トラック・運送・トラックドライバー情報

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フォークリフトについて詳しく解説!

更新日:2024/10/09

大型の倉庫や物流センターでは、商品を高所に保管することが一般的ですが、そのような場合にはフォークリフトを利用して商品の出し入れなどが行われます。

フォークリフトは、重い貨物を持ち上げて運搬する産業機械で、特に倉庫や工場などで広く使用されています。今回はフォークリフトについて詳しく解説していきます。

 

フォークリフトの特徴

フォークリフトは荷役自動車で、油圧を利用して昇降・傾斜ができる特徴的な機械です。その名前は、車体前面に取り付けられたフォーク(貨物運搬用の「ツメ」)に由来しています。

主な動きは、車体前方のフォークを荷物の下部やパレットに差し込んで持ち上げ、運搬することです。重い荷物を持ち上げたまま走行できるため、効率的に大量の重い貨物を移動させることができます。また、マスト(支柱)を伸ばすことで、フォークを上昇させ、車体の高さよりも高い場所に貨物を移動させることも出来ます。

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フォークリフトの種類

フォークリフトにはさまざまなタイプがありますが、代表的な5つの種類は以下の通りです。

カウンターバランス型フォークリフト

最も一般的なタイプで、前輪がハンドル付きの部分にあり、カウンターウェイトが後部に配置されています。フォークを使って貨物を持ち上げる際にも安定性を保ちつつ、荷物を運搬します。

サイドローダー型フォークリフト

側面から荷物を持ち上げることができるタイプで、長い物体の取り扱いに適しています。狭いスペースでの作業に向いています。

スタンドオン/ライドオン型フォークリフト

運転手が乗る場所により、スタンドオン型とライドオン型に分かれます。スタンドオン型は運転席がなく、運転手は横に立って操作します。ライドオン型は運転席があり、運転手が座って操作します。

テレスコピック型フォークリフト

フォークが伸縮するタイプで、高い場所へのアクセスが必要な場合に便利です。屋外や建築現場での使用に適しています。

マニュアルフォークリフト

電動やガソリンエンジンではなく、手動で運搬するタイプのフォークリフトです。人力を使って持ち上げるため、小規模な作業場や狭いスペースでの使用に適しています。

 

運転する際の注意点

事故を防ぐため、運転ルールを順守する必要があります。今回は注意点を2つ挙げます。

必ず有資格者が運転する

1トン以上のフォークリフトは、有資格者のみが運転できます。フォークリフト運転技能講習を受けた者だけが1トン以上のフォークリフトを操作することが認められています。

無資格での運転が発覚した場合、懲役や罰金などの刑罰が科されるので注意しましょう。

制限速度の順守

フォークリフトは一般的に時速10km/hでの走行が推奨されています。最高速度をこれ以上に設定する場合、適切な制限速度を法律で義務付けられています。企業ごとに適正な制限速度を設定し、安全な運転を心掛けてフォークリフトを操作しましょう。

上記2つ以外にも、運転中以外はエンジンを切る、走行中の電話の使用を控えるなどを徹底しましょう。

 

まとめ

安全性が重視されるフォークリフトは、適切な訓練を受けた運転手によって操作されます。運転手はフォークリフトの操作技術や安全な運転方法を熟知し、定期的な点検と保守を行うことで事故や故障を予防します。

また、作業現場では歩行者との注意喚起や周囲の安全確保も欠かせません。フォークリフトの導入により、産業界では効率が向上し、生産性が向上します。安全対策を十分にした上で、フォークリフトを利用しましょう。

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