中古車には「車検整備付き」と記載されたものが販売されています。
車検整備付きとは、車検のための整備費用が本体価格に含まれることを意味しています。
この記事では、中古車の車検整備付きの意味や、車検記載の種類、法定整備と車検の違いを解説します。
目次
中古車の車検整備付きとは
公道を走る車は必ず車検を受ける義務があり、車検を通すためには整備が必要です。
「車検整備付き」の中古車は、車検のための整備費用がすでに車の本体価格に含まれているものです。
ただし、車検のための整備費用は含まれていますが、自賠責保険料や自動車重量税などの法定費用、更新手続きのための代行手数料は別途かかります。
車検整備付きとは、車検を通す場合の価格が全て含まれているわけではありませんが、車検整備費用に関する追加費用はかからないということです。
さらに車検整備付きの場合、購入後に販売店が車検を通した状態で納車してくれます。
車検整備付き以外にも中古車の状態は様々で、車検あり、車検なし、予備車検付きなのかで費用は変わるため、購入の際には「車検記載」をチェックする必要があります。
中古車の車検記載の種類
中古車販売サイトでは車検の有無等に関する車検記載があります。
車検記載の種類は、以下の6つが一般的です。
- 車検あり
- 車検整備付き
- 車検整備2年付き
- 車検なし
- 車検整備なし
- 予備車検付き
それぞれの違いを詳しく見ていきましょう。また、購入時には各会社の車検記載ルールを確認するようにしてください。
車検あり
「車検あり」は、車検満了日までまだ期間が残っている状態です。この場合、一般的には車検満了日までの残り期間が表示されています。
車検ありの場合には車検の準備が不要で、納車されたらすぐに利用可能です。
注意点として、車検の手間がかからないため、支払総額が高いことがあげられます。また、満了日までの残り期間が短い場合にはすぐに車検が必要になります。
車検整備付き・車検整備2年付き
「車検整備付き」「車検整備2年付き」とは、車検が切れている状態を表します。
中古車を購入する際の支払総額は車検基本料金を含めたものとなり、中古車販売店が車検をした後に納車となります。
車検整備2年付きは車検満了日まであと2年あるという意味ではなく、「車検に合格するために必要な整備費用が2年分含まれている」という意味です。
どちらも車検を終えてから納車してもらえるので、車検を依頼するところを探す必要はありません。
ただし、車検整備付き・車検整備2年付きには、車検のための法定費用や代行手数料は別途支払う必要があります。
車検なし・車検整備なし
「車検なし」「車検整備なし」とは、車検が切れている状態を表します。
販売店で中古車を購入しても車検は通してくれないため、自分で車検を依頼するところを探して車検を受ける必要があります。
購入した場合に支払う費用は少なくなりますが、自分で車検を通す費用が追加でかかるため、見積もりが立てにくくなります。
車検費用である車検基本料金、法定費用、その他諸経費を自分で計算し見積もりを立てましょう。
予備車検付き
「予備車検付き」とは、購入者が決まっていない中古車に対して行う予備検査を通過した状態を表します。
予備検査に通過すると自動車予備検査証が交付され、3カ月以内に名義変更や納税をすれば購入後に車検を通す必要がなくなります。
車検を省けるというメリットがありますが、法定整備はされていないので、自己負担で行わなければなりません。
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法定整備と車検の違い
車検記載の種類を説明しましたが、中古車販売店の車には「法定整備付き」と記載されたものもあります。
法定整備では、事業用自動車には罰則がありますが、自家用車(乗用車、軽自動車)には罰則がありません。
法定整備に関して詳しく説明するとともに、車検の違いについても見ていきましょう。
法定整備とは
法定整備とは国土交通省の「道路運送車両法」が定めた定期点検整備のことをいいます。
車の所有者が日々行う日常点検と同様に、一定の間隔で行う必要があります。
法定整備には専門知識や技術が必要であるため、国の認証を受けている整備工場に依頼するのが通常です。
12カ月点検と24カ月点検の2種類があり、点検して問題がある場合には部品を全て整備します。
車検との違い
車検とは、車が国が定めた「道路運搬車両法」の保安基準に適合しているかを検査することです。
自家用車(新車の場合)は初回が3年、2回目以降は2年で検査を受ける義務があり、法定整備と車検はどちらも法律で義務付けられていますが、内容や罰則が異なります。
車検は保安基準を満たし合格することで公道走行許可が得られ、車検を受けずに公道を走行した場合には罰則があります。
一方の法定整備は、点検して不備があったら整備が行われ、安全に走行できる車かどうかの項目を点検し、基準を満たすように整備しなければなりません。
法定整備のメリットは安全な走行ができる以外に、メーカー保証を受けられたりリセールバリュー(一度購入したクルマを売却する際の再販価格の事)が高かったりすることがあげられます。
中古トラックの車検の基礎情報
中古トラックを購入する際には必ず車検証の記載内容をチェックする必要があります。
国内のトラックは全て車検証に紐づけられ、国土交通省により管理されています。
中古トラックの車検証には、33項目の基本情報が記載されており、これらの項目の情報は車検時や中古トラック購入時に必要な情報です。
内容は次に解説する33項目となります。
1 自動車登録番号又は車両番号
トラックのナンバープレート情報です。
実際のトラックと車検証が合致しているかを確認できます。
2 登録年月日/交付年月日
トラックの新規登録または名義変更された日付が記載されています。
3 初度登録年月
新車で最初に登録された年月が記載されています。
前項と同じならばワンオーナーのトラックであることを意味し、異なる場合には名義変更が行われたことを意味します。
4 自動車の種別
小型・普通・大型特殊の3種類で区分され、車検時の印紙代の決定に使用されます。
5 用途
乗用・貨物・特殊などの用途が記載され、自動車重量税の算出に使用されます。
6 自家用・事業用の別
車両区分が自家用なのか、事業用なのかが記載されます。
白ナンバーは自家用、緑ナンバーは事業用です。
7 車体の形状
バン、キャブオーバー、ダンプ、冷凍車等の車体の形状が記載されます。
8 車名
トラックのメーカー名が記載されます。
9 乗車定員
トラックに乗車できる人数が記載されます。
10 最大積載量
トラックに積むことができる荷物の最大重量が記載されています。
11 車両重量
トラックの重量が記載されています。
重量をもとに自動車重量税が決定します。
12 車両総重量
車両重量に「乗員1人55kg×乗車定員」を加えた重量が記載されます。
13 車台番号
車両の製造者からの届出を受けて、国土交通省が付与する番号です。車両1台ずつに割り当てられた個別の識別番号が記載されます。
14 長さ 15 幅 16 高さ
トラックの長さや幅、高さが記載されます。
17 前前軸重 18 前後軸重 19 後前軸重 20 後後軸重
最前部の車軸にかかる重量、車両前部が2軸のトラックの後軸にかかる重量、車両前部から3軸目にかかる重量、最後部の車軸にかかる重量がそれぞれ記載されます。
21 型式
トラックの型式がアルファベットと数字で記載されます。
22 原動機の形式
トラックのエンジンの種類が記載され、分からない場合には「不明」と記載されます。
23 総排気量又は定格出力 24 燃料の種類
トラックのエンジン排気量、燃料がガソリンか軽油かがそれぞれ記載されます。
25 型式指定番号
国土交通省に指定された番号が記載されます。
26 類別区分番号
同一型式の車でも、詳細を区別するために設けられた番号が記載されます。
番号からオプション装備の有無を判別できます。
27 所有者の氏名又は名称 28 所有者の住所
トラックの持ち主の名前と住所が記載されます。
ローン中の場合にはローン会社名義になります。
29 使用者の氏名又は名称 30 使用者の住所 31 使用の本拠の位置
トラックの持ち主と使用者が異なる場合に使用者の名前や住所が記載されます。
32 有効期間の満了する日
車検の有効期間の終了日が記載されます。
33 備考
新規登録・継続検査・移転登録等の情報が記載されます。
税金についてや車検時までの走行距離、排ガス等のデータが記載される場合もあります。
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中古車の車検整備付きの意味や、車検記載の種類や法定整備と車検の違いを解説しました。
中古車販売店で見かける車検整備付きの中古車とは、車検は切れていますが販売価格に車検基本料金が含まれており、車検に通してから納車される中古車を意味します。
また、トラックの車検証に記載されている33項目は、車検時や中古トラック購入時などに必要な情報ですので、必ずチェックしましょう。
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