「ダンプトラック」はトラックの一種で、荷台を動かして荷物を降ろせる便利な車両です。
ダンプトラックは一般的に「ダンプ」と呼ばれていますが、建設現場などでよく見かける「土砂ダンプ」とは異なり、「深ダンプ」と呼ばれる種類もあります。今回は深ダンプの特徴や種類、使用シーンや注意点などについて解説します。
目次
深ダンプが使われるシーン
深ダンプは、主に土木や建築現場で使用される「土砂ダンプ」と比べると、荷台の高さが高くなっています。
そのため、深ダンプは、廃棄物収集運送業やウッドチップや牧草の運搬業など、比較的軽いものの運搬に使用されています。
種類ごとの特徴
清掃ダンプ
こちらは清掃に使われる深いダンプトラックです。
ゴミや落ち葉などがたくさん積み込めます。また、中にはリアゲートが観音開き式になっていて、スイッチを押すだけで荷物を降ろすことができるタイプもあります。
ファームダンプ
この車両は深い荷台を持ち、牧場や農場で使われることがあります。
肥料や飼料、作物などを載せることができ、密閉性が高いので糞尿の運搬にも使われます。さらに、汚れても掃除がしやすく、錆びにくいという特徴もあります。
チップダンプ
木片を運ぶトラックは、肥料の輸送にも使われます。
深ダンプと基本的な仕様は同じですが、風による散乱や雨で濡れることを防ぐために、天蓋やシートを開閉するタイプがあります。
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深ダンプの新車・中古車価格
ここでは、深ダンプの新車と中古車価格について解説します。
新車
新車の深ダンプですが、メーカーやオプションによって異なりますが800万円〜が相場です。
これから深ダンプを購入しようとする方は、メーカーに問い合わせて見積りを作ってもらうと安心です。
中古車
中古の深ダンプは、100万円~が相場です。
1994年式トヨタのトヨエースの例では、100万円程度で購入できます。
深ダンプの購入時と使用前の注意点
深ダンプの購入時に確認する点
積載容積
「深ダンプ」は、物をたくさん積めるため、荷物の量によっては車重が規定を超えることがあります。
そのため、購入前にトラックの大きさと積載容量を計算して、安全に荷物を運べるかどうか確認することをおすすめします。
車検証の登録内容
深ダンプの車検証には、「荷物は土砂以外のものであること」と書かれています。
車両登録証には、土砂を積載しないように明記されているか確認しましょう。
使用前の注意点
深ダンプを使用する前に、過積載についてしっかり理解することが大切です。
過積載は車両に負担がかかり、車両の損傷や重大な事故につながることがあります。深ダンプは大型の車両で、土砂など重量があるものをたくさん積み込むと過積載になります。そのため、土砂を積み込むことは禁止されています。
深ダンプで土砂を運ぶことは違法行為です。事業者には車両の整備を命じられますが、それに従わずに土砂の運搬を続けると、3万円以下の罰金が科せられます。
まとめ
深ダンプは、主に土木・建築現場で活躍する車両で、荷台の高さが通常の「土砂ダンプ」と比べて高くなっています。
あおり部分が高いため、ペットボトルやゴミ、石炭・チップなど軽くて大きい荷物もたくさん運べます。なお、この車両は「土砂禁ダンプ」とも呼ばれ、土砂などの運搬は禁止されています。深ダンプには、「ファームダンプ」「清掃ダンプ」「チップダンプ」など、目的や運ぶ荷物によって種類が異なりますので、使い分けが大切です。