三菱ふそうのトラックは、振動が少ないエンジンが特徴で、特に長距離ドライバーに支持されています。また、車両価格が比較的安い傾向があるので、初期費用をおさえたい方にもおすすめのトラックです。 他のメーカー同様、三菱ふそうのトラックも小型・中型・大型に分かれており、サイズによって特徴が異なります。

本記事では、三菱ふそうのトラック全般の特徴だけではなく、サイズ別に特徴やラインナップもご説明します。また、サイズごとの新車・中古車価格も紹介していくので、トラックの購入を検討中の方はぜひお役立てください。

目次

1. 三菱ふそうトラック・バス株式会社はどんな会社？
2. 三菱ふそうトラックの特徴とは？
3. 三菱ふそうのトラック一覧・参考価格
4. まとめ

三菱ふそうトラック・バス株式会社はどんな会社？

三菱ふそうトラック・バス株式会社は、1930年代からトラックやバスを製造してきた日本を代表する商用車メーカーです。2021年に国内で販売された新車の14.7%を占めており、日野自動車といすゞ自動車に続く国内第3位のシェアを誇っています。 三菱ふそうのトラックは、国内だけではなく海外でも人気です。

2003年に世界最大の商用車メーカーであるダイムラー社の傘下に加わってからは、グローバル展開を加速させ、各国でのシェアを増やしています。 特にアジア市場での人気が高く、台湾では30年連続のトップシェアという実績を持ちます。また、欧州やオーストラリア、ニュージーランドといったアジア以外でのシェアも拡大しており、今後のさらなる伸びが期待されています。

三菱ふそうの価格・ラインナップはこちら

三菱ふそうトラックの特徴とは？

トラックには、作り手であるメーカーの強みや価値観が反映されるので、作ったメーカーによって特徴が異なります。 三菱ふそうのトラックにもさまざまな特色がありますが、ここでは中でも特徴的である「振動の少ないエンジン」「比較的安価な車両価格」「環境や燃費に配慮した機能」について詳しく解説していきます。

エンジンの振動が少なく長距離運転も快適にできる

三菱ふそうトラックは、親会社であるダイムラー社製の、パワフルでありながら振動が少ないエンジンを採用しています。走行中に振動が少ないことで、トラックドライバーの疲労を軽減できます。 エンジンの振動による疲労感は、長距離運転になるほど増すため、ドライバーの集中力に影響を及ぼします。

そのため、エンジンの振動が少ないことは長距離運転では非常に重要なポイントです。 三菱ふそうのトラックはシートの座り心地にも定評があることから、長距離の運転をさらに快適な時間にしてくれるでしょう。

車両価格が安く初期費用を抑えられる

車両価格が他のメーカーと比べて安く、初期費用が抑えられるのも三菱ふそうトラックの特徴です。安価で提供できるのは、効率的な開発手法や品質管理を導入しているためです。 三菱ふそうの商品開発には、「CVDS（シーブイディーエス）」というダイムラー社の開発プロセスが導入されています。CVDSにより不具合を早期に発見しやすくすることで、余計な手間やコストの削減が可能になっています。 また、品質管理に機械学習を導入し、目視による書類確認をシステムで行えるようにしました。

このように、三菱ふそうは効率的な開発手法や品質管理法を導入することで生産性を大幅に向上させ、車両価格を抑えることに成功しています。

「エコモード」により環境や燃費に配慮して走れる

三菱ふそうのトラックは、少ないエネルギーでの走行を可能にする独自の機能を搭載しています。例えば、積荷が少ない状態で「エコモード」を使うと、無駄な燃料消費の削減が可能です。 中型・大型トラックに搭載されている「INOMAT-II（イノマット・ツー）」は、コンピュータ制御でトラックを自動変速させ、燃費を改善してくれます。

他にも「X-Pulse（エックスパルス）」や「BlueTecテクノロジー（ブルーテックテクノロジー）」など、多数の機能が搭載されているので、環境や燃費に配慮した運転が可能です。

三菱ふそうのトラック一覧・参考価格

三菱ふそうのトラックの種類は、小型の「Canter（キャンター）」と中型の「Fighter（ファイター）」、大型の「Super Great（スーパーグレート）」の3つです。

この3つに、電動トラック「eCanter（イーキャンター）」を加えた合計4種類についての特徴や新車・中古車価格を説明していきます。

小型三菱ふそう Canter（キャンター）の特徴｜新車・中古車価格

三菱ふそうの「Canter（キャンター）」は、小型トラックといえども安全面に抜かりはありません。左折時の事故リスクを警告する「アクティブ・サイドガード・アシスト」は、巻き込み事故のリスクを下げてくれます。

ラインナップ	カーゴ、キャンターEXカーゴ、D-VAN/D-WING、保存・冷凍バン、ダンプ、キャリアカー
新車価格	400万円から500万円
中古車価格	100万円から340万円

Canter（キャンター）はセンサーで車両姿勢を感知しているため、危険を察知するとエンジン駆動力やブレーキ力を制御してくれます。そのため、滑りやすい路面状態のカーブなど、危険な道路でも安全に走りやすいでしょう。

中型三菱ふそう Fighter（ファイター）の特徴｜新車・中古車価格

三菱ふそうの中型トラック「Fighter（ファイター）」の特徴は、快適な走りです。総重量が8t以上の車両には、ハイパワーで振動や騒音の少ない「直列6気筒」のエンジンが採用されているので、長距離運転も快適にしてくれます。

ラインナップ	カーゴ、D-VAN/D-WING、ダンプ、ミキサー
新車価格	800万円から900万円
中古車価格	120万円から440万円

Fighter（ファイター）は、高度な予防システムで前方の車両や歩行者と衝突の危険性を察知してくれます。危険度が高いときは自動でブレーキを作動させてくれるので、安全面からも長距離運転をサポートしてくれます。

大型三菱ふそう Super Great（スーパーグレート）の特徴｜新車・中古車価格

三菱ふそうの大型トラック「Super Great（スーパーグレート）」は、「アクティブ・ドライブ・アシスト2」などの高度なシステムにより、高い安全性を実現しています。

ラインナップ	カーゴ、WING、ダンプ/ミキサー、トラクタ
新車価格	2,000万円から2,100万円
中古車価格	300万円から1,400万円

ラインナップ カーゴ、WING、ダンプ/ミキサー、トラクタ 新車価格 2,000万円から2,100万円 中古車価格 300万円から1,400万円 Super Great（スーパーグレート）に搭載されたシステムは、車線維持や加速、減速を制御してくれます。そのため、より正確な走行とドライバーの疲労軽減に役立ち、長距離であっても事故リスクを減らしてくれるでしょう。

EV三菱ふそう eCanter（イーキャンター） の特徴｜新車・中古車価格

eCanter（イーキャンター）は、三菱ふそうが開発した世界初の量産電気小型トラックです。CO2や汚染物質を排出しないことはもちろん、高い実用性も備えています。

新車価格	2022年2月現在はリース販売のみ
中古車価格	500万円

モーターは同クラスのディーゼルエンジンをしのぐ出力の高さなので、快適な走りができます。また、バッテリーには高性能のリチウムイオン電池を採用しており、1回の充電で約100kmの走行が可能です。 そのためeCanter（イーキャンター）は、実用性も兼ね備えたトラックと言えるでしょう。

三菱ふそうトラックの中古車はステアリンクへ

三菱ふそうのトラックは、振動が少ないエンジンを採用している点や購入価格が比較的安い点が特徴的です。そのため、快適な長距離運転を望む方や、初期費用をおさえたい方にぴったりのトラックと言えます。

ステアリンクでは、小型・中型・大型ごとに複数のトラックを取り扱っています。「選び方に自信がない」という方でも、豊富な経験や知識を身につけたスタッフが対応しますので、中古車トラックの購入でお悩みでしたらぜひステアリンクにご相談ください。

三菱ふそうの価格・ラインナップはこちら