抑えられるのもメリットといえます。

※契約内容によっては、車検代や自動車保険(自賠責・任意保険)は自己負担になることがあります。

ローンの利息を払わずに済み、節税対策にもなる

事業主側のメリットとして、トラックのリース料金は全額経費として計上できるため、節税対策になることが挙げられます。借りているトラックはリース会社の所有物なので、借りる側が固定資産税を支払う必要もありません。

「経費の計上+固定資産税+自動車税」と、かなりの節税効果が期待できます。 また、ローンを組んでいないので利息を払わずに済むのもメリットです。

必要なときすぐに利用できる

急に必要になったときすぐに利用できる手軽さも、トラックリースならではのメリットです。トラックを購入する際は必要書類が多く、何より納車に時間がかかりますが、リースであれば契約が簡単で、車両を早く引き渡してもらえます。

急な引っ越しや、事業立ち上げ後すぐに利用したい場合などはとくに重宝するでしょう。

 

トラックリースのデメリット

コスパのよいトラックリースですが、デメリットが全くないわけではありません。満足して利用するためには、あらかじめデメリットを知っておくことが大切です。 デメリットの解消法とあわせてトラックリースのウィークポイントを見ていきましょう。

期間中の解約は難しい

トラックリースのデメリットのひとつは、原則契約期間中の解約が難しいことです。万が一解約をする場合は、リース料残額を支払わなければなりません。

期間中の解約を避けるには、1ヶ月単位などの短期契約で更新する、1日レンタルをしてトラックの使い勝手を確認するなどを試すとよいでしょう。様子見の期間を設けることで、思っていたのと違うという状況を未然に防ぐことができるはずです。

メンテナンスリースの場合は契約期間が満了してもトラックを所有できない

メンテナンスリースの場合、契約期間満了まで支払いを続けても自社の所有車にならないケースもあります。所有権を自社に移したい場合、リース後に所有権が得られないのはデメリットになるでしょう。

同じメンテナンスリースであっても、契約期間満了後にトラックを購入できるかどうかはリース会社によってさまざまです。事前にリース会社のシステムを確認しましょう。

自由にカスタマイズできない

リースの場合、自分好みにカスタマイズするのはNGです。トラックはリース会社の所有物であるため、会社のロゴを入れたい場合も事前にリース会社に許可を取ってからにしましょう。カスタマイズしたい場合は、借りているトラックを購入できるシステムのリース会社を選ぶことをおすすめします。

 

トラックリースの料金

需要の多い2t、4tトラックを中心に、トラックリースの月額・1日あたりのリース料金のおおよその相場を紹介します。トラックの種類とそれぞれの料金体系を一覧にしました。

月額と1日、各料金体系の特徴やお得になるリース方法などもあわせてお伝えします。トラックリースの料金相場と仕組みを把握しましょう。

※リース料金は会社・利用期間等で変動があります。

トラック(2t、4t等)の種類と月額リース料金相場

基本的にトラックは、積載量が多くなるほどリース料金が高くなります。冷凍バンなど特殊機能のある車両も同様に、料金設定は高めです。

【参考】各種トラックの月額リース料金

アルミバン小型(2t) 約15万円
ダンプ中型(4t) 約15万円
ダンプ大型(9t) 約35万円
冷凍バン小型(2t) 約20万円

トラック(2t、4t等)の種類と1日あたりのリース料金相場

トラックリースの場合、1日単位のリースは月額より料金が割高となります。どのタイプのトラックも、一週間以上借りる場合は月額でリースしたほうが料金を安く抑えられるでしょう。

【参考】 各種トラック1日あたりのリース料金

アルミバン小型(2t) 約2万円
ダンプ中型(4t) 約3万5千円
ダンプ大型(9t) 約6万円
冷凍バン小型(2t) 約3万5千円

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トラックリースの契約の流れ

トラックリースは以下の4ステップで車両を引き渡してもらえます。

  1. お申込み
  2. ご契約(必要書類:印鑑、免許証)
  3. リース代金のご入金
  4. 車両ご返却

申し込みは、問合せフォームや電話などから行います。詳細を確認後、印鑑と免許証を提示して契約手続きを済ませ、予定期間分のリース料金を入金しましょう。

あとは、期日までに燃料を満タンにして車両を返却すればOKです。なお、返却の際はカーナビの登録履歴などは消去し、返却時間に遅れないように気をつけましょう。

 

トラックリースとレンタルはどっちがお得?

実際にトラックをレンタルするのか、それともリースで利用するのかを判断する方法をシーン別に紹介します。

長期間使用するのであればリースが断然お得

もし長期間の利用をする場合は、リースが断然お得です。概ね、1週間以上レンタルするとリース1ヶ月分の費用がかかります。目安として、1週間を基準としてそれ以上利用する場合はリースにより借り入れることをおすすめします。

ショット的にトラックを確保する場合はレンタルがおすすめ

1日などの短期間にトラックを借りたい場合は、レンタルの方が断然お得です。また、リースの場合は基本的に1年や3年の長期的な契約を結ばなければならないことを考えると、ショット的にトラックを確保したい場合はレンタルがおすすめです。

最終的に所有したい場合はリースがおすすめ

トラックをリース契約によって借り入れて、その後最終的に自社で保有したい場合はリースの方がおすすめです。契約期間を満了した後に、買い取るかリース継続するのかを選択できる契約があり、業務で利用して気に入った車両であればそのまま購入できるというメリットもあります。

 

トラックリースと中古トラック購入はどっちがお得?

トラックリースと中古トラック、どちらがお得になるのかは人それぞれです。利用期間や走行距離などの観点から、トラックリースがおすすめな人、購入がおすすめな人を紹介します。

利用期間が決まっている方、初期費用を抑えたい方はリースがお得

一時的に利用したいなど、利用期間が決まっている方はトラックリースがおすすめです。初期費用が抑えられて、節税にもなるなどトラックリースのメリットを最大限に実感できるでしょう。

万が一トラックが故障した場合もリース会社の負担で修理できるため、なるべく金銭面の負担が少なくトラックを借りたい方に最適です。

同じトラックを長期間利用するなら購入がおすすめ

トラックを長期間利用する場合は、購入したほうがお得になるケースがあります。維持費がかかる、管理に手間と時間を取られるなどのデメリットはありますが、トラックが所有物になるのはメリットです。

不要になったら売却でき、好きなようにカスタマイズすることも可能です。ローンを組まずに購入できる場合は、購入も視野に検討するとよいでしょう。

 

トラックリースに関することはステアリンクへ

トラックは2t、4tなど種類がたくさんあり車両価格も高額なだけに、リースか購入かはそのときの状況に応じて柔軟に検討することが大切です。

どちらにしようか迷ったら、まずは一度リースしてトラックの使い勝手を確認してみましょう。乗っているうちに次第に方向性が定まってくるはずです。

ステアリンクはトラック専門店ならではの充実のラインナップで、白ナンバーから緑ナンバーまで幅広いお客様のご要望にお応えします。 トラックをお探しの方は、1日から借りられるステアリングにぜひご相談ください。

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