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重機(建設機械)とは?免許の種類や取得費用・期間も解説

更新日:2023/04/07

建築や工事現場で見かける重機(建設機械)。

大きなブロックの輸送や解体など、重機(建設機械)は建築に欠かせない車両です。しかしながら、重機(建設機械)について詳しく理解している人も多いかもしれません。

今回は重機(建設機械)の基礎知識や免許、取得費用などを解説します。

重機(建設機械)とは?

 

重機とは、建設現場や土木工事現場で使用される、大型の機械のことを指します。

建物や道路などの建設に必要な土地の整備や解体、土壌の掘削や運搬、コンクリートの打設やアスファルトの敷設など、重労働や時間がかかる作業を効率的に行うために開発されました。代表的な重機には、ショベルカー、ブルドーザー、油圧ショベル、クレーン車、ダンプトラック、アスファルト舗装機などがあります。それぞれの機能や形態によって、様々な作業に使用されます。

また、最近では、省エネルギー化や環境保護の観点から、燃費の良い油圧ショベルや電動式のクレーン車、ガソリンやディーゼル燃料を使用せずに動く電動式アスファルト舗装機なども登場しています。重機は、人力や手動の工具に比べて、作業時間や労働力を大幅に削減できます。

また、大量の土砂や建材を運搬できるため、作業効率が高く、工期の短縮にもつながります。ただし、大型の機械であるため、操作技術や整備・点検の知識が必要であり、安全面には十分に配慮する必要があります。以上のように、重機は建設や土木工事において欠かせない重要な機械であり、様々な種類があるため、現場に合わせた選定が必要です。

 

重機(建設機械)の免許と資格

ここでは、重機(建設機械)の免許と資格について解説します。

免許

重機の免許には、大型特殊自動車運転免許、第一種運転免許、普通自動車免許などがあります。

運転する重機に応じて必要な免許が異なるため、免許の種類を確認することが必要です。

資格

建設機械の運転技術について、技能検定を受けることで資格を取得できます。

技能検定にはアングルブルドーザーやショベルカー、クレーン車やフォークリフト、ミキサー車などがあり、それぞれの資格について実技試験や筆記試験が課されます。

運転技能講習

建設機械の運転技能講習は、建設業法に基づき、重機の運転者に対して実施されます。

講習内容は、基本操作技能の習得や安全運転に関する知識の習得などであり、講習の修了証明書が必要となります。

特別教育

特別教育は、労働安全衛生法に基づき、建設機械の運転者に対して、重機の安全操作に関する知識や危険性についての教育を行うものです。

特別教育は、建設業法に基づく運転技能講習とは別に実施されるものであり、特別教育修了証明書が必要となります。

重機(建設機械)の免許取得費用と期間

ここでは、免許取得に必要な費用や期間について解説します。

免許取得費用

免許取得費用については、免許取得のための教習費用があります。

これは、運転する重機の種類や教習所によって異なりますが、数十万円から100万円程度が相場です。また、免許取得に必要な書類や試験費用、申請手数料などが別途必要になる場合があります。これらを合わせると、免許取得には数十万円から200万円程度の費用がかかる場合があります。

期間

運転技能講習の期間や試験のスケジュールによって異なります。

例えば、大型建設機械の免許を取得する場合、運転技能講習が最長で20日間必要な場合があります。また、講習や試験の日程が取れなかった場合、免許取得期間は長くなります。ただし、普通自動車免許を持っている場合、免許の取得期間が短くなる場合もあります。

重機(建設機械)の免許資格一覧

ここでは、資格をまとめました。

建設作業員

建設現場で土木作業を行う場合には、多くの場合重機の操作が必要になります。

建設作業員は、その中でも特に重機の操作技術が必要な職種です。

重機オペレーター

重機オペレーターは、建設現場での重機の操作を専門的に行う職業です。

大型の建設機械を扱い、安全かつ効率的に作業を進めることが求められます。

ドライバー

大型トラックやダンプカーなどの運転に加え、重機の運転も求められる場合があります。

重機の操作技術を持っていることが求められます。

積算技術者

建設工事の積算業務を行う技術者は、重機の操作技術を必要とする場合があります。

建設現場での作業内容や現地調査などで、重機の運転や操作に携わることもあります。

土木作業員

道路や橋梁、河川などの土木工事に携わる職業です。

土砂の運搬や土台の整備など、重機を使った作業が中心です。

解体業者

建物の解体や撤去を行う業者は、重機の操作技術が求められます。

解体現場での建材やガレキの撤去、機械の操作などが主な仕事です。

積載機運転手

農作業や土木工事などで使用される積載機の運転を行う職業です。

積載機の操作技術が必要であり、また荷物の積み込みや運搬なども行います。

クレーンオペレーター

クレーンは、建設現場だけでなく、イベント現場や工場内などでも使用される重機です。

その操作を担うのがクレーンオペレーターであり、運転技能とともに安全確保が求められます。

運搬業

重機を積載し、輸送する運搬業にも、重機の運転技能が求められます。

特に、大型の建設機械を扱う場合は、重量や寸法の制約があるため、熟練した運転技術が必要とされます。

鉱業・採石業

鉱山や石切場など、鉱業・採石業では、大型の採掘機や運搬機などの重機が使用されます。

これらの重機は高度な技術が必要であり、安全な運転が求められます。

まとめ

今回は重機(建設機械)に関係する免許や資格をまとめて解説しました。

さまざまな免許や資格があるので、今回の記事を読んで興味が湧いた方は勉強されてみてはいかがでしょうか?