トラック・運送・トラックドライバー情報

トラック・運送・トラックドライバー情報

イモビライザーの誤作動が起こる原因と対処方法

更新日:2023/06/14

イモビライザーは防犯対策として使います。

ただ、中には作動を起こしてエンジンが掛からなくなったりアラームが鳴るということもあります。では、なぜイモビライザーが誤作動するのでしょうか?

今回は、イモビライザーの誤作動原因や誤作動時の対処方法を解説します。

 

イモビライザーとは?

イモビライザーは、自動車の盗難を防止するためのセキュリティシステムです。

車両に搭載されたキーとエンジン制御ユニット(ECU)との間で暗号化された通信を行い、正しいキーが挿入された場合にのみエンジンを始動できるようにします。イモビライザーは、車両のキーにチップを内蔵し、エンジン制御ユニットにも同じチップを内蔵しています。

キーをエンジンスイッチに挿入すると、エンジン制御ユニットがキーにあらかじめ登録された情報と照合し、正しいキーであることを認識するとエンジンを始動させるようになっています。盗難者が車両に侵入してエンジンを始動しようとしても、正しいキーがなければエンジンは始動しません。

また、イモビライザーには盗難を検知する機能も備わっており、不正な操作が検出されるとアラームが作動するなどの対策が取られています。多くの自動車にイモビライザーが搭載されており車両盗難の防止に役立っています。

【ステアリンク】中古トラックの価格・ラインナップはこちら

 

イモビライザーの誤作動による症状

ここではイモビライザーの誤作動による症状を解説します。

エンジンがかからない

セキュリティーアラームが搭載されているイモビライザーも多く見かけます。

この場合は正しいキーを使ってもエンジンがかからず、セキュリティランプが点灯することがあります。また、エンジンがかかってもすぐに止まってしまうこともあります。

セキュリティランプの点滅

イモビライザーの誤作動により、セキュリティランプが点滅することがあります。

この場合、エンジンは正常にかかる場合もありますが、セキュリティランプが点滅し続けるため、不安を感じることがあります。この場合、イモビライザーのリセットを行う必要があります。

バッテリーが上がる

イモビライザーの誤作動により、バッテリーが上がることがあります。
イモビライザーが誤作動を起こすと、エンジンがかからないため、何度もエンジンスターターを操作することになります。これにより、バッテリーが上がってしまうことがあります。
 

イモビライザーが誤作動した時の対処方法

ここでは、イモビライザーが誤作動した時の対策方法を解説します。

イモビライザーのリセット

最初に試すべき対処方法は、イモビライザーのリセットです。

イモビライザーのリセット方法は車種によって異なりますが、一般的にはキーを数回挿し外ししたりバッテリーを一定時間外したりすることでリセットできます。車両の取扱説明書を参照して、正しい方法でリセットを行ってください。

イモビライザーの再設定

イモビライザーのリセット後にエンジンがかからない場合は、イモビライザーの再設定が必要です。

再設定方法は車種によって異なりますが、一般的には、イモビライザーキーを使って再設定を行います。具体的な方法は、車両の取扱説明書を参照してください。

メーカーのサポートに相談

イモビライザーが誤作動した場合、リセットや再設定を行っても解決しない場合は、メーカーのサポートに相談することが必要です。
メーカーのサポートセンターに問い合わせたり、正規ディーラーに持ち込んで修理を依頼することができます。しかし、修理には費用がかかる場合があるため、保証期間内であれば保証修理を利用することも検討してください。
 

まとめ

今回は、イモビライザーの誤作動原因や誤作動時の対応方法を解説しました。

イモビライザーは優れた防犯装置ですが、誤作動が起きる場合もあります。誤作動の原因や解除方法を知っておくと、焦らずに落ち着いて対応できるので覚えておくと便利です。

【ステアリンク】中古トラックの価格・ラインナップはこちら