大型トラックの4軸と3軸の違いをご存じでしょうか。軸数の数え方は、トラックを横から見た時のタイヤの数で決まります。
タイヤが4つあれば4軸車、3つあれば3軸車ということです。では他に4軸と3軸にはどんな違いがあるのかみていきましょう。
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4軸と3軸では何が違うのか?
4軸と3軸の違いはタイヤの大きさです。
4軸車はタイヤの径を小さくしている分、低床で、積載体積が大きくなるため、荷物を大量に運ぶ際や、背の高い荷物を運ぶには有効です。
それに対して3軸車のタイヤは大きいため、荷台の床の高さが地上から見て高くなりますが、耐えられる重量(許容荷重)が大きくなります。
3軸はリアオーバーハングが小さいことから、荷崩れが抑えられるものの、小回りが苦手なため、決まった道のみを走る定期運行する貨物には有効ですが、一般貸切には不向きです。
一般的に4軸車を「4軸低床」、3軸車を「3軸高床」と呼びます。
なかには3軸でもタイヤの小さい車で「3軸低床」というのもありますが、「4軸低床」や「3軸高床」よりも車両総重量が少なくなり、結果的に積載量も少なくなります。
ではなぜ床を低くするのかというと、道路運送車両法で道路を走る車の高さは3.8m以下と決められているため、荷台の室内高さを確保するには床を下げるしかないという理由です。