業務用のトラックには様々な種類があり、そのひとつが平ボディです。 一般的にイメージする、屋根のない荷台タイプのトラックを平ボディと呼びます。
この記事では、平ボディとはそもそもどんなトラックなのか、特徴や種類、メリット・デメリットや運転する際の注意点を解説します。 平ボディトラックの新車・中古車価格も紹介するので参考にしてください。
目次
トラックの平ボディとは
平ボディは荷台部分が平らになっており、「あおり」と呼ばれる落下防止柵で囲まれています。 左右と後方すべてのあおりを開くことができるため、荷物の積み下ろしがしやすいのが特徴です。
種類は主に2トンの小型、4トンの中型、10トンの大型の3つで、荷物の大きさや運送する距離によって使い分けます。
形状には、高床・低床・全低床タイプがあり、あおりの素材も鉄製やアルミ、木製などの種類があります。
平ボディトラックの特徴と種類
平ボディトラックはサイズだけなく形状やあおりの素材もいくつか種類があります。 それぞれ詳しく見ていきましょう。
平ボディトラックの形状
平ボディトラックの形状には、高床・低床・全低床タイプがあります。
- 高床:前後タイヤが大きく荷台の高さが高い
- 低床:後輪タイヤが小さく荷台が低い全低床
- 全低床:前輪と後輪の大きさが同じでタイヤが小さい
高床は前後のタイヤが大きく荷台が高いため、振動が少なく安定しています。 低床は後輪タイヤが小さいため荷台が低く、荷物の積み下ろしが簡単で背の高い荷物も運べます。 全低床は高床と低床の中間で、低床よりも走行が安定しているのが特徴です。
あおりの素材
あおりの素材には以下の4つがあります。
- 鋼製
- アルミ製
- ステンレス製
- 木製
鋼製は頑丈なため鉄製品のような硬くて重いものを運ぶのに向いていますが、錆びやすいというデメリットがあります。アルミ製は非常に軽く開閉がしやすいメリットがありますが、衝撃には多少弱いという特徴があります。ステンレス製はアルミに似ていますが、より錆びにくいメリットがあります。木製のあおりは柔軟性があり荷物を傷つけない・滑りにくい等のメリットがありますが、近年あまり見かけなくなりました。
平ボディトラックのサイズ
平ボディトラックには大きく分けて小型・中型・大型の3サイズがあります。 どのくらいの荷物を運ぶかで購入する平ボディトラックのサイズも変わります。
- 小型:荷台長3,100mm前後・荷台幅1,800mm前後・荷台高380mm前後
- 中型:荷台長4,000〜6,000前後・荷台幅2,000mm前後・荷台高400mm前後
- 大型:荷台長9,000mm前後・荷台幅2,400mm前後・荷台高500mm前後
それぞれの特徴を見ていきましょう。
2t(小型)トラック
2t(小型)は近距離の運搬がメインで、小さな荷物や家電等の配送に利用されます。 小型トラックの特徴は小回りの良さによる利便性でしょう。
4t(中型)トラック
4t(中型)は標準ボディやロングボディ、ショートボディなどニーズによってサイズが細分化されています。 大型よりは小さいですが、長距離運送も可能で家具や大型の家電製品など大きな荷物を運送できます。
10t(大型)トラック
10t(大型)は中〜長距離の家具や大型家電の運送業務で活躍しています。 それ以外にも工業用機械などの大きな荷物も運べます。
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平ボディトラックのメリット・デメリット
ここからは平ボディのメリットとデメリットをそれぞれ見ていきましょう。
平ボディトラックのメリット
平ボディトラックには以下のメリットがあります。
- 荷物の積み下ろしがしやすい
- 積載物の形状を選ばない
- 種類が豊富
- 購入価格が安い
荷物の積み下ろしがしやすい
荷台の車高が高くないので、平ボディは荷物の積み下ろしがしやすい点がメリットです。 電動リフトが装備されているものなら重い荷物でも簡単に持ち運びできます。
積載物の形状を選ばない
荷台が平らなため、多くの荷物を積むことができます。 平ボディはオープンデッキのため、積載物の形状を選ばないのもメリットです。 引っ越しや農作業の荷物、大型家電、工業用機械などの大きくて高さや重量のある荷物の運送まで幅広い積載物を運搬できます。
種類が豊富
平ボディのトラックは小回りの利く小型、家具の運搬などに適している中型、長距離に向いている大型など用途にあわせたサイズラインナップが豊富な点もメリットです。
購入価格が安い
平ボディのトラックは乗用車と比べても価格がそこまで高くない点もメリットです。 新車でも価格設定が低く、中古ならさらに安く購入できます。
平ボディトラックのデメリット
平ボディトラックには以下のようなデメリットがあります。
- 風雨や雪などの天候に弱い
- 積荷が不安定
- 盗難のリスク
風雨や雪などの天候に弱い
平ボディには屋根がないため荷物が剥き出しになり、雨や風の強い日、雪などの悪天候に弱い点がデメリットです。 風雨にさらされると、荷台に錆びが発生して劣化の原因になります。
積荷が不安定
積荷が不安定になるのも平ボディのデメリットです。 あおりよりも高く荷物を積むと走行中に荷崩れし落下する危険があります。
盗難のリスク
平ボディは屋根がないため、荷物が露出しています。 荷物の盗難のリスクが高いため、防犯対策はしっかり行いましょう。
平ボディトラックに乗る際の注意点
平ボディトラックに乗る際には以下の点に注意しましょう。
重さのバランスを考えて積載する
重い荷物と軽い荷物を同時に積む場合は、重さのバランスを考える必要があります。 バランスが悪いと荷物が崩れたり落下する恐れがあります。
荷物をしっかり固定
平ボディトラックはオープンデッキのため、積む荷物があおりよりも高くなると走行中に落下する可能性があります。 落下防止のために荷物をロープで固定するロープ掛けの技術をマスターしましょう。 シートで固定するとより一層安定性が増します。
法規制を守る
トラックの積載荷物の量は、道路交通法第57条、道路交通法施行令22条3項と4項で定められています。
- 幅は自動車の幅ではみ出し禁止
- 高さは地面から3.8m以内
- 長さは車体全長の10%以内
「制限外積載許可」を申請することで、電柱や変圧器など分割又は切断することができない長いもの、車両の幅より広いものなどを積載することができます。 トラックの荷台に人を乗車させる場合も出発地を管轄する警察署長の許可が必要です。 申請書類は各警察署の公式ホームページからダウンロードできます。
平ボディトラックの新車・中古車価格
平ボディトラックはシンプルな構造であるため、製造コストがかからず新車価格が安いのが特徴です。
新車価格
例えば日野の小型トラック「デュトロ」の新車購入価格は250~500万円です。 価格に幅があるのは架装の種類やオプションによるためです。 シンプルな平ボディのトラックであれば250万円前後で新車が購入できます。 大型トラック「プロフィア」の新車価格は1,500~2,500万円ほどです。
中古車価格
中古車の場合はいすゞの小型トラック「エルフ」で150万円前後、大型の「ギガ」は700万前後と新車より約半額で購入できる場合もあります。
中古平ボディトラックの購入はステアリンクで
平ボディトラックのどんな車両なのか、特徴やメリット・デメリットを解説しました。 平ボディトラックはフラットな荷台で屋根がなく、側面はあおりで覆われています。 上部が開放、あおりは両側・後ろ側で三方開になっていて積み下ろししやすいのが特徴です。 汎用性が高いことからスタンダードなトラックとして活用され、業務用トラックではトップの稼働率です。
中古車であれば新車と同様の予算でも対象車種の上級グレードやワンランク上の平ボディトラックを購入することができます。 中古車のデメリットとして考えられる車両のコンディションですが、ステアリンクでは熟練職人による高度な技術で徹底した修理・リメイクを行っています。 購入後の保証も充実していますので、契約後も安心してお乗り頂くことが可能です。
ご購入いただいた平ボディトラックを、長く安心してご利用いただくためのオイル交換などのメンテナンスをセットにした、お得なパックプランもご用意しています。 平ボディトラック購入を考えている場合は、ステアリンクでの中古車を検討してみてはいかがでしょうか?
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