トラック・運送・トラックドライバー情報

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トラック購入時の助成金や補助金|免許取得やドラレコの助成制度も解説

更新日:2023/06/05
トラック購入時の助成金や補助金|免許取得やドラレコの助成制度も解説

トラック事業者にとって、新車購入や車両入れ替え時の費用負担は大きいのではないでしょうか。そんな時に、助成金(補助金)や助成制度などを活用すれば、トラックに関する費用負担が軽減できます。

この記事では、トラック購入時に利用できる助成金や補助金、免許取得やドラレコ導入時の補助、経営改善にも利用できる助成制度について詳しく解説します。新たなビジネスチャンスに活かせるよう、助成金(補助金)を上手く活用してください。

 

トラック購入時に利用できる助成金・補助金・助成制度

トラック購入時に利用できる助成金や補助金、助成制度は、主に「全日本トラック協会」、「日本自動車輸送技術協会(JATA)」、「国(環境庁や国土交通省)」のものがあります。申請方法や実施期間はそれぞれ異なるので、以下で解説します。

全日本トラック協会の助成制度

全日本トラック協会には、以下3つの助成制度があります。

  • 安全対策事業
  • 環境対策事業
  • 経営改善事業

これらの助成制度は、視野確認支援装置や飲酒運転を防止する安全装置の導入、環境対応車の導入時などに利用できます。

日本自動車輸送技術協会(JATA)の補助金

日本自動車輸送技術協会(JATA)は、自動車の環境や安全施策として国が行っている補助金交付の執行事業を担当しています。2021年度は、二酸化炭素の排出抑制を目的に、環境配慮型先進トラック・バス導入加速事業が行なわれました。

国の補助金制度

過去実施された国の補助金制度を3つ紹介します。

  • 電動トラック・バス導入加速事業
  • 二酸化炭素排出対策事業費等補助金
  • 自動車環境総合改善対策費補助金

地球温暖化や二酸化炭素排出抑制を目的とするため、環境に配慮したトラックを購入する場合が補助対象です。通常車両価格の一部が補助されます。

47都道府県トラック協会の助成金

47都道府県トラック協会は、IT点呼の際に使用する携帯型アルコール検知器やドライブレコーダー機器、血圧計を導入するための助成制度を設けています。各県のトラック協会によって、助成額や台数、予算等の内容が異なるため、詳しくは所属のトラック協会へ問い合わせましょう。

 

トラック購入時に利用できる補助金

トラックと巾着の画像

トラック購入時に利用できる補助金は、年度ごとで実施が決定されるため、申請の実施期間は事前に確認しておきましょう。新車での購入、中古での購入いずれでも補助の対象になるので、検討してみるとよいでしょう。

※各補助金の申請受付期間は終了している場合がございます。詳しくは実施機関にお問い合わせください。

二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(実施機関:日本自動車輸送技術協会)

「二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金」は、環境配慮型先進トラックの購入補助金を受けられるものです。電気トラック、大型ハイブリッドや大型天然ガストラック(車両総重量12トン超)、小型・中型ハイブリッド(車両総重量2.5トン以上)のいずれも営業用や自家用事業者が対象です。

自動車環境総合改善対策費補助金(実施機関: 国土交通省 )

電気トラック(車両総重量2.5トン超)を除いた大型天然ガストラック、ハイブリッドトラックなど、先進型環境配慮トラックの普及促進のため、購入費用や充電設備費用が補助されます。補助上限金額は、通常車両価格との差額の3分の1です。

ハイブリッドトラック助成補助金(実施機関:東京都環境局)

地球温暖化対策として、環境性能および燃費性能の良いハイブリッドトラックやハイブリッドバスの普及を促進させるために、中小トラック・バス運送事業者に対し、車両の導入費用の一部が補助されます。補助額は、補助対象経費から国補助額及びその他補助額を除いた額の満額です。

低炭素型ディーゼルトラック普及加速化事業(一般財団法人環境優良車普及機構)

中小トラック運送業者に対して、低炭素型ディーゼルトラックの導入を後押しし、低炭素社会の創出を促進する事業です。車両総重量3.5トン超の事業用車両(緑ナンバー)で、申請できる台数は、1事業者に対して2台です。基準額は、車型区分や廃車の有無によって異なるためご確認ください。

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トラック購入費用以外に利用できる助成制度

トラックの画像

トラック購入費以外に利用できるものとして、以下のような助成制度があります。

  • 免許取得や限定解除のための費用の一部
  • 経営改善のための診断と相談費用の一部
  • ドライバーの教育訓練受講費の一部
  • 学生をインターンシップ導入した際にかかる費用

各都道府県のトラック協会によって異なるので、登録しているトラック協会の情報を参考にしてください。

※各補助金の申請受付期間は終了している場合がございます。詳しくは実施機関にお問い合わせください。

準中型免許取得助成事業( 実施機関: 全日本トラック協会 )

47都道府県トラック協会の会員事業者が、運転者として採用した高等学校新卒者等を対象に、準中型免許取得および限定解除のために教習所等でかかる費用が補助されます。助成金額の上限(東京都トラック協会の場合)は、免許取得は4万円、5トン限定準中型免許の限定解除は、2.5万円です。

※助成額、条件、申請方法等の詳細については、所属の各都道府県トラック協会へお問い合わせ下さい。

経営診断事業( 実施機関:全日本トラック協会 )

経営診断事業では、経営課題を抱える中小トラック運送事業者の経営改善のための制度です。豊富な経験を持つ専門家から、トラック運送事業の経営診断を受けるための費用の一部補助が受けられます。

ドライバー等安全教育訓練促進助成制度( 実施機関:全日本トラック協会 )

トラックドライバーや安全運転管理者等の安全教育訓練受講を促進するための助成制度です。1泊2日の一般研修は1万円、2泊3日の特別研修は受講料の7割(Gマーク認定事業所の場合は全額)助成されます。

※Gマークとは安全性優良事業所のこと

インターンシップ導入促進支援助成事業(実施機関: 全日本トラック協会 )

中小事業者が、卒業後に就職を希望する学生にトラック運送事業ヘの理解を深めてもらうことと同時に人材確保対策の促進支援助成事業です。高等学校以上の教育機関より、インターンシップの学生を3日間以上受け入れた中小事業者は助成を受けられます。

 

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トラック購入時には、複数の助成金があり、環境に配慮したトラックに対しても補助金があります。また、トラックの購入費用以外にも免許取得助成、経営補助、ドライバーの研修、インターシップ導入促進支援など、さまざまな助成制度もあります。利用できる助成金(補助金)や助成制度は事前に確認し、活用できるか確認しておきましょう。

ステアリンクは、助成金に関するご相談のほか、どんな小さなことでも専任のオペレーターが対応しますので、中古トラックのご購入をお考えの方は、ぜひご相談下さい。

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