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アルミバントラックとは?サイズ(2t~10t)やタイプ、荷台寸法を解説

更新日:2023/06/20
アルミバントラックとは?サイズ(2t~10t)やタイプ、荷台寸法を解説

今、物流業界では個人向けの小型荷物が大幅に増えています。中でも、特に人気を集めているのが荷物を汚さずきれいな状態で運べる小型のアルミバントラックです。デリケートな製品を破損させることなく運びたい事業者も多いのではないでしょうか。 アルミバンは、アフターフォローが手厚い中古車販売店で購入するのがおすすめです。この記事では、ご自分に合った「アルミバン」の選び方や購入に役立つ情報をお届けいたします。

 

アルミバントラックとは

アルミバントラックとは、アルミ製の箱型の荷台を装備しているトラックのことです。雨風や直射日光に荷物をさらさず、きれいな状態で運ぶことができるので走行中に荷物が落ちる心配がありません。 アルミバンの荷室は、ラッシングレールとベルトでしっかり荷物を固定できます。また、荷室を施錠できるので盗難防止になります。荷台はアルミ素材で車体重量が軽く、その分より多くの荷物を運べる点も魅力です。

 

アルミバントラックの種類・タイプ

アルミバントラックには、大まかに「2トン・3トンの小型アルミバン」「4トンの中型アルミバン」「10トンの大型アルミバン」の3種類があります。

2トン・3トンの小型アルミバン

小型アルミバンには、荷台の長さが短い「ショートボディ」タイプと荷台の長さが長い「ロングボディ」タイプがあります。 「ショートボディ」の積載量の目安は、単身か夫婦2人世帯の引越し荷物を積める程度です。「ロングボディ」は、大人3人分か子供2人分くらいの引越し荷物を積める程度です。小型荷物の短距離輸送の増加に従って、需要が増えています。

4トンの中型アルミバン

中型アルミバンには、大人3人から4人分の引越しの荷物が載せられます。中型アルミバンは、電化製品や家具を大量に運ばなければいけない引っ越しにおいて多く利用されています。短距離から中距離輸送に対応できるため、需要が高いです。

10トンの大型アルミバン

大型アルミバンの積載量の目安は2世帯の引越しができる程度です。大家族の引越しから建築資材の輸送など、大量の大型貨物を一度に運搬するのに適しています。中距離から長距離輸送に対応できるため、中型と同様に需要があります。

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アルミバンのタイプ

アルミバンの画像

小型アルミバンには、荷台の長さの違う「ショート」「ロング」と車幅が異なる「ワイド」のボディタイプがあります。その他、荷台後部に「パワーゲート」を架装できます。 一般的なサイズの車両を例にした内寸比較表

タイプ荷室長荷室幅
2トン ショート3,000mm 1,750mm
2トン ロング4,300mm1,750mm
2トン ワイドロング4,500mm2,050mm

小型ロングタイプとワイドタイプ

小型アルミバンは、「ショートボディタイプ」「ロングボディタイプ」「準ロングボディタイプ」など、荷台の長さに違いがあります。荷台の幅も、標準より幅の広い「ワイドボディタイプ」があります。

パワーゲート

パワーゲートは、アルミバンの荷台後部に架装できる装置です。「テールゲート昇降装置」とも呼ばれています。ボタン一つで荷揚げ、荷下ろしができるミニエレベーターのようなもので、荷物が重すぎる時や一人だけで作業する時にとても便利です。

 

アルミバントラックの荷台内寸法の目安

アルミバンの荷台サイズは「車両区分」や「ショート・ロング・ワイド」などのボディタイプによって異なります。 実際、トラック販売店で取り扱われている荷室のサイズはさまざまです。目安としての「車両区分」や小型車の「ショート・ロング・ワイド」による荷台サイズは下記の通りです。

車両区分による荷台寸法の目安

大型アルミバンの荷室長は、小型アルミバンの約3倍です。用途に合わせて適切な車両区分を選びましょう。

車両区分荷室長荷室高
小型アルミバン3,150mm前後2,100mm前後
中型アルミバン6,200mm前後2,300mm前後
大型アルミバン9,000mm前後2,500mm前後

小型アルミバン ボディタイプによる荷台寸法の目安

小型アルミバンには、下記のような標準幅とワイド幅のボディタイプがあります。

  • 標準幅:~1,899mm
  • ワイド幅:1,900mm~

※ショートボディは標準幅のみになります。

ボディタイプ荷室長荷室高
ショートボディ~2,999mm2,100mm前後
セミロングボディ3,300mm~3,999mm2,100mm前後
ロングボディ4,000mm~4,899mm2,100mm前後
 

アルミバントラックの運転に必要な免許

2017年の道路交通法改正により、日本国内の自動車運転免許は6つの区分に仕切られ、各区分で運転できる車両総重量や最大積載量が細分化されました。

免許区分による車両総重量と最大積載量

アルミバンは、最大積載量に対して総重量が重くなる傾向にあるため、保有免許で運転できる車両総重量を明確にしておく必要があります。

免許区分車両総重量最大積載量
普通免許3.5トン未満2.0トン未満
準中型免許(5トン限定)5.0トン未満3.0トン未満
準中型免許7.5トン未満4.5トン未満
中型免許(8トン限定)8.0トン未満5.0トン未満
中型免許11.0トン未満6.5トン未満
大型免許11.0トン以上6.5トン以上

最大積載量2トン未満の小型アルミバンは普通免許で運転できることが利点ですが、運転できる車両総重量は3.5トン未満です。3.5トン以上であれば、準中型免許以上の免許が必要となりますので、ご注意ください。

 

アルミバンの修理方法

アルミバンの箱型の荷台を製造、装備しているのはトラックメーカーではなく、架装専門メーカーです。そのため、荷台のへこみや傷などの修理をトラックメーカーに持ち込むと修理代が高額になる場合があります。 架装専門メーカーに直接修理を依頼するのもひとつの手ですが、アフターケアが手厚い中古車販売店に相談することをおすすめします。

 

アルミバンの新車・中古車価格

アルミバントラックの新車・中古車価格を紹介します。トラックの新車は高額のため、中古であれば購入価格が抑えられます。 たとえば、2トントラック(平ボディーショート)の新モデルを新車で買う場合、中古は年式にもよりますが、半額程度にもなります。

車種新車(希望小売価格)中古(本体価格)
ダイナ(トヨタ)4,747,680円 (2019年5月7日発売)680,000円~2,380,000円ほど
エルフ(いすゞ)5,382,720円 (2019年3月12日発売)1,180,000円~3,550,000円ほど

おすすめは、価格が安く納期が早い中古車販売店での購入です。新車を購入する場合は、車体製造時間が必要で納車までにかなりの日数を要することになるでしょう。その点、中古車販売店であれば気に入った車が見つかり次第、納車が可能です。

小型アルミバン販売の一例

ここからは、人気の高い小型アルミバンの中古車価格をご紹介します。市場には、年式が新しく、安全装置が搭載された中古車が多く流通しています。

車種価格年式走行距離
日野デュトロワイドロング258万円3年11月118千km
いすゞ エルフ標準ロング228万円7年4月180千km
三菱ふそうキャンターパワーゲート付458万円R2年12月1千km

※上記は参考情報のため、最新情報はステアリンクのバン車ページをご確認ください。

 

アルミバンの中古車に関することはステアリンクへ

アルミバントラックは、種類がたくさんあり車両価格も高額なだけに、どの車を選ぶかは状況に応じて柔軟に検討することが大切です。 ステアリンクはトラック専門店ならではの充実しラインナップで、幅広いお客様のご要望にお応えできます。アルミバンのご購入をお考えの方は、ぜひステアリンクへご相談ください。

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