トラック・運送・トラックドライバー情報

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冷凍車のスタンバイ機能とは?コンセントの形に注意!

更新日:2023/10/25

冷凍車のスタンバイという付属品をご存知でしょうか。スタンバイがあることで今まではエンジンをかけておかないと冷えなかった冷凍車も、エンジンをかけずに冷やすことができます。

今回はスタンバイがどのようなものか、またコンセントについてご説明いたします。

 

冷凍車のスタンバイ機能とは

まずは冷凍車のスタンバイ機能がどのようなものか基本的なことをご説明いたします。

 

スタンバイとはどのようなもの?

スタンバイとは冷凍車・冷蔵車に装備する冷却補助装置です。スタンバイユニットは車体の下についており、電源コードを差し込むコネクトが付いています。このコネクトに外部から電気を供給することでコンプレッサが稼働し、エンジンをかけていない状態でも冷凍機が動くようにできます。新車ではオプションで付けることができる機能になっております。

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電気代はどれくらい?

電気代の例として、0.8トンタイプの電気冷凍車に100ボルト電源のスタンバイユニットを付けた場合、1時間予冷をすると約7~8円になります。一般的な冷凍車でアイドリング予冷をする場合、1時間の予冷でおよそ0.8リットルのガソリンが必要になります。「e燃費」が公表しているガソリン代から2022年7月末時点の平均価格を1リットルあたり160円で計算した場合、1時間の予冷に必要なガソリン代は128円となります。 比較してもスタンバイユニットの方が約120円も節約になり、コスト削減をすることができます。

 

後付けはできる?

中古車の場合でも後付けが可能です。 最近はスタンバイユニットがオプションなしでも付いていることもあるので、冷凍車や冷蔵車で新車を購入する際はスタンバイユニットがオプションかどうか確認をしておきましょう。

 

スタンバイ機能の必要性

 

 スタンバイ機能がどのようなものかはお分かりいただけたと思いますが、具体的にどのようなメリットがあるのか、こちらでご紹介いたします。

 

スタンバイのメリット

まずはエンジンをかけずに冷凍機だけを稼働させることができるので、コストが大幅に削減できるというメリットがあります。また、冷凍機だけの稼働なので排気ガスなどもでないので、地球環境に優しいです。

夜間に積み込んだ荷物をすぐに運ばない場合も、スタンバイ機能があれば一晩など長時間冷やしておくことができます。

冷蔵庫や冷凍庫が故障した際に電源があれば応急用に冷凍・冷蔵庫としても利用できます。

 

スタンバイの注意点

 

もしスタンバイの設置を考えている場合は、これからご紹介するポイントに注意してください。

 

コンセントの形について

スタンバイの電源コンセントは、家庭用として普及している2穴(タイプA)とは形が異なり、業務用でよく用いられる3相コンセントになっております。そのため、家庭で使おうと思ってもコンセントの形や電圧が合わなくて使用できません。

 

スタンバイは運転前に点検しよう

スタンバイは外部から電源を引くため、整備不良の状態で使用すると大きな事故を起こしかねません。冷凍・冷蔵車を使っていないときでも必ず定期的に点検を行うようにしましょう。また、冷凍車の運転を行う前には毎回点検をするようにしましょう。

点検項目は以下の通りになります。

①ソケットに浸水やゴミなどが付着していないか

②焼損や摩耗が見られないか

③電源コードが劣化していないか

④稼働中に異音が発生しないか

スタンバイユニットは非常に便利なものですが、きちんとメンテナンスや点検を行うことが大切です。是非スタンバイユニットで環境にやさしく、コスト削減をしませんか?

 

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