トラック・運送・トラックドライバー情報

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トラックのキャビンとは?種類別の特徴から交換場所・費用もご紹介

更新日:2023/06/23
トラックの画像

キャビンとは、トラックの先頭、運転席がある部分を指します。

キャビンには5種類のタイプがあるので、それぞれの特徴を知ってから用途に合わせて選ぶ必要があります。

そこでこの記事では、キャビンの種類、メリット・デメリットまで詳しくご紹介します。

キャビンの交換をご検討されている方は、ぜひ本記事をお役立てください。

 

トラックのキャビンとは

トラックのキャビンとは、ドライバーが乗る運転席の四角い部分を指し、別名「キャブ」とも呼ばれます。

キャビンの本来の意味は「小屋」ですが、それが車両の用語に派生し広く使われるようになりました。

 

トラックは、乗用車と違って「キャビン」と「荷台」が分かれている構造となっています。

トラックドライバーにとってキャビンは非常に大切なスペースです。食事や休憩、長距離ドライバーなら睡眠までキャビン内で行わなければいけません。

また、キャビンは衝突などの事故からドライバーの命を守る大事な役割があります。

 

 

トラックのキャビンの種類

キャビンの画像

キャビンの種類は、次の5つのタイプがあります。

  • ショートキャブ
  • フルキャブ
  • ハイルーフキャブ
  • ワイドキャブ
  • ダブルキャブ

前述した通り、キャビンはキャブとも呼ばれているのでショートキャビンであれば、ショートキャブが世間一般の呼称となります。

ひとつずつ特徴を詳しくみていきましょう。

ショートキャブ

トラックのキャビンでもっとも多いタイプが、ショートキャブまたは標準キャブになります。

ショートキャブは座席のうしろに就寝用のスペースがないので、側面から見たとき5種類のキャビンの中でもっとも幅が狭く小さなキャビンです。

 

ショートキャブのメリットは、キャビンをコンパクトにすることで荷台スペースが大きくなり、その分多く荷物が積めることです。

反対にデメリットは、車内が狭いので満足いく休憩が取れないことや、長距離運転には適さないことが挙げられます。

フルキャブ

フルキャブは、ショートキャブになかった座席のうしろに就寝用のスペースを備えたキャビンのことです。

フルキャブには就寝用のスペースがある分、側面から見たときにショートキャブより長くなっています。

 

中型トラックや大型トラックで中距離以上走る場合にフルキャブが多く採用されています。

フルキャブのメリットは、座席がリクライニングできることや就寝用のスペースで休めることです。

デメリットは、ショートキャブよりも荷台スペースが狭くなるので荷物の積める量が減ることでしょう。

ハイルーフキャブ

ショートキャブよりもキャビン内の天井が高いつくりになっているキャビンを、ハイルーフキャブといいます。略してハイキャブとも呼ばれています。

トラックによっては、天井を高くした部分に就寝用のスペースがある場合もあります。

 

ハイルーフキャブは街中であまり見かけませんが、主に長距離を走る大型トラックに採用されていることが多いです。

ハイルーフキャブのメリットは、荷台スペースを小さくすることなく長距離の輸送ができる点です。

デメリットは、車両価格が高くなる点と高さ制限によって通行できない道路がある点です。

ワイドキャブ

トラックを正面から見たとき、ショートキャブよりも20cmほど幅が広いキャビンのことをワイドキャブといいます。

キャビンの幅がワイドになっているので、圧迫感がなく運転がしやすいのが特徴です。

 

ワイドキャブは、小型トラックのみならず大型トラックまで広く採用されています。

幅が広い分、荷台も大きくなり積載量を増やせるのがメリットといえます。

一方、小回りが利かない、狭い道での通行が困難といったデメリットもあります。

ダブルキャブ

座席が前とうしろの2列になっていて、最大5人まで乗れるキャビンのことをダブルキャブといいます。

ダブルキャブには後部座席があるため、ドアも4枚あり、側面から見たときの幅がもっとも長いのが特徴です。

多くの小型トラックにダブルキャブが採用されていて、建築現場や道路の工事現場でよく見かけることがあります。

 

ダブルキャブのメリットは、人を多く乗せられることです。

デメリットは、荷台スペースが狭くなるので荷物を積む量が少なくなることでしょう。

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トラックのキャビンの載せ替え交換の費用・交換場所

キャビンの画像2

続いてキャビンの載せ替え交換にかかる費用と交換場所をご説明します。

トラックを事故で損傷した場合、新しくトラックを買うこともありますが、キャビンだけの損傷であればキャビンの交換だけで済むこともあります。

また中古のキャビンを探して交換すれば、コスト面でも抑えることが可能です。

載せ替え交換費用

キャビンの載せ替え交換費用の相場は、約25万円~40万円前後です。

キャビン本体の値段に交換する作業料が加わるので、どうしても高額になります。

また、キャビンの交換をどこの業者に依頼するかで値段は変わります。ちなみに、トラック専門店は安めで、ディーラーは高めの傾向です。

 

たとえばディーラーに交換の作業を依頼すると、ディーラーから別の修理工場に依頼する場合もあるので仲介手数料がさらに上乗せされて交換費用が高くなります。

少しでも交換費用を抑えたいなら、比較的安く交換してくれるトラック専門店に依頼するとよいでしょう。

交換対応をしてくれる場所

キャビンの交換を対応してくれる場所は、以下の3ヶ所です。

  • ディーラー
  • 整備工場
  • トラック専門店

ただし、整備工場に関してはどこでも交換可能というわけではありません。キャビンの載せ替え作業に対応した工具があるかなどの条件があるので、事前に確認が必要です。

また、トラック専門店でもキャビンの交換まで行っているお店はあまり多くありません。

トラックの3ヶ月点検や車検を出している業者、トラックの車両本体をご購入されたお店に問い合わせるのも一つの手です。

中古のキャビンもおすすめ

キャビンを交換するなら、新品より中古のキャビンがおすすめです。

おすすめする理由は2つあり、1つ目は、なんと言っても中古のキャビンの方が費用が抑えられるからです。

 

2つ目の理由は、納期の速さにあります。

たとえば既存のキャビンから新品のキャビンに交換する場合、キャビン内にあるパーツをひとつずつ取り寄せなければいけません。つまり、ものすごく時間と費用がかかります。

トラック専門店に中古のキャビンの在庫があった場合は、交換する車両の条件に合えば1週間程度で載せ替えが可能です。

 

もちろん、条件に合うキャビンがあった場合の話ですが、一度問い合わせする価値は十分にあります。

新品のキャビンを検討している方も、早くて安い中古のキャビンを検討することも視野に入れるといいでしょう。

 

中古トラックを探すならステアリンクで!

トラックのキャビンについてお伝えしました。

キャビンの交換はディーラーや整備工場でできますが、費用を抑えたいならトラック専門店に依頼しましょう。

ステアリンクでは、中古トラックの販売やトラックの修理・カスタマイズを行っています。現状のトラックにご不満がある場合や、新しいトラックの購入を検討している場合は、ぜひステアリンクにご相談ください。

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