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エンジンの交換・載せ替えとは?費用やメリット・デメリットを解説

更新日:2023/09/28
エンジンの画像

自動車のエンジンは燃料と空気を混ぜ燃焼させることで機動力を得ている、いわば車の心臓部です。

エンジンが何らかの理由で故障してしまった場合には、修理ではなく「載せ替え」が一般的で、エンジンごと交換することになります。

この記事では、エンジンの載せ替えとオーバーホールの違い、費用やメリット・デメリットを解説します。

 

エンジンの載せ替えとは

エンジンの載せ替えとは、古いエンジンを新しいエンジンに入れ替えることをいいます。

エンジン周辺の故障の場合には、パーツだけを交換したり修理すること(オーバーホール)で直ることもありますが、エンジン本体の故障はエンジンごと交換する「載せ替え」が一般的です。

なぜなら、「載せ替え」の方が作業工程が少なく、修理期間が短くなるからです。

エンジンの載せ替えは新品のエンジンだけでなく、中古品やリビルト品(中古品を解体・洗浄したもの)のエンジンに載せ替えることもできます。

中古品とリビルト品のエンジンの場合は、新品よりも費用が安くなるのが大きなメリットです。

エンジンの載せ替えにかかる日数

エンジンの載せ替えにかかる日数はディーラーによって異なりますが、一般的に2〜5日ほど、場合によっては2週間程度かかります。

エンジンの載せ替えは、エンジン周辺の部品を外し、載せ替えた後に組み直してから試運転を行うためやや時間がかかります。

オーバーホールとの違いは?

エンジンの載せ替えと同様に、エンジンが故障したときに検討するのが「オーバーホール(OH)」です。

オーバーホールとは、故障したエンジンを解体してから洗浄し、使えるパーツと使えないパーツに分けて再び組み直すことをいいます。

現在使っているエンジンを再生させるのがオーバーホール、完全に別のエンジンに交換するのが載せ替えです。

オーバーホールにかかる費用は「工賃+部品代」からなり、 車体のサイズやエンジンの状態、依頼した整備業者やディーラーによって費用が変わるため、一概にいくらかかるとは言えませんが、50万円以上はみておきましょう。

費用的には載せ替えと大きく変わりませんが、オーバーホールは高い技術が必要になり作業工程も多いため、所要時間は1カ月程度で載せ替えよりも長くなります。

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乗用車のエンジンの載せ替えにかかる費用

費用のイメージ画像

乗用車のエンジンの載せ替えにかかる費用は車種や仕様によっても異なりますが、50万〜60万円程度です。

この費用はエンジンの本体費用と作業工賃を足したものです。

ディーラーに頼まずに自分で載せ替える場合には費用を抑えられますが、現実的ではありません。

また、これは国産車に同型の新品のエンジンを載せた場合だけの費用なので、外国車の場合にはパーツの取り寄せや同型のエンジンがなかったりすると、さらに費用は上がります。

中古品のエンジンであれば、走行距離にもよりますが、10万〜15万円程度ですむ場合もあります。

場合によっては車自体の価格よりも高くなることもあるので注意しましょう。

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バイクのエンジンの載せ替えにかかる費用

バイクのエンジンの載せ替えをショップに依頼した場合には、8万〜15万円程度かかります。

載せ替えるバイクが50ccのエンジンなのか、1000ccを超えるエンジンなのかでも価格や工賃は変わります。

また、年式の古いエンジンの場合には、希少価値の観点から費用がさらにかかることもあり得ます。

自分で載せ替える場合には工賃がカットできるため、エンジン代のみとなり費用を抑えることが可能です。

車のエンジンの載せ替えほど困難ではありませんが、バイクのエンジンの載せ替えは専用工具やメカニカルなテクニックが必要になるため、難易度は高く初心者には不向きです。

 

トラックのエンジンの載せ替えにかかる費用

エンジンを修理する画像

トラックのエンジンの載せ替えにかかる費用は、小型トラックでも100万円以上とされています。

大型トラックの場合には200万円以上になることもありますが、社外新品やリビルト品、中古品のエンジンを載せ替えることで費用を抑えることができます。

社外新品はトラックメーカーではなく部品メーカーが生産したもので、新品のエンジンよりやや安い価格で購入できます。

リビルト品はほぼ新品に近い中古部品であるため、価格を抑えることが可能です。

 

エンジンの載せ替えのメリット

エンジンを修理する画像

エンジンの載せ替えにはどんなメリットがあるのかをみていきましょう。

性能の回復・向上

エンジンの載せ替えを行うことで古くなった車の性能を回復・向上させることができます。

エンジンの載せ替えは、70年代や80年代などの旧車で行われるケースが多いのも特徴です。

年式が古い車でもエンジンの載せ替えを行うことでパワー不足を解消でき、快適な運転を楽しむことができます。

作業が早い

エンジンの載せ替えの作業日数は一般的に2〜5日ほど、長くても1〜2週間程度と作業が早い点がメリットです。

オーバーホールは膨大なパーツを全て分解して組み立てるため、載せ替えよりも工程が多くなり作業日数もかかります。

そのため、オーバーホールは1カ月程度かかることもあり、エンジンの載せ替えの方が期間が短くなります。

 

エンジンの載せ替えのデメリット

エンジンの載せ替えのデメリットをみていきましょう。

費用がかかる

エンジンの載せ替えは車種に関わらず、多くの費用がかかります。

  • 乗用車:50万〜60万円程度
  • バイク:8万〜15万円程度
  • トラック:100万円以上

新品のエンジンは本体価格も高く、さらに工費もかかるため費用はかさみます。

エンジンだけ購入するのではなく、同型の中古車を探して乗り換えたほうが安くなるケースもあります。

エンジンの載せ替えだけでは済まない場合も

新車登録から長い年数が経過している車では、エンジンの載せ替えをしたとしても、周辺パーツの劣化や機能低下が原因で一緒に別の部分も交換しなければならないことがあります。

そういった場合にはエンジンの載せ替え費用だけでなく、他の費用もかかります。

使用している車に愛着があり乗り続けたいという気持ちがないなら、車自体を買い替えた方がコストがかからないでしょう。

車検に通らないことも

現状のエンジンの性能を良くしようと、同型ではないエンジンを載せ替えた場合には、車検に通すのが難しくなります。

なぜなら、その行為自体が「改造」していると見なされてしまうからです。

もしチェーンアップ目的でエンジンの載せ替えをする場合は、それが改造にあたらないかの確認など、特別な知識が必要です。

業者が少ない

エンジンの載せ替えは手間のかかる作業で、高い知識と技術が必要であるため、対応できる業者が少ないのもデメリットです。

 

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エンジンの載せ替えとオーバーホールの違い、費用やメリット・デメリットを解説しました。

エンジンが壊れた場合にはエンジンを載せ替えたり、オーバーホールすることで車を修理することができます。

ただし、エンジンの載せ替えは高額であるため、中古トラック購入を選択する方が費用対効果が高い場合もあります。

余分な修理コストをかけずに廃車を専門としている買取業者に出し、中古車購入の費用にあてる選択肢も検討しましょう。

中古車購入におけるメリットは、やはり価格の安さです。

中古車であれば新車と同様の予算でも対象車種の上級グレードやワンランク上の車を購入することもできます。

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