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トラック・運送・トラックドライバー情報

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トラックの緑ナンバーは個人で取得できる?白ナンバーとの違いとは

更新日:2023/09/25
トラックの緑ナンバーは個人で取得できる?白ナンバーとの違いとは

道を行くトラックのナンバープレートを見ると、緑色のものと白色のものがあります。

どちらも荷物を運ぶトラックではあるものの、その「使い方」でナンバーの色を使い分けているのをご存知でしょうか。

今回は、トラックの緑ナンバーの意味や、緑ナンバーを取得するメリット・デメリット、取得条件などを解説します。

トラックの緑ナンバーとは?

トラックの緑ナンバーとは、運賃(お金)をもらって自分や自社以外の荷物や人を運ぶ車に必要なナンバーです。自家用トラック(自社用トラック)ではなく、事業用トラック(営業用トラック)を使う際に必要になります。

緑ナンバーは路線バスやタクシー、トラック運送などの事業で必要です。道路運送法や貨物自動車運送事業法、貨物利用運送事業法において許可を得た事業者のみが取得できます。

緑ナンバーと白ナンバーの違い

緑ナンバーは緑色の背景に白色の文字ですが、反対に白色の背景に緑色の文字の「白ナンバー」もあります。

目的・用途の違い

まず、自家用車か事業用車かの違いがあります。白ナンバーをつけた自家用トラックの場合、自社製品を店舗への納品のために荷物を運ぶのは許可されていますが、他者からの依頼を受けて荷物を運ぶことはできません。

緑ナンバーをつけた事業用トラックは、他者からの依頼を受けて荷物を運び、運賃を受け取ることができます。

点検整備期間の違い

また、点検整備期間などでも異なる点があります。

まず、点検整備のタイミングは車両の総重量によって異なりますが、8トン未満のトラックの場合、緑ナンバーは3ヵ月ごとに、白ナンバーは6ヵ月ごとに行うと決められています。車両総重量8トン以上のトラックは、緑ナンバーも白ナンバーも3ヵ月ごとの点検が必要です。

このように、緑ナンバーと白ナンバーは、事業に使う事業用自動車とそれ以外の自動車を分類するためのナンバーであり、税制などでも違う優遇措置がとられています。

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トラックの緑ナンバーのメリット

運転席の画像

緑ナンバーを取得すると、運賃をもらって荷物を運べるようになるのが最大のメリットです。白ナンバーで運賃をもらって荷物を運ぶのは違法行為ですが、緑ナンバーなら堂々とできるということです。

緑ナンバーを取得すると事業に利用できる他、税金面でもいくつかのメリットがあります。

税制優遇

トラックの最大積載量によって異なる「自動車重量税」や「自動車税」は、白ナンバーよりも緑ナンバーのほうが安いというメリットがあります。

たとえば、国土交通省の自動車税税額表によると、最大積載量2トン超~3トン以下のトラックでは、白ナンバーの自家用車が16,000円なのに対し、緑ナンバーの事業用車は12,000円です。トラック1台あたり年間で4,000円の差がつくため、5台所有する事業所の場合は20,000円違うということです。

同じく、自動車重量税も白ナンバーより緑ナンバーのほうが安くなるというメリットがあります。

社会的信用度が上がる

緑ナンバーの取得には、まず運送業許可の取得が必要です。

運送業許可は取得までに時間や費用がかかり、非常にハードルの高い事業です。そのため、緑ナンバーが取得できる事業者は運送業許可を取得しており、社会的な信用度が高くなると言えます。

トラックの緑ナンバーのデメリット

緑ナンバーにするメリットは多いものの、白ナンバーに比べて管理のコストや手間がかかるのがデメリットと言えるでしょう。緑ナンバー取得の具体的な条件は後述しますが、営業所や車庫の確保、人員の確保、そして車両の確保などの費用がかかります。

トラックの緑ナンバーの取得条件


ここからは、トラックの緑ナンバーの具体的な取得条件を見てみましょう。

  • 運送業許可(一般貨物自動車運送事業)を取得
  • 事業用自動車等連絡書を運輸支局で発行

今あるトラックをすぐ緑ナンバーに変更することはできません。緑ナンバーの取得には、まず運送業許可を取得する必要があります。

運送業許可の申請に必要な要件

運送業の許可を得るためには、スタッフとなる人員はもちろん、事務所や休憩室、睡眠がとれる施設などの整備が必要です。また、営業所にある事業用自動車の数にあわせて、国家試験に合格した運行管理者を配置しなければなりません。

  • 営業所
  • 車両(営業所ごとに5両以上を用意する)
  • 車庫(立地条件や収容能力などの条件を満たす)
  • 休憩や睡眠施設(営業所や車庫に併設、適切な広さが必要)
  • 管理体制(十分な運転者の確保、整備管理者の確保など)

これらの条件を満たし、国土交通省もしくは地方運輸局で認可を得た後、ようやく事業で使うトラックを緑ナンバーに変えられます。

トラックの緑ナンバーは個人で取得できる?

トラックの緑ナンバーは、個人事業主でも取得可能です。

ただし、緑ナンバー取得には上述のとおり条件があり、個人事業主1人だけでは取得できません。緑ナンバー取得の要件や流れは法人と変わらず、今後法人化する場合も簡単に許可を移行することはできません。

また、個人事業主だと金融機関での融資や荷主との口座開設などで法人より難しい場合もあるので留意しておきましょう。

トラックの緑ナンバーと運転免許の関係

続いては、緑ナンバーのトラックを運転するために必要な運転免許について見てみましょう。

緑ナンバーのトラック運転に必要な運転免許は、あくまでトラックの車両総重量や最大積載量であり、白ナンバー・緑ナンバーは関係ありません。

2017年4月の運転免許制度改正により、普通免許・中型免許・大型免許の3種類に準中型免許が加わりました。普通免許を取得していれば車両総重量3.5トン未満のトラックを運転できます。

また、トラックで運ぶのが人(旅客)でない場合、二種免許は必要ありません。タクシーやバスのように人を乗せる業務の場合、タクシーであれば普通二種、バスならば大型二種の運転免許がそれぞれ必要です。

トラックの緑ナンバーはレンタルできる?

トラックの購入には多くの費用がかかるため、繁忙期のみ台数を増やしたいという事業者は多くいます。そこで注目されているのが、緑ナンバートラックのレンタルやリースです。

緑ナンバーのトラックは半年や1年など、中長期的な期間のリースが可能です。緑ナンバーのトラックのリースは、一時的にトラックの台数を増やしたい場合などに利用されています。

ステアリンクは緑ナンバートラックのリース・販売に対応しています

運送業に欠かせない緑ナンバートラックは、用意するまでの道のりが大変なですが、白ナンバーのトラックよりも需要は高くなっています。その理由として、自家用トラックを使うコスト、荷物を輸送する際のリスク、環境問題などさまざまな要因が考えられます。

こうした課題を解決し、事業用の緑ナンバートラックを用意する初期費用を大きく下げられるのが、リースや中古トラックの利用です。

新車購入はもちろんですが、質の高い中古トラックの購入やリースの利用など、さまざまな方法を組み合わせることでコストを大幅削減できるでしょう。

ステアリンクでは、お客様のさまざまなニーズに合わせて幅広いトラックをご提案いたします。事業用の緑ナンバートラックをレンタルしたい方、事業所の車両確保のためにトラック購入を検討している方、ぜひお気軽にご相談ください。

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