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重機オペレーターとは?仕事内容・必要な資格・年収を解説

更新日:2023/06/05

重機オペレーターは、工事現場や工場で必要な重機を操作する職業です。

重機としてはフォークリフトやクレーン車、ブルドーザーが有名で、安全で正確に操作するためには高い技術と専門性が求められます。

この記事では、重機オペレーターとはどういった仕事内容なのか、必要な資格や年収、向いている人を解説します。

 

重機オペレーターとは?

重機オペレーターとは、前述した通り主に工事現場や工場で重機を操作するエキスパートです。一般的な工事現場では身体を使う作業員、重機を操り作業をするオペレーターの2つに分かれます。

重機を操作する人を重機オペレーターと呼び、重機の操作には資格が必要です。重機には以下のような種類があります。

  • 油圧ショベル
  • フォークリフト
  • クレーン車
  • ブルドーザー
  • 高所作業車
  • ロードローラー

それぞれの重機によって操作方法が違い、必要な資格も異なります。

多くの工事現場や工場では業務の際に、これらの重機を扱う必要があります。そのため重機オペレーターはなくてはならない職業です。

 

車両別|重機オペレーターの仕事内容

重機オペレーターが操作できる重機は複数あり、車両によって仕事内容が変わります。

重機によって必要となる免許・資格には違いがあり仕事内容も異なるため、1つの重機に特化して実績を積むオペレーターが多いのが特徴です。

車両別に重機オペレーターの仕事内容を詳しく見ていきましょう。

油圧ショベル

油圧ショベルの画像

油圧ショベルは先端に付いたスコップのようなものが付いている重機で、土砂や地面を削り取るのに使用します。土木工事や建設現場で用いられることが多い重機です。

作業内容は主に掘削、積込、破砕、整地と幅広いのが特徴です。アタッチメントを交換することもでき、農業や林業の現場、ビル解体等、作業の幅を更に広げることが出来ます。

「ユンボ」「バックホー」と呼び名は様々です。

フォークリフト

フォークリフトの画像

フォークリフトとは、荷物を積むフォークを上下させるマストを備えた自走式荷役運搬車両全般の呼称です。

フォークリフトは人力では持ち上げにくい数百kg〜数tの荷物を持ち上げ、運ぶことが出来ます。サイズも大小あり、現場や業務によって使い分けます。

重たいものを安定して運べるカウンターリフト、狭い場所で小回りが利くリーチリフトがあります。これらは現場や業務によって使い分けられています。

カウンターリフトはエンジン式で座って運転し、リーチリフトはバッテリー式で立って操作するのが一般的です。

クレーン車

クレーン車の画像

クレーン車とは、クレーンを備えた自動車や貨車のことです。

大きな荷物を吊り上げて水平に運ぶことが可能であるため、ビルの建設現場の組み立てや荷上げ・荷下ろし、土木工事等の高所での作業に使われます。

種類や大きさも複数あり、作業現場に適した車両が選択されます。

ブルドーザー

ブルドーザーの画像

ブルドーザーは、土砂の掘削、運土、散土、盛土、整地に用いる重機です。前面には鋼製の排土板が取り付けられており、排土板は油圧シリンダーで制御されています。

ブルドーザーは建設や土木、ダム、宅地造成だけでなく、岩石処理やパイプ埋設などにも使用されます。

また、ブルドーザーは乾地車と湿地車の2種類があり、土壌によって使い分けが必要です。

ブルドーザーの種類によっては、ぬかるんだ土壌や湿地のような土壌では行動不能になる場合があります。その際は湿地車という湿地用の車両を使用して作業を行います。乾地車と湿地車があり、作業場所によって使い分けられています。

高所作業車

高所作業車の画像

高所作業車は高い所での作業を行うために、作業用バスケット(作業床)を有した、高所での作業を行うための建設機械です。作業用バスケット(作業床)には物資ではなく人を載せます。

建設現場等の高所での足場、ガラス清掃の作業足場、電球交換などのメンテナンス用足場、高所作業用足場として使用します。

また、電力や通信施設、信号機や街灯の保守点検、街路樹の整備、航空機整備場や造園業者等、高所での作業がある場合に利用されている車両です。

ロードローラー

ロードローラーの画像

ロードローラーは、地面を押し固めるのに使用される建設機械です。

ロードローラーの車体に付いている円筒状のローラーでアスファルトの舗装、土壌整備を行います。

 

重機オペレーターに必要な資格

重機オペレーターになるためには、それぞれの重機に適した資格が必要です。

重機オペレーターで必要になる資格は主に以下です。

  • 自動車免許(普通・中型・大型)
  • 大型・小型自動車特殊免許
  • 車両系建設機械運転技能講習
  • クレーン・デリック運転士免許
  • フォークリフト運転技能講習修了証

大前提として、「重機オペレーター」という資格は存在しません。

重機ごとに必要な資格が異なるため、自分がどういった仕事をするのか、どういった重機を操作するのかによって取得すべき資格が変わります。自動車免許は操作する重機の大きさによって普通・中型・大型が変わってきます。

重機の種類

必要な免許・資格

油圧ショベル

・自動車免許(普通・中型・大型)
・車両系建築機械運転技能講習、または小型車両系建築機械の運転業務に係る特別教育

フォークリフト

・自動車免許(普通・中型・大型)

・大型自動車特殊免許(最高速度16km/h)

・フォークリフト運転特別教育修了証(1t未満)

・フォークリフト運転技能講習修了証(1t以上)

クレーン車

・自動車免許(普通・中型・大型)

・大型自動車特殊免許

・クレーン運転特別教育

・小型移動式クレーン運転技能講習

・玉掛け技能講習

・クレーン・デリック運転士免許

ブルドーザー

・自動車免許(普通・中型・大型)

・大型・小型自動車特殊免許
・小型車両系建設機械の運転の業務に係る特別教育(3t未満)

・車両系建設機械運転技能講習(3t以上)

高所作業車

・自動車免許(普通・中型・大型)

・高所作業車の運転の業務に係る特別教育(10m未満)

・高所作業車運転技能講習(作業床の高さ10m以上)

ロードローラー

・自動車免許(普通・中型・大型)

・大型・小型自動車特殊免許

・大型・小型自動車特殊免許

・締固め用建設機械運転特別教育

重機のサイズや公道を走るか否かによっても、必要な免許や資格は変わります。

運転する重機に必要な運転免許は普通免許だけでは足りない場合もあるので、事前に確認しておきましょう。

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重機オペレーターの年収

重機オペレーターの年収は、勤務する企業や雇用形態によっても変わりますが、一般的には300万~500万円です。

重機オペレーターは専門性の高い職業であるため、入社してすぐに年収500万円以上もらえるような求人も多くあります。

工事現場の平均年齢は上がっており、年を重ねても長く働ける仕事です。

 

重機オペレーターに向いてる人とは?

どのような人が重機オペレーターに向いているのか解説します。

体力に自信がある人

重機オペレーターは操作がメインであるため、体力は必要ないように思われがちです。

しかし実際は夏の暑さや冬の寒さの中で仕事をするため、それなりに体力が必要です。

重機の不具合を修理する場合には大きな部品を扱い体力を消耗するため、体力に自信がある方が良いでしょう。

プロ意識が高い人

重機オペレーターは、専門知識と安全性の両方が求められる仕事です。寝不足や二日酔いの状態で仕事をしない等の自己管理も必須です。

プロとしての意識が高い人が特に向いているでしょう。

重機の操作が好きな人

重機オペレーターの仕事は重機を操作することです。

重機が好きな人はもちろん、機械の操作が楽しいと感じる人に向いています。

コミュニケーション能力が高い人

重機オペレーターは現場の作業員とコミュニケーションを取りながら仕事をこなします。

操作は1人で行いますが、現場でのチームワークは大切になります。チームワークを大切にして、現場の作業員とコミュニケーションを取りながら仕事ができる方が向いているでしょう。

 

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重機オペレーターとはどういった仕事内容なのか、必要な資格や年収、向いている人の特徴を解説しました。

重機オペレーターは建設現場の重機を操作する人のことです。重機ごとに必要な免許や資格は異なるため、専門性が高く現場には必要不可欠な存在です。

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