運送業界の中で活躍する車はさまざま。
常温や冷凍など、運ぶ商品に応じて最適な温度管理ができる車はたくさんあります。そんな中でも箱の中に仕切りがある『ツーエバ(2室式冷凍車)』も、多くの運送業者が使用するトラックです。
そこで今回は、ツーエバの基礎知識やメリットデメリットを解説します。
目次
ツーエバ(2室式冷凍車)とは?
ここでは、ツーエバについて解説します。
ツーエバとは、名前の通り冷凍車の箱内部に仕切りがあるトラックで、前室と後室で荷物を分けて運べることが特徴です。前室と後室に分かれているため、クーリングユニットもそれぞれ設置する必要があります。
前室と後室で一つの冷凍機しか使えない場合もあるので、事前に確認しておくと安心です。
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ツーエバ(2室式冷凍車)のメリット
ここではツーエバのメリットを解説します。
冷凍品と冷蔵品を同時に運送できる
ツーエバは名前の通り冷凍機を2台備えてある食品輸送車です。
そのため、冷凍と冷蔵を同時運送できます。本来なら冷凍食品と冷蔵食品を運送するには、冷凍車と冷蔵車の2台を手配する必要があるので、その分運送コストも上がるのです。
現在ではツーエバが登場したことで、冷凍食品と冷蔵食品を1台で配送することができたのです。
温度管理が徹底できる
ツーエバを使用することで温度管理を徹底できます。
ツーエバなら大幅なコストダウンを実現しながら、広範囲での冷凍品や冷蔵品の運送ができる点が大きなメリット。「冷凍食品と乳製品をまとめて運びたい」など、ニーズにも柔軟に対応できるのです。
ツーエバ(2室式冷凍車)のデメリット
ここではツーエバのデメリットを解説します。
断熱効果が弱いと徹底した温度管理が難しくなる
ツーエバは温度管理面でのデメリットもあります。
長距離運送を行う(長く冷凍機能を使う)時に、中にある仕切りの断熱効果が弱い場合は前室と後室での徹底した温度管理が難しくなるのです。そのため、断熱効果が下がらないよう定期的に確認する必要があります。
前室と後室を固定した後の移動はできない
前室と後室を固定した後に移動できないのもツーエバのデメリットです。
「野菜は沢山積むからこれくらいのスペースが必要」「夏になれば冷凍食品を沢山運ぶからこれくらいは必要かな」ツーエバを使う時には、荷室の割合も計算して荷物を積み込みます。
1度前室と後室を固定すると両室の移動ができないので、購入前にしっかり確認することがポイントです。
ツーエバ(2室式冷凍車)の価格
最後にツーエバの価格を解説しておきます。
ツーエバは近年のネットスーパー人気を受けて、中古トラック市場に多く登場している傾向が見られます。そのため、ツーエバは中古トラック販売店でも多くの車両を取り扱っています。
とある中古トラック販売会社のホームページを見ると、ツーエバの最安値は100万円台・最高値は300万円台でした。車両の程度にもよりますが、前室と後室を設定した後の移動はできないは比較的安く購入できるので、会社として複数台所有するにもハードルは低めです。
中古トラック販売店では予算に応じてツーエバを選べますし、メンテナンスをした上で販売しているので品質も安心です。
まとめ
今回はツーエバ(2室式冷凍車)の基礎知識やメリットデメリットを解説しました。
野菜や冷凍食品、冷蔵品など複数の商品をまとめて配送できるツーエバ。温度管理を徹底した配送を心がければ、運送面でのコストも抑えられるのもツーエバの特徴です。
今回の記事を参考にして、ツーエバの購入を検討してはいかがでしょうか?
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