トラック・運送・トラックドライバー情報

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トラックを整備する基本的な工具

更新日:2023/05/24

トラックを整備する場合、さまざまな工具が必要です。今回はトラックを整備するのに必要な工具をご紹介します。

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ドライバー

ドライバーはとてもポピュラーな工具のひとつで、どこのご家庭でも1セットは持っていることが多いでしょう。トラックの整備にもドライバー類は必要不可欠で、ネジの取り付けなどに使用します。

ドライバーには「+」の形をしているプラスドライバーと、「-」の形をしているマイナスドライバーの2種類があり、先端の大きさによって番号が付けられています。

マイナスドライバーの場合は少々大きさの違うものでも使用できますが、プラスドライバーはネジの形状に合った大きさのものを選ばないとネジ山を潰してしまうこともありますので注意しましょう。

また、安物のドライバーは先端が変形しやすいので、高くてもよいものを選ぶようにしてください。

ソケットレンチ

ソケットレンチは六角ボルトや六角穴付きボルトを緩めたり締めたりするための工具です。駆動させるハンドル部分と、ボルトをはめるソケット部分で構成されていて、ソケットはボルトに合わせて取り換えます。

レンチやスパナと違って、ソケットをボルトにかぶせて回すため、ボルトが変形するといったトラブルも少なく、さまざまなアタッチメントを使うことで、狭い場所でも作業しやすいというメリットがソケットレンチにはあります。

トルクレンチ

ソケットレンチと構造が似ていますが、トルクレンチは決められた値の力でボルトやナットを締め付けるときに使用します。取り付け箇所によっては、あまり強く締めすぎないほうがよい場所もあり、トルクレンチを使うことで締めすぎを防止したり、複数のナットを一定のトルクで締めたりしたいときなどに便利な工具です。

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スパナ

スパナは六角ボルトを締めたり緩めたりするための工具で、先端が開放されており、横方向からレンチを挿入することができます。六角ボルトの2箇所のみに力を加えるため、ボルトを傷めやすいというデメリットがあり、主に仮締め用として使用されることが多い工具です。

スパナの仲間で「メガネレンチ」という工具もあり、ハンドルの両端に、ボルトをはめることができる内側がギザギザの丸い穴があります。六角ボルトへ均等に力をかけることができるため、ボルトの先端の傷みが少ないという特徴があります。

タイヤレバー

主にタイヤの交換に使用する工具で、トラックなどの大型タイヤには、長さが1mを超える大型のタイヤレバーを使用します。先端が平たくなっており、へらのような形をしているのが特徴で、ホイールからタイヤを取り外したり、取り付けたりする際にタイヤとホイールの隙間に差し込んで使用します。

ジャッキ

ジャッキは車体を持ち上げることができる工具で、タイヤの交換などの際に一時的に車体を浮かしておくことができます。大型車用のジャッキは油圧式のタイプが多く、地面と車体の間に取り付けて、ハンドルを上下させることで持ち上げる構造になっています。

エンジンスタンド

エンジンスタンドはエンジンを取り外した際に、エンジンを固定するスタンドのことです。エンジンはそのまま地面に置いてしまうと重みで破損してしまうことがあり、エンジンのメンテナンスはスタンドに取り付けて行います。特にトラックなどの大型車のエンジンは重いので、数トンまで吊り上げることができる大型のエンジンスタンドを使用するようにしてください。

トラックの整備をする場合、最低でも上記の工具は準備しましょう。またメンテナンス箇所によってはこれら以外にも特殊な工具が必要になりますので、整備内容に応じて適切な工具を準備してください。

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