トラックは、乗用車と比べてみると耐久性が高い造りになっています。しかし、耐久性が高いと言っても、いずれ寿命はやってきます。酷使してしまうと、寿命を迎える前に故障してしまう可能性もないとは言い切れません。
仕事で使用するものなので、故障すると困ってしまうケースも多いです。そのため、トラックが故障してしまう原因や対策をあらかじめ把握しておく必要があります。では、どのような原因で故障してしまうのか、どのような対策があるのか、解説していきましょう。
目次
トラックに多い故障とその原因
まずは、トラックに多い故障とその原因から解説していきます。
クラッチの故障
トラックは、オートマチック車よりもミッション車の方が主流となっています。特に大型トラックの場合は、ほとんどがミッションです。ミッションは、クラッチがついていて、摩耗したり、破損したりするというケースが多く見られます。
クラッチはペダルなので、使い続けることですり減ってしまいます。そのため、乗っている期間が長くなればなるほど故障してしまう可能性が高まるのです。半クラッチを多用すると摩耗しやすくなってしまいますが、半クラッチをしない強引な運転をしてしまうと破損のリスクが高まってしまうので、乗り方に気を付けなければいけません。
クラッチが完全に故障してしまう前に、異音が出るようになったり、踏んだ時に違和感を覚えたりすることが多いです。そのような前兆に気が付き、早めに対処することが重要なポイントになります。
エンジンの故障
長距離走行することが多いトラックは、エンジンが故障してしまうケースも少なくありません。エンジンが故障してしまうのは整備不良が原因だと思われがちですが、日ごろのメンテナンスの仕方によって故障しやすくなってしまいます。
バッテリーや燃料ポンプ、オルタネーターなどの故障が原因となってエンジントラブルに発展する場合もあります。これらはエンジン自体が壊れているわけではありませんが、無理して使い続けるとエンジンに負担をかけることになり、結果的に重大な故障につながってしまうのです。
運転している中で異音がするようになった、パワーが下がったというような不具合を感じた場合は、早めに点検するようにしましょう。早めに点検をすることで軽微な修理だけで済む可能性が高いです。
オーバーヒート
オーバーヒートは、冷却水の漏れが原因で引き起こされます。冷却水は、パッキンやバルブが劣化してしまうと浸み出しやすくなり、どんどん減ってしまいます。冷却水が全くない状態になってしまった場合はもちろんですが、基準となる量より少ない場合もオーバーヒートのリスクが高まってしまうので注意が必要です。
オーバーヒートを防ぐためには、冷却水を小まめにチェックするようにしましょう。また、停車している最中に車の下を見て、異常な量が漏れていないか確認することも大切です。
パワーゲートの故障
パワーゲートは、ボタン1つで昇降できるシステムのことです。パワーゲートは、極東開発工業の表彰名でテールゲートリフターやテールゲート昇降装置という呼び名が一般的です。しかし、パワーゲートという呼び名が業界で広く認知されているため、パワーゲートと呼ぶことが多くなっています。
パワーゲートが故障してしまうと、昇降しなくなってしまったり、勝手に降下するようになったりします。また、作業の途中で止まってしまうこともあるので注意が必要です。オイル漏れや電源スイッチの不具合、配線の断線、油圧モーターのブラシの摩耗といった原因が考えられます。
正常に作動しなくなった場合は、整備工場やディーラーの点検や整備を受けてください。
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故障しにくい乗り方を知っておこう
トラックで無理な運転をすると故障する可能性が高まってしまいます。そのため、故障しにくい乗り方を知っておく必要があります。
暖機運転をする
車内の各部品に負担をかけないようするためには、暖機運転が効果的です。エンジンをかけた直後の発信してしまうと、部品が温まっていないので負担が大きくなってしまいます。暖機運転をしてから発信するだけで、部品への負担を軽減できるので、意識してみてください。
クラッチは丁寧につなぐ
クラッチは丁寧につなぐことも、故障を防ぐために押さえておくべきポイントです。クラッチは前述したように消耗品の1つです。しかし、丁寧につなぐことを意識した運転をすると、劣化のスピードが抑えられます。
無理にクラッチをつながないようにする、半クラッチを多用しないようにするといった点を意識した運転を心がけてみてください。1速発進にこだわったり、シフトダウンのエンジンブレーキを使わないようにしたりするとクラッチは長持ちしやすくなります。
故障して修理費が高い場合は中古トラックへの乗り換えも
トラックが故障してしまうと修理費用がかなり高くなってしまうケースが多いです。そのため、できるだけ故障しないような対策を講じる必要があります。それでも故障してしまった場合は、修理だけではなく中古トラックへの乗り換えも検討してみるのも1つの手段です。
中古トックに関して気になる点がある場合は、お気軽にステアリンクまでご相談ください。