トラック・運送・トラックドライバー情報

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トラック運転手ができる環境に対する取り組み

更新日:2023/05/25

地球の大気汚染の大きな原因のひとつに、自動車やトラックから出る排気ガスがあります。トラックを運転する以上、排気ガスをゼロにすることは難しいですが、ドライバーや事業者の取り組み次第では、排出されるガスを減らすことは可能です。今回はトラック運転手ができる環境に対する取り組みについてご紹介いたします。

大気汚染を防ぐトラックの運転方法

無駄なガソリンの消費を抑えて運転することが、大気汚染を減少させる方法です。以下にその具体的な方法を明記します。

  • 急発進、急加速、急ブレーキを控える
  • 信号待ちや短時間の荷物の積み下ろしの際はアイドリングストップをする
  • 過積載をしない
  • 車間距離に余裕を持つ
  • エアコンを使いすぎない
  • スピードは出しすぎず、一定の速度を保つ
  • タイヤの空気圧を適正にする(空気圧が低いと燃費が悪くなる)
  • オイル交換など、定期的な整備をしっかりと行う

これらを実施することで大気汚染を減らすだけでなく、燃費を向上させる効果もありますので、ぜひやってみてください。

騒音を出さないトラックの運転方法

大型車はエンジン音や通過音が大きく、住宅地では騒音として問題になることもあります。ドライバーの取り組み次第では騒音を少なくすることができますので、以下の対策を実施してみましょう。

  • 回転数を上げすぎない
  • 空ぶかしをしない
  • 駐停車時はエンジンを切る
  • 住宅街の通行はできるだけ避けたり、ゆっくり通過したりする(特に夜間)

トラックの騒音で最も気になるのはエンジン音で、特に大型車は回転数を上げると騒音もひどくなります。ギアの変速はできるだけ早く行い、低速ギアで引っぱったりしないように注意しましょう。上記でも書きましたが、住宅街が近い場所を通行する際は、できるだけゆっくり運転し、駐停車する際は必ずエンジンを切るように心がけてください。

環境にやさしいトラックの選び方

乗用車においてはすっかり定着したエコカー。エコカーとしては電気自動車やハイブリッド車などが挙げられますが、燃費性能を向上させ、排出ガスを抑えた車も環境に配慮されていることから、エコカー同様に自動車重量税や自動車所得税が減税になるなど優遇措置がとられています。

最近ではトラックも環境に配慮された車種が多く登場し、2~4トン車では電池とモーターを搭載したハイブリッド式トラックが注目されています。また、排気ガスを低減する低公害トラックも登場しているため、環境に配慮するトラックを選ぶ場合はハイブリッド式トラックや低公害トラックを選ぶとよいでしょう。

これらのトラックを選ぶことで、大気汚染を防止できるだけでなく、自動車所得税や、車検時の重量税の免税といった恩恵を受けることができます。

トラックのエコカーは価格も高めになっていますが、自治体によっては助成金制度がある場合もありますので、上手に利用してください。

トラックを運転される方は地球環境にも目を向ける必要があります。エコ運転や騒音に配慮した運転は今日からでも行えますので、ぜひ実施するようにしてください。

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