トラック・運送・トラックドライバー情報

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いすゞ フォワードの特徴とは? 価格・内装・歴代モデルを紹介

更新日:2023/10/17
いすゞのロゴの画像

いすゞ フォワードは、いすゞ自動車が製造している中型クラスのトラックです。

燃費性能・安全性能が高くエコカー減税にも対応しており、一般社団法人日本自動車販売協会連合会およびいすゞ自動車の、2020年~2021年の車両総重量8~11トンクラスにおける調査によると、いすゞフォワードは販売台数日本一に輝いています。

この記事では、いすゞ フォワードの特徴や価格、内装、歴代モデルについて紹介します。

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いすゞ フォワードの特徴

いすゞ フォワードの初代モデルは1970年に発売されました。

フルモデルチェンジとマイナーチェンジを繰り返し、現行モデル(2023年10月現在)は2023年に発売された6代目になります。

いすゞ フォワードは、燃費性能が高くエコカー減税に対応しており、車両総重量8〜14.5トンクラスのecostop付車(2RG-)は、自動車税環境性能割で非課税、自動車重量税は75%減税されます。

中型ディーゼルトラックではクラストップ※の燃費で、ディーゼル車重量車モード燃費値は8.1km/Lです。

※車両総重量7.5トン超〜14トン以下(2WD) 中型トラック重量車モード燃費値での比較(2022年1月現在。いすゞ自動車調べ)

 

いすゞ フォワードの燃費性能は、環境だけでなく燃料コスト低減にも貢献しており、経済的にもやさしいトラックです。

安全性能も高く、先行車や歩行者を検知する「プリクラッシュブレーキ」、死角エリアの対象物を検知して知らせる「交差点警報」等を備えています。

ボディタイプは豊富に用意されており、収納容量も大容量のため様々な輸送に対応できます。

いすゞ フォワードのメンテナンスリースはお得なリース料で豊富なメリットがあり、42%※の方がフォワードの導入にリースを選択しています。

※フォワードGVW8トンクラス新車(2021年4月〜9月。いすゞリーシング調べ)

 

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いすゞ フォワードの新車・中古車価格

いすゞ フォワードは、以下の理由から中古トラック市場でも高い人気を誇ります。

  • 低燃費の高性能エンジン
  • 最先端の安全性能
  • 快適な内装と機能

中古トラックとして販売されているモデルは、2007年に登場した5代目 いすゞ フォワードが主流です。

いすゞ フォワードの現在の新車・中古車価格は、以下のようになっています。

  • 新車:1,315万2,700円(2021年モデル/車型2RG-FRR90S2)
  • 中古車:200万円〜1,000万円(2008年〜2020年モデル)

※ディーラーによって値引き等の幅が変わり、地域や販売店によっても価格は変化します。

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いすゞ フォワードの内装

いすゞ フォワードの内装は疲れの少ない操作性を実現しており、毎日の運転をしっかりサポートしてくれます。

具体的な内装の特徴を見ていきましょう。

シート

シート

いすゞ フォワードのシートは「自動体重調整機構付エアサスシート」を運転席に採用しています。

内蔵されたサスペンション機構で、走行中の細かな振動を効果的に吸収してくれ、長時間の運転でも疲れの少ない快適な乗り心地を実現しています。

ドライバーの体重に合わせてシート座面の高さを一定に保つ「自動体重調整機構」を装備しており、ドライバーの体格を選びません。

ハイルーフキャビン

ハイルーフキャビン

いすゞ フォワードのハイルーフキャビンはクラス最高峰※です。

キャブ内で立ち上がることも可能な室内高を確保しており、開放的な空間が疲労を軽減します。

ハイルーフ専用装備(オプション)では、ゆとりあるスペースを活用した大容量大型ヘッダーコンソールやリヤパイプハンガー等の多彩な収納を装備できます。

※国内中型トラックハイルーフ車室内高および収納容(2021年1月現在。いすゞ自動車調べ)

収納スペース

収納の画像

いすゞ フォワードは、業務に必要なものを機能的に整理できる多彩な収納スペースを用意しています。

ヘッダーコンソールボックスやドアポケット、カードホルダー、コンビニフック、引き出し式カップフォルダー等、使いやすさにこだわったつくりです。

 

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いすゞ フォワードの型式一覧|歴代モデル

1970年に「初代 いすゞ フォワード」を発売し、2023年現在の現行モデルは「6代目 いすゞ フォワード」です。

フルモデルチェンジまでのサイクルは長い傾向にありますが、新型を発表したあとにはマイナーチェンジを重ねています。

  • 初代 いすゞ フォワード:1970年〜1975年(Sキャブ:1970年〜1986年)
  • 2代目 いすゞ フォワード:1975年〜1985年
  • 3代目 いすゞ フォワード:1985年〜1994年
  • 4代目 いすゞ フォワード:1994年〜2007年
  • 5代目 いすゞ フォワード:2007年〜2023年
  • 6代目 いすゞ フォワード(現行):2023年〜

初代いすゞ フォワード

初代 いすゞ フォワードはTR型4トン積みトラックとして1970年に発売されました。

種類にはフルキャブとSキャブ(ショートキャブ)の2種類があり、キャブの形状から「ムーミン」の愛称で親しまれました。

フルキャブはフルキャブオーバー型として1975年にフルモデルチェンジされますが、SキャブはフォワードSとして1986年まで生産されます。

2代目 いすゞ フォワード

2代目 いすゞ フォワードは1975年にベッド付車のみフルモデルチェンジされフルキャブオーバー型になりました。

中型直噴ディーゼルエンジンを搭載します。キャッチコピーは「フォワード・ザ・ビッグ」でした。

1978年には全輪駆動を追加、1979年のマイナーチェンジでは内外装を大幅に変更しています。

変更した点として、バイレベル機構付強制ベンチレーター、ディスクブレーキ、エアサスペンション、ビニールニットシート、速度感応型パワーステアリング、チルトステアリング等の装備が充実した点があげられます。

1984年のマイナーチェンジでは内外装のデザインが変更になり、「昭和58年排出ガス規制」適合の新開発エンジンを搭載しました。

3代目 いすゞ フォワード

3代目 いすゞ フォワードは1985年に登場しました。愛称は開発コードの840からとった「ハ・シ・レ」です。トラックとして初めてのグッドデザイン賞を受賞しました。

助手席と中央席を倒してベッドを拡張できるマルチユースシート&ベッドや、ステアリングロックなどの装備が充実しています。

1988年のマイナーチェンジでは、セラミックターボエンジン車を追加し、フロントグリルを変更、内装をフルトリム化して静音性を高めました。

1992年のマイナーチェンジにおいては、ISUZUのロゴが現在のタイプ(新しい企業カラーであるレッド)に変更となりました。

このロゴには「世界中のお客様に、心から満足していただける商品とサービスを創造し、社会に貢献するとともに、人間性豊かな企業として発展する」という、いすゞ自動車の企業理念が込められています。

4代目 いすゞ フォワード

4代目 いすゞ フォワードは1994年に発売されました。エンジンはTI、NAともにSOHC方式に統一、6HE1-#系型と6HE1-TC#系型の2種類になりました。

運転席には自動体重調整機構付シートを採用し、ダブルキャブ車のリアドアは先代モデルのものを流用しています。

1997年にはGVW8トンクラス車に、トラックとしては初めて運転席SRSエアバッグ(シートベルトとの併用)を標準装備しました。

1999年のマイナーチェンジでは、フロントグリル上にデザインラインを追加し、ターボインタークーラーエンジンをコモンレール搭載タイプに変更。「平成10年・11年排出ガス規制」適合となりました。

5代目 いすゞ フォワード

2007年にフルモデルチェンジして登場したのが5代目 いすゞ フォワード(現行モデル)で、GVW8トン車(FRR)と同11トン車(FSR)を同時発売しました。

中型トラックでは初めて助手席用エアバッグとプリテンショナー付シートベルトが装備されています。

直近では、2021年にマイナーチェンジされており、安全性能の向上のため、交差点警報、先行車発進お知らせ機能、ふらつき警報が一部車型を除いて標準装備されました。

ヘッドランプやフォグランプはLEDに変更、フロントグリルはシルバー基調に変更され、ハイルーフにワイドキャブ・フルキャブのオプションを設定しています。

現行のラインナップは、Fカーゴ、平ボディ、キャブバッククレーン、バン、ダンプで、多様な輸送に対応するバリエーションとシャーシーがあります。

 

6代目 いすゞ フォワード(現行)

6代目 いすゞ フォワード(現行)は2023年に登場しました。キャブデザインはフロントフェイスから張り出したサイドフェンダーとなっています。

いすゞが初めて採用したコモンアーキテクチャー戦略である「I-MACS」は、エンジン、トランスミッション、燃料タンク、アクスル、安全装備など、両車で共通のモジュール設計を採用しており、これにより、世界中の多様なニーズに対応できるようになりました。

内装も大幅に改良され、インパネにはエルフ同様に7インチディスプレイが備えられ、ステアリングスイッチが標準装備されました。さらに、ギガで採用されている高性能シートも新たに提供されています。

エンジンは4HK1型のまま変更はないものの、後処理装置にDPD+尿素SCRが導入されました。

 

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いすゞ フォワードの特徴や価格、内装、歴代モデルについて解説しました。

いすゞ フォワードはいすゞ自動車が誇る燃費性能・安全性能に優れた中型トラックです。

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