トラック・運送・トラックドライバー情報

トラック・運送・トラックドライバー情報

4tトラックの中古/新車価格は?寸法や必要な免許、2tトラックとの違いを解説!

更新日:2023/10/30

4tトラックの購入を検討している方の中には「車種が多くてどれが自分にあっているトラックかわからない」「どのくらい荷物を載せられるの?」など、疑問点がたくさん出てきて購入に踏み切れない方もいるでしょう。

4tトラックへの知識を深めて、より自分にあった4tトラックを購入できるように、当記事では4tトラックのサイズや積載量、車種や種類など詳しく紹介します。

 

4tトラックとは?

4tトラックとは?
 
「4トントラック」という名前は一般的な俗称であり、正確には「中型トラック」とも称されます。ただし、「中型トラック」と言った場合、通常は4トン以上のトラック全般を指すことが一般的です。従って、通常は「4トントラック」と呼ばれます。

この「4トン」とは、トラックに積載可能な荷物の総重量の目安を指しており、車両自体の重さではありません。具体的には、4トントラックは「おおよそ4トン程度の積載物が積載可能なトラック」であると理解されています。車両自体の重さを加えると、通常は約8トン前後になるため、これを運転するためには少なくとも中型トラックの8トン限定免許が必要です。

ただし、この「4トン積める」という指標と、「中型8トン限定免許が必要」という情報は一般的な目安であり、車両の形状、総重量、最大積載量によって必要な免許が異なることに注意が必要です。それぞれの国や地域において、適用される法規や免許条件は異なるため、個別のケースに応じて詳細を確認することが大切です。

 

4tトラックのサイズ(寸法)・最大積載量

4tトラックのサイズがどれくらいか、具体的に知っている方は少ないのではないでしょうか?

サイズを理解していると、用途に応じた最適なトラックを選べるようになります。

ここでは、4tトラックのサイズを紹介します。

■4tトラックのサイズ

4tトラックは別名中型トラックと呼ばれます。4tトラックのサイズは生産しているメーカーによって、上記に記載したサイズより前後します。また、荷台を計算に入れると表記されている車高が変わる場合があります。

4tトラックを選ぶ際のポイントは、乗せる予定の荷物より余裕のあるサイズの4tトラックを選ぶことです。余裕のあるサイズのトラックを選ぶことで、荷物の出し入れが簡単になります。

4tトラック購入時は、サイズに余裕を持って選ぶようにしましょう。

4tトラックは大きく分けると5種類に分類されます。1種類ずつ見ていきましょう。

4tトラックのサイズ①標準

標準ボディの4tトラックは、車幅約2.13メートル、全長約7.6メートル、車高約2.7メートルです。

4tトラックのサイズ②ロング

ロングボディの4tトラックは、車幅約2.2メートル、全長約8.6メートル、車高約2.7メートルです。

4tトラックのサイズ③スーパーロング

スーパーロングボディの4tトラックは、車幅約2.2メートル、全長約9.6メートル、車高約2.7メートルです。

4tトラックのサイズ④ワイド

ワイドボディの4tトラックは、車幅約2.5メートル、全長約8.6メートル、車高約2.7メートルです。

4tトラックのサイズ⑤ショート

ショートサイズの4tトラックは、車幅約2.2メートル、全長約6.1メートル、車高約4.4メートルです。

■4tトラックの最大積載量

4tトラックの最大積載量は3〜5t未満です。

最大積載量は荷物だけではなく、車両重量や乗っている人の重量、ガソリンの重量等も含めて考える必要があります。最大積載量を超えた状態で運転をしてしまうと、法律に引っかかってしまい懲役や罰金の対象になります。

最大積載量の定義に留意したうえで、運転するように注意しましょう。

■4tトラックのナンバープレート

4tトラックの規定ナンバープレートは下記の画像の通りです。

4tトラックナンバープレート

1ナンバー(普通貨物トラック)

1ナンバーは、4tトラック(中型)の普通貨物トラックが該当します。平ボディなどの一般的なトラックや、ダンプと解釈してOKです。

8ナンバー(特殊車両)

8ナンバーの4tトラック(中型)は、特殊車両が該当します。例えば冷凍車(冷蔵車)や活魚運搬車など、特定の事業に使うような車両です。
 

4tトラックの種類・車種

4tトラックの車種や種類は幅広く、初めて購入する方にとっては、車種ごとにどんな違いがあるかわかりにくいでしょう。

車種や種類の特徴がわかるように、ここでは4tトラックの種類とおすすめの車種を詳しく紹介します。

■4tトラックの種類

いくつか種類がありますので、下記で詳しく解説します。

4tトラックの種類①ウイング車

側壁を上に跳ね上げ、側面を広く開放することによって、フォークリフトによる貨物の積み卸し作業を簡単に行えるようにしました。

鳥が翼を広げた状態に類似しているため、このように呼ばれています。

→ステアリンクで中古のウイング車の価格・ラインナップを見る

4tトラックの種類②平ボディ

平ボディは使いやすい4tトラックです。

荷台に屋根がないタイプなので、荷物の出し入れが非常に楽です。

一方、荷物が風の影響を受けやすいので、落ちないように注意して運転する必要があるでしょう。

→ステアリンクで中古の平ボディの価格・ラインナップを見る

4tトラックの種類③冷凍冷蔵車

荷台に冷蔵冷凍機能が搭載されているトラックです。

配達で、食材など冷蔵冷凍が必要なもの運ぶ際に重宝されるトラックで、食品配達業車が主に使用します。

→ステアリンクで中古の冷蔵・冷凍車の価格・ラインナップを見る

4tトラックの種類④バン

屋根が付いた荷台を乗せているトラックです。

屋根があることで、荷物を雨や風から守ることができるので、引っ越しなどで汚しては行けないものを運ぶ時にも使用されます。

その他にもウイングボディなどの種類があり、用途によって幅広い選択肢から選ぶことができるのが、バン型トラックの魅了です。

→ステアリンクで中古のバン車の価格・ラインナップを見る

■4tトラックの車種

次に代表的な車種をご紹介します。

4tトラックの車種①三菱ふそう ファイター

三菱ふそうファイター

三菱ふそうファイターは快適な環境で運転できるのが特徴です。

最新のファイターは車内のシートの座り心地はもちろん、操作性の高いステアリングスイッチやシートヒーターが搭載されており、長時間の運転や寒い時期にも快適に運転できます。

長時間運転することが多いトラック運転手にとっては、最高の1台と言えるでしょう。

4tトラックの車種②日野 レンジャー

日野レンジャー

日野レンジャーは安全性に優れた4tトラックです。

トラックは車体が大きい分、運転手から死角になる場所があり、昼夜問わず運転中は注意が欠かせません。最新のレンジャーには歩行者・自転車検知機能が搭載されており、昼間はもちろん、夜間の視界が悪い状態での運転をサポートしてくれます。

また、車体ふらつき警報や車線逸脱警報なども搭載されており、長距離運転で疲労が溜まった運転手が事故を起こさないような機能が充実しています。

安全に運転できる機能が数多く搭載されているので、長距離長時間の運転を安心して行えるでしょう。
 

4tトラックの車種③いすゞ フォワード

フォワード

いすゞフォワードは燃費性能が高い4tトラックです。

いすゞ フォワードは、環境への貢献だけでなく、燃料コストの節約にも一役買う経済的なトラックです。

また、高い安全性能を誇り、先行車や歩行者を検知する「プリクラッシュブレーキ」や死角エリアの対象物を感知し、ドライバーに知らせる「交差点警報」などが装備されています。

さらに、多くのボディタイプが用意されており、大容量の収納スペースを提供するため、多種多様な輸送ニーズに対応可能です。
 

4tトラックはどの免許で運転できる?


4tトラックを運転するには中型普通免許が必要です。

また平成19年6月1日までの普通自動車運転免許を取得した方でも、4tトラックを運転できます。注意点として、平成19年6月2日以降の普通自動車運転免許だと、4tトラックを運転をするには、別途中型普通免許の取得が必要です。

普通自動車運転免許を取得した年によって、4tトラックが運転できるか変わるので注意しましょう。
 

4tトラックの新車・中古車の価格は?

4tトラックの購入をする際、新車で買うか、中古で買うか、悩んでいる方もいるでしょう。

購入のイメージがつきやすいように、ここでは新車と中古車の4tトラックの価格相場を紹介します。

4tトラックの新車価格

新車の価格相場は約1,000万円です。

メーカーや車種によって価格に多少の前後はありますが、1,000万円程みておけば購入できるでしょう。

4tトラックの中古車価格

中古車の価格相場は100〜300万円程です。

1年程度の型落ちモデルや、走行距離が少ないなどの中古車だと300万円〜500万円程になります。それでも、新車よりもかなり低価格で購入できるのが最大のメリットです。

ステアリンクの4tトラックの価格・ラインナップを見る

 

4tトラックと2tトラックを比較

4tトラックと2tトラックの特徴を比較すると、4tトラックの魅力により気づけるでしょう。

ここでは、4tトラックと2tトラックの違いを比較していきます。

最大積載量が違う

2tトラックの最大積載量は「2tから3t未満」、4tトラックの最大積載量は「5t未満」です。

2tトラックと比較すると、4tトラックは多くの荷物を乗せることはできます。乗せる荷物が多い場合は、4tトラックがおススメです。

車体のサイズが違う

4tトラックは2tトラックよりも、車体のサイズが大きくなります。

4tトラックは、大型トラックと小型トラックの中間に位置しており、運転もしやすくある程度の荷物を乗せることができため、引っ越しをはじめとした用途で使われるトラックです。
 

4tトラックの運転のポイント

運転のポイントの画像
4トントラックを運転する場合、普通の自動車と比べてサイズが大きくなるため、運転がより複雑になることがあります。また、資格が増えることも4トントラックの運転の難しさの理由の一つです。

4トントラックを安全に運転するためには、以下のポイントに注意することが重要です。

スピードの出しすぎ

4トントラックを運転すると、運転者の視点が高くなるため、実際に思っている以上に速度が出ていることがよくあります。事故を予防するためには、自分の直感だけに頼らず、速度調整にはスピードメーターを頻繁に確認することが非常に重要です。

右折・左折時

4トントラックは通常、全長が約8メートル前後になるため、普通の自動車と比較して、カーブや右折・左折時に内輪差が大きくなります。急なハンドリングでカーブを曲がったり、右折・左折を試みたりすると、スムーズな操縦が難しく、事故のリスクが高まります。カーブを走行したり、右折・左折を行う際には、ゆっくりとハンドルを操作することが非常に重要です。
 

4tトラックが進入禁止の道路はある?

道路標識の画像
4tトラックは道幅4メートル以内の道路は通れません。

国が指定した交通量が少ない市街地区域極小指定道路や、4tトラックが旋回できない狭い道は進入禁止です。運転前にしっかりとルートを確認して、進入禁止の道路が無いかチェックしましょう。

車体が大きいため、ある程度道幅に余裕のある道路ではないと通れないので運転時には注意しましょう。
 

 

4tトラックは運送会社での利用が多い

運送業の画像
4トントラックは多くの業種で幅広く活躍し、多彩な荷台バリエーションを提供し、多目的に使用されます。

最も一般的な用途は、定期的なルート配送です。主要な運送会社でもっとも頻繁に使用され、引越し業界でも広く採用されています。その理由の一つは、4トントラックにはオプションとしてパワーリフトを取り付けることができ、重い家具や荷物を積み込むのに適しているからです。

冷蔵・冷凍車も需要がありますが、実際には2トントラックの方がより一般的です。これは、冷蔵・冷凍バンを使用すると、最大積載能力が低下するためです。同じ量の荷物を運ぶ場合、2トン車とほぼ同じであるため、多くの運送会社が維持費などを考慮して2トントラックを選択します。

ただし、他の多くの用途では4トントラックが優れています。10トントラックを必要としない場合や2トンの積載能力が不足する場合に、4トントラックが活躍します。

ステアリンクの4tトラックの価格・ラインナップを見る

 
 

4tトラックを購入する際は、ぜひステアリンクで!

ここまで4tトラックのサイズや最大積載量や運転するのに必要な免許、車種などを紹介しました。

初めて4tトラックを購入する場合は、中古車で探すのがおすすめです。

中古車のメリットは、何と言っても価格の安さです。中古車であれば新車と同じ予算で対象車種の上級グレードやワンランク上の車を購入することもできます。

また、納期の速さもメリットです。昨今のコロナ禍で「納期の遅れ」が顕著である新車をよそに、中古車であれば、契約から2週間前後で納車されることも少なくありません。

中古車のデメリットとして考えられる車両のコンディションですが、ステアリンクでは熟練職人による高度な技術で徹底した修理・リメイクを行っています。購入後の保証も充実していますので、契約後も安心してお乗り頂くことが可能です。

ステアリンクで4tトラックの購入を検討してみてはいかがでしょうか?

ステアリンクで中古トラックの価格・ラインナップを見る