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トラックのエアコンが効かなくなった!その原因や対処法とは?

更新日:2023/06/05

中古トラックに限らず、使っているうちにエアコンの効きが悪くなってしまうケースは珍しくありません。エアコンが効かなくなってしまうと、快適な車内空間を維持することが難しくなってしまうため、何とかしたいと考えるものです。そのような場合の原因や対処法について、今回は解説していきます。

 

【冷房編】トラックのエアコンが効かなくなってしまう原因

まずは、冷房が効かなくなってしまった場合の原因から解説していきます。

エアコンガスが漏れたり、少なくなったりしている

1つ目に原因は、エアコンガスが漏れたり、少なくなったりしているという点です。コンプレッサーの内部にはエアコンガスが入っているのですが、少なくなってしまうと冷房が効かなくなってしまいます。空気を冷やすための触媒が少なくなっている状態なので、冷やせなくなってしまうのです。

エアコンガスの量は、コンプレッサーのサイトグラスから確認できます。エアコンを動かした状態でサイトグラスを除いてみると、液体の流れや気泡の有無をチェックできます。それによって、エアコンガスの残量を把握できるので、エアコンの効きが悪いと感じたら確認してみてください。

エアコンガスが少なくなっているだけなら数千円ほどで補充できます。ガス漏れなどのトラブルが起こっている場合は、2万円ほどの出費があると考えておく必要があります。出費を抑えるためにはこまめな点検が必要です。

コンプレッサーがきちんと動いていない

2つ目の原因は、コンプレッサーがきちんと動いていないという点です。エアコンを入れてもコンプレッサーが動いているような音がしない場合は、コンプレッサーの故障が原因で冷房が効かなくなっている可能性が高いです。コンプレッサーの交換が必要になります。

コンプレッサーは高額な部品なので、数万円ほどの修理費がかかってしまうこともあります。コンプレッサーが作動していないと分かったら、早めに修理を依頼してください。

 

【暖房編】トラックのエアコンが効かなくなってしまう原因

続いては、暖房が効かくなる原因について解説します。

冷却水の残量が少ない

1つ目の原因は、冷却水が少ないという点です。トラックを含む自動車の暖房は、エンジンを冷やすための冷却水の熱を使い、空気を温めるという仕組みになっています。つまり、冷却水が少ない状態だと暖房が効きにくい状態になってしまうのです。

冷却水を補充するのは、ガソリンスタンドでも対応してもらえます。調子が悪いと感じたら給油する時に冷却水の点検をお願いするのがおすすめです。補充にかかる費用は、数千円ほどです。

サーモスタットが正常に動いていない

2つ目の原因は、サーモスタットが正常に動いていないという点です。サーモスタットは、温度を自動的に調整するための装置です。この装置が正常に動いていないと暖房の調子が悪くなってしまいます。

サーモスタットは、ある一定の温度まで上がると熱源のスイッチを切り、温度が下がるとスイッチを入れるという仕組みになっています。そのため、この装置が壊れてしまうと暖房が全然効かない、聞きすぎてしまうといった状態になるのです。

サーモスタットの修理は1万円ほどでできます。故障が疑われる場合は、プロに相談してみてください。

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エアコンが効かなくなってしまった時の対処法

最後に、エアコンが効かなくなってしまった時の対処法について解説していきます。

エアコンガスが漏れたり、少なくなったりしている時

エアコンガスが漏れたり、少なくなったりしている時は、ガソリンスタンドで応急処置してもらえます。ガソリンスタンドでは、古くなったガスを抜いてから新しいガスを補充してもらえるため、長距離輸送をしている最中などで整備工場に行くのが難しい場合に頼ってみてください。

冷却水が不足している時

冷却水が不足している時は、エアコンガスと同様にガソリンスタンドで対応してもらえます。給油の時に冷却水の点検を無料でしてもらえるため、相談してみてください。その時に冷却水の残量が少なくなっていたら補充してもらうと安心です。

サーモスタットが故障していると考えられる時

サーモスタットが故障していると考えられる時は、オーバーヒートなど大きなトラブルにつながってしまう可能性が高いです。そのため、早めに整備工場に連絡して修理してもらう必要があります。

コンプレッサーもしくはファンモーターの不具合が考えられる時

コンプレッサーもしくはファンモーターの不具合が考えられる時は、修理工場で点検してもらう必要があります。コンプレッサーやファンモーターは、故障を判別しにくい部分なので、プロに点検してもらい、故障している部分を的確に修理してもらうのがおすすめです。

エアコンフィルターが汚れている時

エアコンフィルターが汚れていてエアコンが効きにくい状態になっている時は、交換する必要があります。トラックの場合は、1年に1回エアコンフィルターを交換することが推奨されています。自分でも交換できるので、ディーラーなどからエアコンフィルターを購入し、交換してみてください。

 

トラックのエアコンにトラブルが生じたらプロに相談しよう

トラックのエアコンが効かなくなってしまった場合は、原因を探らなければいけません。原因によっては、自分自身で何とかできる場合もありますが、整備工場などに持ち込んで修理しなければいけない場合もあります。

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