トラック・運送・トラックドライバー情報

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トラックのボディサイズの選び方と、パレット数に応じた計算方法について解説!

更新日:2024/10/24

トラックのボディサイズを選ぶ際には、運ぶ荷物の量やパレット数、または荷物の大きさと重さが重要な要素となります。ここでは、パレット数に応じてトラックのボディサイズを計算する方法について詳しく説明します。

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パレットの基本的な寸法

一般的なヨーロッパ規格のパレットは、次のような寸法です(国や地域によって異なる場合があります)

 

 EURパレット(ヨーロッパパレット): 1200mm × 800mm

 ISOパレット: 1200mm × 1000mm

 USパレット: 48インチ × 40インチ (約1219mm × 1016mm)

 

また、日本のパレットの標準サイズは、JIS規格の1100mm × 1100mmで、通称「いちいちパレット」と呼ばれます。

 

トラックのボディサイズの選定

トラックのボディサイズは、主に以下の要素に依存します。

内寸の長さ、幅、高さ

トラックの内部空間の寸法が、運ぶ荷物の大きさに合っていることが重要です。

積載容量

トラックの最大積載重量を超えないようにする必要があります。

 

パレット数に基づく計算方法

ステップ 1: 荷物の寸法と重さの確認

まず、運ぶ荷物の種類や大きさ、重さを把握します。たとえば、EURパレットが使用されている場合、パレット1枚の寸法は1200mm × 800mmとします。

ステップ 2: トラックの内寸と比較

次に、選択肢のトラックの内寸を確認します。例えば、あるトラックの内寸が4500mm(長さ) × 2200mm(幅) × 2200mm(高さ)であるとします。

ステップ 3: パレット配置とトラックへの収納

荷物をパレットに積んでいき、トラックの内寸と荷物の寸法を比較します。以下の式を使用して、トラックに収納できるパレット数を計算します。

長さ方向の収納可能パレット数: トラックの長さ / パレットの長さ

幅方向の収納可能パレット数: トラックの幅 / パレットの幅

高さ方向の収納可能パレット数: トラックの高さ / パレットの高さ

これらの値を掛け合わせて、トラックに収納可能な総パレット数を求めます。ただし、実際の荷物の形状や積み方によっては、これらの理論値よりも少ないパレット数しか積むことができない場合があります。

 

積載制限の考慮

トラックには最大積載重量の制限がありますので、計算した総パレット数に加えて、荷物の重さも確認して、トラックの積載制限を超えないようにします。

例として、トラックの内寸が4500mm × 2200mm × 2200mmであり、EURパレット(1200mm × 800mm)を使用する場合を考えます。

 ◆ 長さ方向の収納可能パレット数: 4500mm / 1200mm = 3.75 → 約3枚

 ◆ 幅方向の収納可能パレット数: 2200mm / 800mm = 2.75 → 約2枚

 ◆ 高さ方向の収納可能パレット数: 2200mm / 800mm = 2.75 → 約2枚

したがって、このトラックには長さ方向に3枚、幅方向に2枚、高さ方向に2枚のパレットが積めます。総パレット数は3 × 2 × 2 = 12枚です。

 

まとめ

このようにして、パレット数に応じてトラックのボディサイズを計算し、適切なトラックを選定することができます。荷物の性質やトラックの積載制限を考慮しながら、安全かつ効率的な輸送計画を立てることが重要です。

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