トラック・運送・トラックドライバー情報

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ハイブリッドトラックの燃費や価格は?サイズ別有名メーカー車種も紹介

更新日:2023/06/06
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ハイブリッドトラックは、燃料と電力によるモーターの両方で走行するトラックです。

減速時に発生する熱(運動エネルギー)をモーターの動力源として再利用しており、ハイブリッド車は環境に優しく燃料消費も抑えられるトラックです。

そんなハイブリッドトラックですが、サイズ別の車種や、新車・中古車価格が気になる方もいるのではないでしょうか。

今回は、ハイブリッドトラックの特徴や値段について紹介します。

 

ハイブリッドトラックとは

ハイブリッドトラックは、電気モーターとディーゼルエンジンをエネルギー源として走行するトラックのことです。

トラックの発進や加速の際、ディーゼルエンジンと電気モーターの両方のエネルギーを使用し、ディーゼルエンジンの燃料消費を抑制できるため、燃費の良さが特徴です。

 

燃費が良い反面、ディーゼルエンジンと電気モーターが搭載されたハイブリッドトラックは、通常のトラックと比べて値段が高いです。

2トントラックを代表するいすゞエルフを例にあげると、ディーゼル車のみのトラックと比べて、ハイブリッドトラックの方が約77万円高値で売られています。

環境にいいとはいえ長期で運用するのか・短期で運用するのかなど、運用目的を考えて購入を検討することが大切です。

 

ハイブリッドトラックのサイズ別有名メーカー車種

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ここでは、ハイブリッドトラックの車種をサイズ別に紹介します。

それぞれの車種について、特徴や燃費、評判なども記載していますのでぜひ参考にしてください。

大型

大型トラックは、日野自動車のプロフィアを紹介します。

大型トラックは高速道路を走行することが多いため、加減速の少なさからハイブリッドシステムは無力だと言われてきました。

とはいえ、「大型トラックにハイブリッドシステムは不向き」を覆したのが、日野自動車です。

次で詳しく紹介します。

■日野 プロフィア ハイブリッド

日野プロフィアのハイブリッドトラックは、2019年6月に発売された大型のハイブリッドトラックです。

加速度の少なさから不向きだと言われていたハイブリッドシステム。しかし、重量と勾配の急な高速道路が多いことに着目し、大型トラックのハイブリットシステムが誕生しました。

重量感のあるトラックが下り坂を下ることで、運動エネルギーが発生します。通常の平坦道路では、下り坂で得た運動エネルギーをモーターに活用して燃料削減を行う仕組みです。

通常のプロフィア(ディーゼルエンジンのみ搭載)の燃費は3.25km/Lに対して、プロフィアのハイブリッドトラックは4.75km/lです。そのためハイブリッドトラックの方が長く走行でき経済的にも優しいトラックと言えます。

中型

中型トラックは、日野レンジャーのハイブリッドトラックを紹介します。

大型トラック同様、日野自動車のトラックのみ生産されています。

中古トラックでハイブリッド車をご検討の方はぜひ参考にしてください。

■日野 レンジャーハイブリッド

日野レンジャーハイブリッドは、2004年6月に発売された日野自動車の小型トラックです。

2008年1月には、日野自動車の小型トラック「デュトロ」で、採用しているより先端技術のハイブリッドシステムを搭載した新しいトラックを発売しました。

詳しいハイブリッドシステムについては、小型トラックの章で紹介します。

ディーゼルエンジンを搭載したトラックは燃費7.4km/Lに対し、ハイブリッドトラックは8.2km/Lと、環境だけでなく経済的に優しいトラックとなっています。

小型

最後に、小型トラックのハイブリッドトラックについて紹介します。

小型トラックのハイブリッド車は下記の4種類です。

  • 日野 デュトロ 
  • いすゞ エルフ
  • 三菱 キャンター
  • トヨタ ダイナ 

先ほどハイブリッドシステムは大型トラックには不向きだったと言いましたが、それは、ハイブリットシステムが加減速のエネルギーを使用してエンジンの仕事量を減らす仕組みだからです。

そのため、日野自動車以外のメーカーは、主に街中や住宅地などの配達で使われる加減速が多い小型トラックにハイブリットシステムを搭載しています。

■日野 デュトロ ハイブリッド

日野デュトロのハイブリッドトラックは、2016年5月に日野自動車から発売されたトラックです。

2017年10月にハイブリッドシステムを含む改良が行われています。そのため、燃費は12.2km/Lから13.2km/Lへ向上しました。

中古トラック市場では、「エンジンの馬力が強く、加速がスムーズ」「快適に運転できる」など燃費の良さだけでなく、快適性や走行性の良さにも評判があります。

■いすゞ エルフ ハイブリッド車

いすゞエルフのハイブリッド車は、2015年4月に改良し発売されたいすゞ自動車の小型トラックです。

トラックでは国内初のバッテリー「リチウムイオン電池」を導入しています。従来使用されている「ニッケル水素電池」に比べてバッテリー寿命が長く劣化が少ないです。

そのため、長期間交換することなく費用を抑えることができます。

■三菱 キャンター エコ ハイブリッド

三菱キャンターエコハイブリッドは、2006年に発売された三菱ふそうの小型トラックです。

通常の三菱キャンターの燃費は9.67km/Lに対し、エコハイブリッド車は12.8km/L(2tクラス)と燃費が良いです。

また、国内で初めて「新長期排出ガス規制(平成17年規制)」の規制値を小型ディーゼルトラックで達成しました。

新長期排出ガス規制とは、国土交通省が定めた排出ガスの基準値のことです。平成17年に制定された以下の規制は、従来よりもさらに厳しいものとなりました。

  • 窒素酸化物(NOx)40%削減
  • 粒子状物質(PM)85%削減
  • 炭化水素(HC)80%削減

そのため、三菱キャンターのエコハイブリッドは、環境に配慮した最初の小型ディーゼルトラックとして有名です。

■トヨタ ダイナ

トヨタダイナのハイブリッドは、2006年10月に発売されたトヨタ自動車の小型トラックです。

燃費は13.6km/Lと、通常のディーゼル車より約2.6km/L多く、ハイブリッド専用のディーゼルエンジンを搭載しています。

そのため、エンジンとモーターを使用した排出ガスの低減など環境に配慮したエンジンが特徴です。

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車種別の新車・中古車の値段一覧表

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大型・中型・小型トラックの車種別に、新車・中古車価格を紹介します。

大型・中型トラックは日野自動車製品、小型トラックは「日野自動車・いすゞ自動車・三菱ふそう・トヨタ自動車」の四種類です。

新車と中古車で迷われている方は、ぜひ参考にしてください。

大型トラック 日野プロフィアハイブリッド価格

日野プロフィアハイブリッドの新車・中古車価格は下記の通りです。

 

新車価格(税込)

中古車価格(税込)

日野プロフィアハイブリッド

22,750,200円

1,750,000円

高速道路での定速走行時は、自動でモーター走行に切り替えられます。そのため、騒音や振動が少なく長距離運転の疲労を軽減できます。

通常のディーゼル車より300万円ほど値段がかかります。

ですが、その分低燃費による燃料費やメンテナンス代などを削減することができ評価は高いです。

中型トラックの新車・中古車価格

日野レンジャーハイブリッドトラックの新車・中古車価格は下記の通りです。

 

新車価格(税込)

中古車価格(税込)

日野レンジャーハイブリッド

8,677,200円

2,080,000円

日野レンジャーの中古車は数に限りがあるため、希望される方はステアリンクに直接お問合せください。

小型トラックの新車・中古車価格

小型トラックの新車・中古車価格は下記の通りです。

 

新車価格(税込)

中古車価格(税込)

年式

日野デュトロハイブリッド

5,616,540円

1,080,000円~1,980,000円

2006年~2019年

いすゞエルフハイブリッド

5,149,440円

1,498,000円~3,788,000円

1991年~2013年

三菱ふそうキャンターエコハイブリッド

5,486,250円

780,000円~980,000円

2006年~2013年

トヨタ ダイナ

5,931,000円

2,421,000円

2014年

新車価格は500万円前後、中古価格は100万円~200万円前後で売られています。

 

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ハイブリッドトラックは、電気モーターとディーゼルエンジンを使用して走行するトラックです。

モーターとエンジンを使うことで、燃費を抑えるだけでなく環境に配慮した走行を実現できます。

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