トラック・運送・トラックドライバー情報

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何年乗ったら買い替えるべき? トラックの買い替え年数の目安

更新日:2023/06/23

トラックの買い替え時期はトラックの寿命年数をベースに、買い替えのタイミングを見極めることが大切です。最も得をする買い替えのタイミングはいつなのか、またどんな方法で買い替えるべきなのかについて解説します。

 

トラックの寿命年数

トラックの寿命年数は何年くらいなのでしょう。全日本トラック協会によると、2010年におけるトラックの「平均使用年数」は、普通トラック14.87年、小型トラック11.92年となっています。平均使用年数とは新車で初めて登録してから廃車登録をするまでの期間のことです。
公開されているデータによれば、平均使用年数は1975年から2010年までほぼ毎年右肩上がりで延び続けているので、現在ではさらに長くなっている可能性があります。一般的には、トラックの寿命は10年~15年と考えれば実態と大きな違いはないでしょう。

トラックの寿命年数は通常の乗用車よりも長いといわれます。乗用車は10年で走行距離10万kmが一つの目安とされます。トラックの場合、年数はそれほど変わらなくても、距離は30万から40万km走っていても現役ということがめずらしくありません。大型トラックであれば70万kmから100万km走ることも可能です。

トラックの寿命が長い理由は、エンジンが大きいこと、メンテナンスや修理がしやすい構造になっていること、そして普段から長距離を走ることが多いため、発進と停止を細かく繰り返すよりも逆にエンジンなどに負担がかからないためといったことが考えられます。

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トラックのおすすめ買い替えタイミング

寿命を考慮に入れると、トラックの買い替えのタイミングは10年をギリギリの目安にするべきです。寿命までまだ少し期間があるとはいえ、10年を過ぎると査定価格が大きく下がってしまいます。ある程度、高価買取を狙うのであれば、買い替えは7年から9年目くらいで実施することをおすすめします。

 

買い替えタイミングを逃してしまったときのリスク

7年~9年を過ぎてしまって買い替えタイミングを逃すと、査定価格が下がる以外にもリスクが生じます。十分な整備をすればまだ走る……というのは、逆にいえば定期的にマメなメンテンスをしなければ安全走行が難しいサイクルに入っていくということです。

エンジンの調子が悪くなるとオイル漏れなどが起こり、修理代に20万円前後かかってしまいます。もしもエンジンのオーバーホール、載せ替えをするとなれば、その費用は100万円から数100万円に膨れ上がるでしょう。10年を過ぎる頃にはトラックはどんどんメンテナンス費用、ランニングコストがかさむようになります。

また、排気ガス規制の問題もあります。排気ガス規制は年々、条件がきびしくなっており、古いトラックはその規制に引っ掛かってしまう恐れがあります。

 

トラックをお得に買い替えるには

トラックを買い替えるときは、現在所有しているトラックを処分(廃車)するか、下取りに出すか、買取業者に売却するという方法があります。このうち、処分は廃車手続きを行った上で解体業者に依頼することになり、何か理由がない限り、あまり得な方法とはいえません。

このように、トラックを買い替えるときは、結果的に最も得をすることになるタイミングと方法が存在します。自分の状況に合わせて、リスクの少ないタイミング、方法を選ぶようにしましょう。

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