日産トラックの「アトラス」をご存知でしょうか?日産アトラスは、40年にわたりドライバーから支持され続けているトラックです。
この記事では、日産アトラスの魅力や、新型から歴代モデルの特徴、中古車として選ぶ時にお勧めの年式の車両などを詳しく解説します。モデルチェンジの推移や型式、お勧めの年式が明確になりますよ。
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目次
日産アトラスの特徴
「アトラス」とは、日産自動車が販売している小型・中型のトラックです。40年もの歴史のなかでモデルチェンジを繰り返し、環境基準や新免許区分等様々なニーズにも対応してきました。
ここからは、現行モデル(1.5tクラスと2.0tクラス)の特徴について詳しく説明します。
快適な走行性能
日産アトラスは、パワフルかつ低燃費のエンジンを搭載しており、「平成28年排出ガス規制」へも対応しています。コンピューター制御されたトランスミッションは、シフトレバーのアップダウン操作のみでの変速が可能です。
また、「二速発進」によるスムーズな発進で荷崩れのリスクが軽減され、軽量インデペンデント・サスペンションにより、優れた操縦安定性を実現しています。1.5tクラスの2WD車では最小回転半径4.4mと小回りが利くため、市街地の走行も快適です。
先進の安全性能
「インテリジェント・エマージェンシーブレーキ」により、走行中の危険感知時に緊急ブレーキが作動し、衝突回避や被害軽減を支援します。
他にも「車線逸脱警報(LDW)」や「踏み間違い衝突防止アシスト(AMT)」、「横滑り・横転の危険回避(VDC)」等多くの安全性能が搭載され、長距離運転による疲れを軽減します。
需要の多様性に対応
小型・中型クラスの多くが新免許区分の「準中型免許」で運転可能な規格で製造されています。また、中型クラスに採用されているデュアルクラッチトランスミッションDUONIC(デュオニック)によってAT限定免許のドライバーが運転できる点も、多くのドライバーから支持され続けている理由です。
日産アトラスの新車・中古車価格
日産アトラスの新車価格と中古車価格の目安を紹介します。環境基準への対応や、新免許区分の準中型免許に対応する車両は高年式のものになりますので、予算の範囲内で可能な限り、年式の新しい車両の購入をおすすめします。
AT限定免許のドライバーが運転可能なDUONIC(デュオニック)搭載の車両は5代目「NT450アトラス」(2013年)からとなります。また、「平成28年排出ガス規制」に全車適応し、「平成27年度燃費基準+10%」を達成したモデルも「NT450アトラス」です。
新車価格
日産アトラスの現行モデル1.5tクラスのメーカー希望小売価格は4,231,700円~、2tクラスは5,278,900円~(共に消費税込み)です。希望のオプションを追加すれば、さらに値段が上乗せされます。
中古車価格
中古車価格は年代や車の状態によって差があります。
日産アトラスの1.5tクラスの2代目F23型系では300,000~2,970,000円、3代目F24型系では980,000~4,490,000円です。
2.0tクラスの2代目H41型系は440,000~1,380,000円、3代目H42型系は300,000~2,970,000円、4代目H43型系は980,000~4,490,000円、5代目H44型系は1,370,000~2,710,000円が大まかな相場になります。
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日産アトラスの内装
日産アトラスは、ドライバーの快適性を追求した乗り心地の良い車両です。視覚的に開放感のあるキャビン内の居住性と、豊富で無駄のない大きな収納力が魅力です。順番に詳しく解説します。
居住性が高い
キャビン内は、頭上や足元に余裕があり、圧迫感がなく広々とした空間です。座席のシートには通気性や肌触りにこだわった生地を使用しています。長時間の運転でも快適に過ごすことができ、ドライバーのストレスを軽減させる仕組みとなっています。
現行モデルでは、最新の遮音対策により走行中のエンジン音や風切り音を最小化しているので、静かでストレスの少ない運転ができます。
収納力がある
無駄なスペースがなく、仕事で使う地図や書類等、必要な場所に必要な収納が標準装備されています。引き出し式カップホルダーやカードフォルダー、コンビニフックや助手席側のグローブボックス等、収納が豊富であるため物が溢れかえることも少なくなるでしょう。
日産アトラスの型式一覧|歴代モデル
日産アトラスは、2.0tクラスが1981年に初めて販売され、翌年1.5tクラスが販売開始になりました。以来40年間にわたり、幾度となくモデルチェンジを繰り返し、変化する社会環境やドライバーのニーズに応えてきました。
1.5tクラス
型式 |
年代 |
詳細 |
初代モデル F22型系 |
1982~1992年 |
日産キャブスターとホーマーの後継モデルとして登場。 ガソリンエンジン、ディーゼルエンジンとも2度のマイナーチェンジが行われた(ガソリンエンジンはNA16型・NA20型へ、ディーゼルエンジンはTD23型・TD27型へ変更)。 |
2代目モデル F23型系 |
1992~2007年 |
いすゞにOEM供給が開始。 2度のマイナーチェンジなどで内燃機関の刷新が積極的に行われた。 |
3代目モデル F24型系 |
2007年~ |
最大積載量1.75~2.0tモデルが追加(2代目までは1.5tまで)。 エンジンは新長期規制対応ディーゼルエンジンのZD30DDTi型と、ガソリンエンジンのQR20DE型を搭載。 国内ではいすゞと三菱ふそうへのOEM供給が行われ、ヨーロッパではルノー・トラックへOEM供給、インドや中国でも現地生産が行われるなど、小型トラックのユニバーサル・モデルとなる。 |
2.0tクラス
型式 |
年代 |
詳細 |
初代モデル H40型系 |
1981~1992年 |
中型クラスの初代アトラス。ガソリンエンジンをNA20型に変更。 ED35型エンジン車が追加。約10年間生産され、2度のマイナーチェンジを行う。 |
2代目モデル H41型系 |
1991~1995年 |
標準キャビンをモデルチェンジ。 エンジンはFD46、FD42、BD30のディーゼルエンジン3機種を搭載。 |
3代目モデル H42型系 |
1995~2007年 |
約12年間販売され、3度のマイナーチェンジを行う。 CNG車(圧縮した天然ガスを燃焼にして走行する車)をマイナーチェンジし、4.6Lエンジンを搭載。 LPG車(液化石油ガスを燃料にして走行する、低燃費で環境やエンジンにやさしい車)追加。 積載量3t車に小型貨物4ナンバー車(税金などの維持費が安い)追加。 |
4代目モデル H43型系 |
2007~2012年 |
ディーゼルエンジンがダウンサイジングされ、環境性能向上と燃費性能を両立。 |
5代目モデル H44型系 |
2012~2021年 |
2011年11月にフルモデルチェンジし、車種名「NT450アトラス」と変更して発売。 燃費効率を最大限に高めた4P10型ディーゼルエンジンと5速MT・6速AMTのDUONIC(デュオニック)を搭載し、低燃費と走行の快適性が向上。 「平成28年排出ガス規制」に全車が適応。 「平成27年度燃費基準+10%」達成。 |
6代目モデル F25型系 |
2021年~ |
2021年4月にフルモデルチェンジした現行モデル。 |
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日産アトラスは、環境性能と走行性能、さらには安全性も兼ね備えた魅力的なトラックです。現行モデルの新車には手が届きにくい場合も、中古車であれば希望に近い車両が見つかるかもしれません。
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