トラック・運送・トラックドライバー情報

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2tダンプってどんなの?3tダンプとの違いや代表車種などを紹介

更新日:2023/10/24
トラックの画像

2tダンプはその名の通り、最大積載量が2t程度の車両のことを言います。2tダンプと一口に言っても、具体的な大きさもわからないし、どの自動車免許であれば乗れるのかも正直良くわからない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、種類が豊富で多用途に使える2tダンプの寸法を含めた基本情報、さらには、各メーカーの代表的な車種や価格についてご紹介します。

これから2tダンプの運転手を目指す方や、購入をお考えの方に参考になれば幸いです。

   

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2tダンプとは?

2tダンプとは、ダンプカーのうち、最大積載量が2t程度の車両を指します。

ダンプカーは積載量によって区分され、2tダンプは積載量が2t~4tの「小型ダンプ」に該当します。

油圧装置の力を使い、荷台を傾けることで積載物を一度に降ろすことができる車両を、一般的にダンプカー、又はダンプトラックと言います。

一度積んでしまえば油圧装置の力で積載物を降ろすことができるので、労力と時間も短縮できるのが特徴です。

2tダンプはダンプの中でも特に小型で小回りがきくため、中型以上のダンプが入らない農道や林道のような狭い道でも入って行くことができます。

 

2tダンプの寸法・積載量

それでは、ここからは2tダンプの具体的な寸法や実際の積載量について見ていきましょう。

寸法

2tダンプトラックは長さや幅の違いに応じて、ショート、ロング、ワイドロングの3種類に分類されます。

種類ごとの寸法については下記のとおりです。

項目

ショート

ロング

ワイドロング

全長

4.7m以下

6.0m以下

6.0m以下

全幅

1.7m以下

1.9m以下

2.1m以下

全高

2.0m以下

2.0m以下

2.0m以下

車両運送法における分類

小型貨物

(4ナンバー)

普通貨物

(1ナンバー)

普通貨物

(1ナンバー)

道路交通法における分類

準中型自動車

準中型自動車

準中型自動車

ロングは、ショートより全長が長いことが分かります。さらにワイドロングは、全幅が広くなっているのが特徴です。

ダンプのサイズは、重量が軽い割に容積が大きい荷物や、幅広い荷物を積載したい場合など、用途に合わせて選ぶと良いでしょう。

また、車両運送法では、全長4.7m以下・全幅1.7m以下・全高2.0m以下のダンプを、小型貨物として分類しています。

車両運送法で規定されている全長、全幅・全高、いずれか一つでも超えてしまうと、普通貨物として扱われることになりますので、注意が必要です。

固定費をなるべく抑えたいのであれば、小型貨物として扱われるショートタイプをおすすめします。これは、自賠責保険料と任意保険料、高速道路利用料金が、小型貨物と比較して割高になるからです。

積載量

道路交通法では、ショート、ロング、ワイドロング問わず、すべて「準中型自動車(車両総重量3.5t以上7.5t未満、最大積載量2.0t以上4.5t未満)」に分類されます。

2tダンプは、車両総重量が5.0t未満、最大積載量2.0t以上2.9t未満まで可能ですが、一般的な積載量は2.0t未満です。

最大積載量に幅があるのは、車両装備によって車両重量が変わるためであり、車両総重量から車両重量を引いた分が最大積載量となります。

例えば、車両重量が3.5tであれば、車両総重量5.0tから3.5tを引いた1.5t未満が最大積載量となります。

2tダンプだから2tの荷物を必ず積載できる訳ではない、ということはしっかり覚えておきましょう。

 

   

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2tダンプと3tダンプの違い

ダンプカーの画像

2tダンプと3tダンプは、車両寸法が若干違うだけでどちらも小型貨物に分類されており、一見しただけでは見分けがつきません。

では、何が違うのでしょうか。

2tダンプと3tダンプの明確な違いは、最大積載量です。

2tダンプは、車両総重量5.0tを超えないために、最大積載量を2.0t程度に抑えています。一方、3tダンプの車両総重量は6.0t程度、最大積載量は3.0t程度です。

車両寸法がほぼ変わらない車両にもかかわらず、たくさんの荷物を運ぶことができる3tダンプには一見メリットしかないと感じるでしょう。

しかし、車両総重量が増えることによって自動車重量税が増税され、最大積載量が増えることによって自動車税も増えます。結果、2tダンプと比較して維持費が余計にかかってしまうデメリットもあります。

そのため、使用用途・積載予定の重量に合わせて、2tダンプにするか3tダンプにするかを決めましょう。

 

2tダンプの運転に必要な免許

2tダンプを運転するためには以下の免許が必要です。

  • 5t限定中型免許(車両総重量5.0t未満かつ最大積載量2.0t未満)
  • 準中型免許(車両総重量3.5t~7.5t、かつ最大積載量2.0t~4.5t未満)

準中型免許を取得していない方で2tダンプの運転ができるかどうかは、普通免許をいつ取得したかによって異なります。

普通免許取得時期

免許証の表示

2tダンプの運転

平成19年6月1日以前に取得

中型は中型車(8t)に限る

平成19年6月2日~

平成29年3月11日に取得

準中型で運転できる

準中型車は準中型車(5t)に限る

一部可能 ※1

平成29年3月12日以降に取得

普通

×

※1:車両総重量5.0t未満かつ最大積載量2.0t未満のダンプに限ります。

上記表のように、平成19年(2007年)6月2日~平成29年(2017年)3月11日の期間において普通免許を取得した方は、一部の2tダンプを運転することができません。

安心して2tダンプを運転したい方は、準中型(総重量5t未満)の限定解除をするために準中型免許を取得しましょう。

 

2tダンプの代表車種と新車・中古車価格

2tダンプの代表的な国内メーカーは、3社あります。

いすゞ「エルフ」、日野「デュトロ」、三菱ふそう「キャンター」が2tクラスの代表的な車種です。

それぞれ特徴を見ていきましょう。

いすゞ「エルフ」

いすゞダンプの画像

いすゞ「エルフ」は、安全装備が充実しています。

車両が衝突の危険を察し、警報音を鳴らしたり、緊急ブレーキをかけるプリクラッシュブレーキを採用しているため、大事故の回避に繋がります。

2tダンプの新車価格と中古車価格は以下のようになります。

新車価格

4,988,000円~

中古車価格

約2,000,000円

新車価格は、ショート平ボディタイプ、標準キャブのものです。車両登録費用などは含んでいない価格のため、実際の購入価格とは異なる可能性があります。

中古車価格になると、年式や走行距離によっても異なりますが、大半が半額以下の値段になります。

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日野「デュトロ」

日野「デュトロ」は、長時間の運転でも疲れにくい工夫が施されています。

具体的には、視認性が格段に良くなったコンビネーションメーターにより、運転に集中できることや、腰への負担を軽減する座席シートを採用しています。

人口工学に基づいた、ドライバーへの負担を軽減する仕組みが特徴です。

2tダンプの新車価格と中古車価格は以下のようになります。

新車価格

4,910,544円~

中古車価格

約2,300,000円

ショート平ボディタイプ、標準キャブの新車価格を記載しております。車両登録費用や消費税等は含んでいない目安価格のため、実際の購入価格とは異なります。

デュトロの中古車は、エルフよりは高額で取引されることが多いようです(車検の年数やオプションによって異なります)。

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三菱「キャンター」

三菱ふそう「キャンター」は、小型国内トラックに、初めて巻き込み事故を防ぐ装備のアクティブ・サイド・ガード・アシストを導入したことでも話題となっています。

ダンプなどは左折する際に左サイドが死角になりやすくなるのですが、自転車や歩行者が左サイドに近づいたことを知らせるブザーと警告灯で事故を防ぎます。

2tダンプの新車価格と中古車価格は以下のようになります。

新車価格

4,917,000円~

中古車価格

約1,800,000円

ショート平ボディタイプ、標準キャブの新車参考価格です。車両登録費用や消費税を除いており、あくまでも目安価格のため、実際の購入価格とは異なります。

新車価格の最低額は、日野のデュトロとあまり変わりません。しかし、年式が古いものだとやはり中古車価格は低くなってしまうのは各社共通のようです。

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中古の2tダンプならステアリンクで!

2tダンプの新車価格は、約500万円と高めの傾向にあります。そのため、お得に入手するには中古車を購入する方がおすすめです。

中古車でも状態が良いものは数多くあり、比較的安値でお得に購入することができます。

ステアリンクなら、2tダンプはもちろん、トラックも各社メーカーの中古車を豊富に取り扱っています。

ステアリンクは、日本全国の運送会社と直接取引を行っているため、中間マージンが発生しないため、状態の良い中古車を、お値打ち価格で提供することが可能です。

また、店舗に在庫が無い車両でも全国ネットワークを駆使し、希望に合った車種を探すことができます。

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