トラック・運送・トラックドライバー情報

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事業用トラックと自家用トラックの違いとは

更新日:2023/05/24

トラックには「事業用トラック」と「自家用トラック」の2種類があることをご存知でしょうか。ここでは、事業用トラックと自家用トラックの違いなどについてご紹介したいと思います。

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事業用トラックとは

事業用トラックとは、お客様の荷物を運ぶことができるトラックで、運んだ分だけの対価として運送料金を受け取ることができます。トラックだけでなく、お客様を乗せるバスやタクシー、宅配便の車なども基本的には事業用自動車とよばれます。

事業用かそうでないかはナンバーを見ればわかります。緑地に白い数字のナンバー(軽自動車は黒地に黄色い数字)は事業用の車両で、事業用トラックは一般的に「緑ナンバー・青ナンバー」などとよばれています。

この事業用のナンバーを取得するには、「事業所や車庫を所有していなければならない」といった要件をクリアしなければなりません。

自家用トラックとは

自家用トラックとは、自分の荷物だけを運ぶことができるトラックのことをいいます。自家用トラックは基本的にお客様の荷物を有償で運ぶことはできませんが、運賃を取らない業務に関しては自家用トラックも使用することができます。

自家用トラックかそうでないかも、ナンバーをチェックすればわかります。普通の乗用車のように白地に緑の数字(軽の場合は黄色地に黒い数字)のトラックは自家用トラックで、「白ナンバー」などといわれています。

自家用トラックで配送業務を行うことは法律違反であり、高額の罰金や懲役が科されることもありますので、絶対にやめましょう。

事業に使用するトラックが白ナンバー(自家用トラック)で問題ないケースもある

事業に使用するトラックが白ナンバー(自家用トラック)で問題ないケースもあります。

たとえば自分のお店の商品を運んだり、自社の工場で生産した製品を客先へ運んだりする場合などは、自社の商品を配送するだけと解釈できるため、自家用トラックを使うことができます。営業先をトラックで回る際も、基本的に人や荷物を載せて運賃を取らなければ、自家用トラックを使っても構いません。

また、個人事業として運送業務を請負、人さまの荷物を運送して、対価を得ることが法律上問題ないケースもあります。たとえばある運送会社の荷物をお客様の荷物としてではなく、その会社の所有物として解釈して取り扱い、それを運送するケースです。

この場合、配送料ではなく、給料として収入を得るという形にすれば、合法的に白ナンバーでも運送が可能です。しかし、ドライバーにとって面倒なことが多く、あまりおすすめはできません。あくまで法律上運送が可能であることもあるといったお話です。

このように事業用トラックと自家用トラックには明確な違いがあり、お客様の荷物を運送して報酬を得るためには事業用として登録する必要があります。上記を参考に事業用トラックと自家用トラックの違いを理解し、間違った使い方をしないように注意してください。

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