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トラック・運送・トラックドライバー情報

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トラックの天井部に謎の小部屋が!?中はどうなっているのかの秘密に迫る!

更新日:2024/09/25

日本の物流を支える大型トラックは、長距離を長時間かけて走行するため、ドライバーにとって、休憩の取り方が身体を休めるうえで重要になってきます。その際、ドライバーを支えるのが謎の小部屋となります。今回はその謎の小部屋の秘密に迫ります。

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大型トラックの「小部屋」の内部は?

トラックの乗員スペース、通称「キャブ」には様々な種類があります。例えば、通常のキャブをハイルーフ化して室内高を上げることで収納スペースや頭上空間を広げたり、キャブを後部に延長することでシートのリクライニングやベッドスペースを設けることができます。しかし、キャブ内に休憩スペースを設けるとエンジンの騒音や振動、熱が伝わり、快適な休憩が難しくなることもあります。

 

各メーカーの取り組み

このような問題の解決のため、各社キャブ天井部に独立した小部屋のようなスペースを確保したモデルの販売をスタートさせました。

三菱ふそうは「スーパーマルチルーフ」、いすゞは「マキシルーフ」、日野は「スーパーハイルーフ」というモデル名で展開しています。

いすゞの「マキシルーフ」は大型トラック「ギガ」に設定されており、サイズは全長1985mm×全幅1025mm×全高865mmです。室内灯やコンセントが設けられ、読書やスマホ操作も可能です。

三菱ふそうの「スーパーマルチルーフ」は、2001年に大型トラック「スーパーグレート(ショートキャブ車)」にオプションとして初めて設定されました。このルーフには蓄冷式クーラーが設置されており、エンジンを停止しても快適な休憩が可能です。サイズは全長1949mm×全幅970mm×全高740mmで、簡易テーブルや雑誌を収納できるネット、換気可能な開閉式の小窓も備えています

 

その他のキャブ拡張ルーフ

トラックメーカーだけでなく、ボディ仮装メーカーもキャブ空間を拡張するルーフを提供しています。三菱ふそうトラック・バスの子会社であるパブコは、スーパーグレートのショートキャブ仕様用マルチルーフ「CABUTO」を販売しています。FRP製のCABUTOはルーフを切断して取り付けるもので、シングルベッド相当のスペースを確保しています。

 

トラックドライバーの労働環境改善

トラックドライバーの仕事は肉体的に厳しく、長時間の拘束や不当な要求など過酷な環境が問題となっています。2024年4月からは、トラックドライバーの時間外労働の上限規制が適用されますが、労働時間短縮による輸送能力不足も新たな課題です。また、ドライバーの人手不足も深刻化しています。

そのため、少しでも快適に業務を遂行できるよう、小部屋の導入や先進運転支援システムの強化、疲れにくいシートの採用など、トラックメーカーは様々な対策を講じています。

 

まとめ

トラックドライバーの快適な休憩を支える小部屋は、多様な利用法があり、各メーカーが様々な工夫を凝らしています。労働環境改善のため、快適な休憩空間の提供がますます重要となっています。小部屋付のトラックをお探しの際は、ステアリンクへお問い合わせください。

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