中古トラックの買取・販売は専門店のステアリンクにお任せください

トラック・運送・トラックドライバー情報

トラック・運送・トラックドライバー情報

トラックの車検証の「型式」と「型式指定番号」とは

更新日:2024/05/14

トラックの車検証に記載されている「型式」と「型式指定番号」について説明します。

【ステアリンク】中古トラックの価格・ラインナップはこちら

 

型式(Model)とは

型式は、車両のモデルやバージョンを識別するための識別子です。これは特定の車両モデルの種類や仕様を示します。たとえば、同じメーカーのトラックでも、様々な型式が存在します。型式は一般にアルファベットと数字の組み合わせで表されます。例えば、”ABC123″ のような形式です。

 

型式指定番号 (Model Designation Number)

自動車メーカーが新型車を製造または販売する際には、事前に国土交通大臣に申請し、ブレーキ試験などの基準適合性審査と品質管理(均一性)の審査を受けます。指定された車両は、陸運局への持ち込みなしにナンバー登録が可能です。型式指定番号と類別区分番号が記載されていれば、国土交通省による型式指定が行われていることを示します。

 

コーションプレートとは

「コーションプレート」とは、通常、車両や機械の一部に取り付けられる小さな板やラベルのことを指します。これらのプレートには、重要な情報や警告が記載されています。主な目的は、安全上の規定や重要な技術情報を提供し、適切な使用や取り扱いが行われるようにすることです。

コーションプレートには、次のような情報が含まれる場合があります。

安全警告

車両や機械の安全上の注意事項や警告が記載されています。例えば、高温部品に触れないようにする、特定の作業を行う際の安全装置の使用方法などが挙げられます。

技術仕様

車両や機械の重要な技術的な情報が含まれることがあります。例えば、エンジンの仕様や最大積載量、使用可能な燃料種などが挙げられます。

製造情報

製造元や製造日、製造場所などの情報が含まれる場合があります。

コーションプレートは、製造元や規制当局の指示によって設置され、車両や機械の適切な使用やメンテナンスを確保するために重要な役割を果たしています。

 

トラックの型式の構成要素

トラックの型式は、通常、複数の要素で構成されます。一般的な要素には以下が含まれます。

メーカー名

トラックを製造したメーカーの名前が型式の一部として含まれることがあります。これは、特定のメーカーが製造した車両であることを示します。

車種

トラックの特定の車種が型式に含まれる場合があります。車種は、そのトラックのデザインや機能を示す識別子です。

シリーズまたはモデル

トラックが特定のシリーズやモデルに属する場合、その名前が型式に含まれることがあります。これにより、同じメーカーのトラックでも、異なるシリーズやモデルが区別されます。

仕様やバリエーション

トラックの特定の仕様やバリエーションが型式に含まれる場合があります。これは、エンジンのタイプ、トランスミッションの種類、車軸配置、荷台のサイズなど、トラックの特定の構成要素を識別するためのものです。

これらの要素は、トラックの型式を一意に識別するために組み合わされ、製造元や登録当局によって規定される標準に基づいて命名されます。

【ステアリンク】中古トラックの価格・ラインナップはこちら

 

型式からわかることは?

トラックの型式からは、以下のような情報が理解できます。

製造元やメーカー

型式には通常、製造元やメーカーの名前が含まれます。これにより、そのトラックがどのメーカーによって製造されたかがわかります。

車種やモデル

型式には、車種やモデルの識別子が含まれる場合があります。これにより、トラックがどの車種やモデルに属するかがわかります。

仕様や構成要素

型式には、トラックの特定の仕様や構成要素が含まれる場合があります。例えば、エンジンの種類やサイズ、トランスミッションの仕様、車軸の配置、荷台のサイズなどが含まれる場合があります。これにより、トラックの機能や性能に関する基本的な情報が得られます。

製造年月日

一部の場合、型式には製造年月日が含まれることがあります。これにより、トラックの製造時期が推定できます。

型式からこれらの情報を得ることで、特定のトラックの特徴や仕様を理解し、必要な場合には適切なメンテナンスや部品の交換を行うための情報を得ることができます。

 

トラックの型式別料率クラス

「型式別料率クラス」というのは、自動車保険の分野で使われる用語で、異なる車種や型式の自動車に適用される保険料率の分類を指します。これは、保険会社がリスクを評価し、保険料を設定する際に利用されます。

一般的に、トラックの型式や車種によって、事故発生率や修理費用、盗難リスクなどが異なるため、それぞれの型式に対して異なる保険料率が適用されます。これにより、保険料がその車種のリスクに対応した適切な水準で設定されます。

型式別料率クラスは、通常、保険会社が独自に設定するものであり、一般に公開されている情報ではありません。各保険会社は、自社の統計データやリスク評価モデルに基づいて、異なる型式や車種に対する料率クラスを設定します。

保険料率は、車両の型式だけでなく、車両の年式、運転者の運転歴や年齢など、さまざまな要因に基づいて決定されるため、保険料率の決定には複数の要素が関与します。

 

トラックの型式が不明の場合は?

トラックの型式が不明な場合、保険会社や自動車登録機関など、関連する機関に問い合わせて情報を収集することが重要です。一般的に、以下の方法が考えられます。

自動車登録機関への問い合わせ

トラックの登録証や車検証に記載されている情報を元に、トラックの型式を特定することができます。登録証や車検証は通常、車両の基本的な情報を提供するため、そこから型式を特定することができる場合があります。

車両の製造元への問い合わせ

トラックの製造元や販売元に直接問い合わせて、車両の詳細な情報を入手することができます。製造元は、通常、車両の製造時に付与される固有の識別子や型式情報を提供できる場合があります。

オンラインリソースの活用

オンラインで利用可能なデータベースや自動車関連のフォーラムなどの情報源を活用して、同じようなトラックの所有者や専門家に助言を求めることもできます。

これらの手段を用いて、トラックの型式を特定することができます。型式が不明な場合でも、必要な情報を収集して、適切な手続きや対処を行うことが重要です。

 

まとめ

型式名には、メーカー名やエンジンの種類、排気量、車種シリーズなどが含まれており、これを知ることで特定や識別が可能です。

自動車愛好家たちは、車種名よりも型式名で車を語り継ぎます。なぜなら、型式名によって何代目のモデルであるか、どのような仕様やグレードであるかが明らかになるからです。同じ車種でも型式が異なれば、車の性能や利用可能なパーツが異なることもあります。

自動車のモデルチェンジに伴い、型式も変化していきます。日常生活で型式を知らなくても困ることはありませんが、気になる方は自分の車検証から型式を確認してみることをおすすめします。

【ステアリンク】中古トラックの価格・ラインナップはこちら