トラック・運送・トラックドライバー情報

トラック・運送・トラックドライバー情報

日本で人気のトラックメーカーランキングを調査!海外メーカーもご紹介

更新日:2023/06/05
日本で人気のトラックメーカーランキングを調査!

日本では、「日野自動車」や「いすゞ自動車」など、数多くのメーカーが独自の強みやこだわりを持ってトラックを作っています。パワフルなエンジンが売りのメーカーや、品質に力を入れたメーカーなど、特徴はさまざまです。 そのため、同じサイズのトラックでも、メーカーによって仕様が大きく異なります。

本記事では、日本のトラックメーカー各社の特徴と、2022年3月時点の国内シェアランキングを紹介します。トラックの購入を検討中の方やトラック好きの方は、ぜひメーカーによる違いを学んでみてください。

トラックメーカーの種類

前提として、トラックメーカーには「車体メーカー」と「上物メーカー」の2つの種類があります。 車体メーカーは、車体部分である運転室やエンジン部分を作っているメーカーのことです。

「車体」とは、乗客や荷物を載せる部分のことであり、「シャーシ」とも呼ばれます。 車体の上に載せる、平ボディやダンプ、ウイング、バンなどを作っているのが上物メーカーです。

【ステアリンク】中古トラックの価格・ラインナップはこちら

日本で人気のトラックメーカーとその特徴

日本で人気のトラックメーカーとその特徴

日本のトラック市場では、主要4メーカーがほとんどのシェアを占めます。2021年の4大メーカーの販売台数は以下の通りです。

順位メーカー名販売台数割合
1位日野自動車31,997台38%
2位いすゞ自動車28,911台35%
3位三菱ふそう13,618台16%
4位UDトラック9,209台11%

ここからは、「日野自動車」と「いすゞ自動車」、「三菱ふそう」、「UDトラック」の4大メーカーに、「トヨタ自動車」と「日産自動車」、「マツダ」を加えた7メーカーのトラックの特徴を説明していきます。

参考:大中型貨物車メーカー別販売台数 | 統計データ | 一般社団法人日本自動車販売協会連合会

日野自動車

「日野自動車」は、2021年の国内トップシェアを誇るトラックメーカーです。トヨタ自動車の子会社であることでも知られています。 日野自動車の特徴は、エンジンと車両の性能が高く、故障しづらい点です。その性能の高さは、「ダカールラリー」という山岳地帯を2週間かけて走りきるレースを耐え抜いたほどです。 売上の約6割が海外のものであることから、日野自動車のトラックは海外でも人気があると言えます。

そんな日野自動車が展開するトラックは、重量ごとに3つに分かれています。

  • 小型トラック:DUTRO(デュトロ)
  • 中型トラック:RANGER(レンジャー)
  • 大型トラック:PROFIA(プロフィア)

日野の中古トラックを見る

いすゞ自動車

「いすゞ自動車」は1916年創業の歴史あるトラックメーカーです。現在では、世界150カ国以上に事業を展開しており、アジアで特に人気があります。 いすゞ自動車のトラックが人気な理由は、ハイパワーなディーゼルエンジンを搭載しているからでしょう。パワフルなエンジンのおかげで、積荷が多い状態でも坂道をスムーズに登れます。

いすゞ自動車のトラックのサイズ別のラインナップは以下の通りです。

  • 小型トラック:ELF(エルフ)
  • 中型トラック:FORWARD(フォワード)
  • 大型トラック:GIGA(ギガ)

小型トラックのエルフは特に人気があり、2tから3tの小型トラック国内販売台数で21年連続日本一を達成しています。(2022年時点)

いすゞの中古トラックを見る

三菱ふそう

「三菱ふそう」は、国内シェア第3位のトラックメーカーです。2003年にドイツのダイムラー社の傘下に加わって以降は、近隣のアジア以外の国や地域でのシェアも増やしています。 三菱ふそうのトラックの特徴は、振動が少ないエンジンです。振動が少ない三菱ふそうのトラックなら、長時間運転していても疲れにくいので、特に長距離ドライバーからの支持を集めています。

三菱ふそうのサイズ別の商品は以下の通りです。

  • 小型トラック:Canter(キャンター)
  • 中型トラック:Fighter(ファイター)
  • 大型トラック:Super Great(スーパーグレート)

三菱ふそうは、世界初の量産型電気小型トラックの「eCanter(イーキャンター)」も販売しています。環境意識が高まっている現在において、期待されているトラックです。

三菱ふそうの中古トラックを見る

UDトラック

「UDトラック」は国内シェア第4位のメーカーです。UDトラックは、日産自動車やボルボ社の傘下に入っていた時期を経て、2019年からは、いすゞ自動車の傘下でエンジン開発や商用車の製造を行っています。 UDトラックの一番の特徴は、力強いエンジンとクラッチでしょう。けん引の用途で大型トラックを使っている業者に人気があります。

UDトラックでは、以下の通り、大型以外も取り揃えています。

  • 小型トラック:Kazet(カゼット)
  • 中型トラック:Condor(コンドル)
  • 大型トラック:Quon(クオン)

UDトラックの中古トラックを見る

トヨタ自動車

世界的乗用車メーカーの「トヨタ自動車」も、トラックを販売しています。 トヨタ自動車のトラックは、部品の質が高く故障しにくいのが特徴です。全国にディーラーが多数あるので、もし不具合が起きても相談しやすいので安心感があります 2022年3月時点において、公式サイトで確認できるラインナップは、小型トラックのみです。

積載量が1tもしくは2tの「DYNA CARGO(ダイナカーゴ)」と、積載量が2tもしくは3tの「DYNA DAMP(ダイナダンプ)」になります。

日産自動車

乗用車メーカーとして馴染みのある「日産自動車」も、「ATLAS(アトラス)」というトラックを販売しています。2022年3月時点で取り扱いがあるサイズは、最大積載量が1.5tのものと、最大積載量が1.75tから3.5tのものです。

日産のトラックは、販売時期によって作ったメーカーが変わります。販売時期により細かなスペックも変わるので、中古での購入を検討している方は、販売店に問い合わせてみると良いでしょう。

マツダ

自動車メーカーの「マツダ」からも商用トラックが発売されています。ラインナップは最大積載量が0.8tの「BONGO TRUCK(ボンゴトラック)」と積載量が最大4.6tの「TITAN(タイタン)」です。 マツダのトラックは、国内ではなく欧州のマーケットをターゲットにしているため、日本ではあまり知られていません。しかし、高い燃費性能と実用性を併せ持つ魅力的なトラックです。

【ステアリンク】中古トラックの価格・ラインナップはこちら

海外で人気のトラックメーカーとその特徴

高速道路の画像

ここまでは日本のトラックメーカーを紹介しましたが、世界に目を向けると、国内以上にさまざまなメーカーがあります。その中でも世界市場で高いシェアを誇る「東風汽車(ドンファン)」と「ダイムラートラック」、「タタ自動車」の特徴をお伝えします。

東風汽車(ドンファン)

「東風汽車(ドンファン)」は、乗用車や商用車、エンジンなどのあらゆる自動車関連事業を行う中国のメーカーです。 世界のトラック市場の首位は、長年ダイムラートラックでしたが、2020年はドンファンが1位に輝きました。ドンファンは今勢いに乗っているメーカーであり、非常に注目を集めています。

ダイムラートラック

「ダイムラートラック」は、ドイツに本社を構える世界最大のトラックメーカーです。「三菱ふそう」や「Mercedes-Benz Trucks(メルセデス・ベンツ・トラック)」など、計6つのトラックブランドを束ねます。 ダイムラートラックは、2020年のシェアランキングを世界第2位に落としたものの、販売台数は、前年よりも約20%増加させています。今後も世界のトラック業界をけん引していくメーカーと言えるでしょう。

タタ自動車

「タタ自動車」はインド最大の自動車メーカーです。2020年の世界シェアでは3位の位置につけています。 タタ自動車の強みは、世界125カ国以上に展開しているグループ会社と、イギリスや韓国などに持っている研究開発センターです。各地域のニーズの把握がしやすいので、地域に合わせてカスタマイズしたトラックの提供が可能になっています。

まとめ

国内では数多くのメーカーからトラックが販売されています。 高性能なエンジンと車両が特徴の「日野自動車」のトラック、パワフルなディーゼルエンジンが特徴の「いすゞ自動車」のトラックなど、特徴はメーカーによってさまざまです。トラックを選ぶ際は、メーカーごとの特徴をふまえて探してみてください。

ステアリンクでは、中古トラックの販売やトラックの修理・カスタマイズを行っています。現状のトラックにご不満がある場合や、新しいトラックの購入を検討している場合は、ぜひステアリンクにご相談ください。

ステアリンクで中古トラックの価格・ラインナップを見る

【ステアリンク】中古トラックの価格・ラインナップはこちら