4トントラックは、非常に利便性が高く、1台持っていればいろいろな形で活躍できるトラックです。
しかし、そこはやはりトラック、高価な買い物であることは変わりません。
もちろん、価格は新車と中古車で変わりますが、一度お試しで使ってみたい人にはレンタカーという方法もあります。
では、どれぐらいの費用がかかるのでしょうか。
ここでは4トントラックの新車・中古車価格の比較と、レンタルする場合の金額について説明します。
新車と中古車の金額とできることの違い
4トントラックを購入する場合に、新車で購入するか中古車で購入するかの2パターンがあります。
気になる価格ですが、新車であれば、荷台形状にもよりますが、だいたい1,000~1,500万円前後と非常に高額です。
これには理由があり、安全性能の装備の関係で、高額になっているのです。
衝突被害軽減ブレーキに使われるミリ波レーダーや、ABS(アンチロックブレーキシステム)などがそれにあたります。
一方の中古車価格は、年式や走行距離、荷台形状にもよりますが、200〜700万円が平均価格です。
これよりも高いトラック、低いトラックもありますが、だいたいこのぐらいがボリュームゾーンだと覚えておきましょう。
新車と中古車の大きな違いは、自費でカスタマイズをする必要があるかないかです。
新車の場合、必要な装備がついていなければ、車両購入後に自費でカスタマイズをする必要があります。
しかし、その分長く使えるというメリットがあります。
中古車の場合は、以前同業者が使っていたなどの理由で、必要な装備が最初からついていることも珍しくありません。
反面、車体、荷台部分共に使い古されていることに変わりはないので、購入前の確認や購入後のメンテナンスは
新車よりも必要になります。
なお、整備に関しては、ディーラーでも民間整備工場でもどちらでも可能です。
ただし、ディーラーの場合は、他社のトラックを断ることもあるため、事前に問い合わせておくことをオススメします。
レンタカーで借りる場合の価格相場
4トントラックを購入するか悩んでいる場合や、短期でしか使わない場合は、レンタカーとして借りることもできます。
特に、導入するかどうか悩んでいる場合には、一度レンタルをしてみて判断するのもいいでしょう。
レンタカーなので、借りる期間によって金額が変わることはもちろんですが、荷台形状によっても価格は変わります。
以下に、1日レンタル時の値段と荷台形状によるレンタル相場を記載してみました。
特装車である塵芥車や散水車は、レンタカー会社の所有台数が少ないこと、レンタルの回数が少ないことから、
「要相談」となっている場合もあります。
もし利用を検討している場合は、一度在庫があるかどうかを含めてレンタカー会社に問い合わせてみるといいでしょう。
購入とレンタルのどちらがお得か?
4トントラックを購入するのとレンタルするのでは、どちらがお得なのかは、維持費の問題で重要な要素です。
これについては、どちらがお得かと言われると「利用状況による」というのが結論になります。
長期間利用する、事業所として導入するというのであれば、購入のほうが安くなります。
車検・点検費用や車両税、自賠責、燃料代などの維持費もかかりますが、使用する年数によってはレンタルよりも安
く済むのです。
導入前提で4トントラックを探しているのであれば、新車・中古車問わず購入することをオススメします。
もし、導入を急いでいるのであれば、中古車での購入がオススメです。
新車で4トントラックを購入すると、購入後に架装が行われるため、納期が遅くなってしまいます。
また中古車は、最初から出来上がっているため、購入手続きをして必要書類を提出すればすぐに納車されますので、
とてもスピーディーです
一方で、短期のみの利用で考えているのであれば、レンタルをオススメします。
わざわざ中古車を購入しても、維持費がかかりますし、放置していれば、いざ必要になったときにはバッテリーが
上がってしまっているという事態なりかねません。
スポットでしか利用しないのであれば、レンタカーでの利用がいいでしょう。